40兆円越を運用するスイスの大手銀行が仮想通貨産業への参入を発表

40兆円越を運用するスイスの大手銀行が仮想通貨産業への参入を発表

スイスにて富裕層向け資産運用サービスを提供する大手銀行のジュリアス・ベア(Julius Baer)は2月26日に仮想通貨産業への参入を発表しました


ジュリアス・ベアは1890年に創業されたスイスの3大プライベートバンクの一つで、運用額は3820億フラン(約42.8兆円)に達します

同行はスイスで仮想通貨事業を手がけるSEBAに出資を行い、カストディおよび資産運用などの仮想通貨関連サービスを今後提供していくと発表しました。

SEBAは現在スイス金融市場監督局(FINMA)に銀行業および証券業のライセンスを申請している段階にあり、今後認可されれば規制に準拠した事業の展開が可能となります。

SEBAのCEOを務めるGuido Buehler氏は発表の中で以下のように語っています。

「私たちはJulius Baerを投資家として受け入れる事を非常に光栄に思います。SEBAは仮想通貨市場への安全で簡単なアクセスを規制に完全に準拠した環境下で提供します。SEBAとJulius Baerの提携は間違いなくお互いに、そして顧客にとっての価値を生み出すでしょう。」

CRYPTO TIMESでも報じているように、スイスは仮想通貨に対して前向きな姿勢を示しており、法整備や低税率など環境も整っています。

このような環境から大手銀行が参入する事で、市場への資金流入も見込まれており、ジュリアス・ベアの今後の同行に注目が集まっています。

記事ソース: Julius Baer, Bloomberg

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