MetaMask(メタマスク)の使い方まとめ!入出金・トークン追加もかんたん利用

2024/02/24・

さっちゃん

MetaMask(メタマスク)の使い方まとめ!入出金・トークン追加もかんたん利用

大切な仮想通貨の資産はウォレットに入れて管理することが大切です。

取引所に預けたままにしておくと、コインチェック事件のようなハッキングに巻き込まれたりすることも…

こちらでは、イーサリアムウォレットが一括管理できるMetamask(メタマスク)のインストール方法、基本的な使い方についてまとめています。

一度使い方を覚えてしまえば、Metamaskなしでは困る!というくらい便利なものなので、この機会にぜひインストールしてみてください。

MetaMask(メタマスク)のインストール方法を解説

まずMetaMaskの公式ページにアクセスします。(MetaMaskは現在Chrome、Brave、Firefox、Edgeの4つのブラウザに対応しており、今回はChromeを例にして解説します。)

またスマホアプリからでも利用可能になります。ぜひこちらの記事をご覧ください。

まず、公式HPの「Download for (Chrome)」をクリックしてブラウザに直接インストールしましょう。

chromeウェブストア上でMetaMaskが表示されるので「Chromeに追加」をクリックします。Chromeから確認のポップアップが表示されたら「拡張機能を追加」をクリックしましょう。

ダウンロードが完了すると、サイト画面が切り替わりMetaMaskが起動します。利用規約の同意にチェックを入れ、「新規ウォレットを作成」をクリックします。(既存ウォレットのインポート方法は後述します)

その後、使用データ収集のお願いが表示されるので、問題なければ「同意します」をクリックします。

続いて、パスワードを作成します。新しいパスワードと確認用パスワードを入力し、チェックボックスにチェックを入れたら、「新規ウォレットを作成」をクリックします。
*ここで作成したパスワードは今後同じデバイスでMetaMaskのロックを解除する際に必要となるので、忘れないよう紙に書いて保存するなど、しっかりと保管しておきましょう。

パスワード作成が完了すると、ウォレット保護のための重要な案内が表示されます。表示される動画を視聴し、画面下部の説明文を読み、シークレットリカバリーフレーズの保管とウォレットの保護について理解しましょう。完了したら「ウォレットの安全を確保(推奨)」をクリックします。

次に、シークレットリカバリーフレーズの表示と書き留めを行います。表示されている注意書きをよく読み、「シークレットリカバリーフレーズを確認」をクリックします。12個の英単語から成るシークレットリカバリーが表示されるので、正確に書き留めましょう。
*シークレットリカバリーフレーズは金庫における「鍵」のような存在で、作成したウォレットにアクセス出来てしまう非常に重要なものです。必ずオフラインでしっかりと保管しておきましょう。

書き留めが完了したら、次の画面ではシークレットリカバリーフレーズの確認を行います。画面の指示に従って確認を行いましょう。

問題なく確認できたら、ウォレットの作成が完了となります。ここでも表示される注意書きをあらためて確認しておきましょう。

ウォレット作成完了の画面で「了解」をクリックすると、以下のようなホーム画面が表示されるはずです。これでMetaMaskを利用できるようになりました。おつかれさまでした!

MetaMask(メタマスク)のバックアップ・復元方法を覚えておこう

MetaMaskが無事にインストールできたら、次は万が一の時のバックアップ方法を覚えておきましょう。

これを知らなければ万が一PCが壊れた時、買い換えた時に対応できなくなってしまいます。

MetaMask(メタマスク)のバックアップ・復元方法!SEEDを必ず控えよう

MetaMask自体のバックアップは、インストールしたときの12単語(SEED)がすべてです。MetaMaskはGoogleChromeの拡張機能なので、誤って削除してしまうと残高などが全て消えてしまいます。

では、実際に12単語を使用して復元してみます。

まず前述の方法でMetaMaskをインストールします。

MetaMaskが起動したら「既存のウォレットをインポート」をクリックします。

その後、使用データ収集のお願いが表示されるので、問題なければ「同意します」をクリックします。

続いて、シークレットリカバリーフレーズを確認します。12個の英単語を入力し、「シークレットリカバリーフレーズの確認」をクリックします。
*12個の単語はウォレットにアクセスできる鍵の役割を果たすので、自分がアクセスしているサイトがMetaMaskの公式サイトかどうかを今一度確認することを推奨します。

問題なく進んだら、新規ウォレット作成時と同じくパスワードを作成します。新しいパスワードと確認用パスワードを入力し、チェックボックスにチェックを入れたら、「ウォレットをインポート」をクリックします。

これでウォレットの復元(インポート)が完了です。「了解」をクリックすると、MetaMaskのホーム画面へ移ります。

MetaMask(メタマスク)で管理している各ウォレットのバックアップ・復元方法も知っておくと安心

MetaMaskで管理している、各ウォレットの復元方法を紹介します。

秘密鍵をエクスポートする

最初にウォレットアカウントの秘密鍵をエクスポートします。

アカウント名右横の「︙」アイコンをクリックして、表示されるメニューの中から「アカウントの詳細」をクリックし、次の画面で「秘密鍵を表示」を押しましょう。

続いてパスワードを入力し「確認」をクリックすると、秘密鍵に関する注意書きが表示されます。内容を確認したら、「長押しして秘密鍵を表示します」をクリックします。秘密鍵が表示されるため、安全に保管しましょう。*紛失した場合、復元不可能となるなので注意が必要です

ウォレットをインポートする

各ウォレットの復元方法です。

上部のアカウント名(デフォルトでは「Account 1」)をクリックしてから、「Add account or hardware wallet(アカウントもしくはハードウェアウォレットを追加)」をクリックします。

続いて、「アカウントをインポート」をクリックしたら、「秘密鍵」を選択し、下の入力ボックスに秘密鍵を入力して、「インポート」をクリックします。これでインポートが完了です。

MetaMask(メタマスク)の基本的な使い方を解説!シンプルで使いやすい

MetaMaskのインストール、バックアップのための基本操作ができたら、実際に使ってみましょう。

一番基本になる入金・出金の方法についてまとめています。

MetaMask(メタマスク)にETH・トークンを入金(アドレスを確認)する方法を確認しよう

アカウントの下の英数字部分をクリックすると自動でアドレスがコピーされます。

また、「︙」アイコンの設定ボタンから「アカウントの詳細」をクリックすると表示されるQRコードを読み取ることで、送金画面で自動的にアドレスが入力されます。

Point
ERCトークンも上記のアドレスに入金して問題ありません。

MetaMask(メタマスク)から送金(出金)する方法を確認しよう

「送金」をクリックします。

表示される入力ボックスに送金先アドレスを入力します。右側のスキャンアイコンをクリックすると、PCのカメラを使用してQRコード読み込みによる送金先アドレス入力が可能です。

送金先アドレスが入力されると、自動的に送金内容設定の画面に移行します。アセット(送金する通貨)と金額を入力し、ガス代(手数料)や合計金額をよく確認し、問題なければ「次へ」をクリックします。その後トランザクションが作成されれば送金は完了となります。

MetaMask(メタマスク)にERCトークンを追加してみよう

MetaMaskはイーサリアムのウォレットを管理できるため、当然ERCトークンの保管も可能です。

しかし、MetaMaskに入金すれば自動的に残高が反映されるわけではなく、自分でトークンを追加する必要があります。

ここからはMetaMaskでイーサリアム系トークンの残高を確認する方法について紹介していきます。

EtherScanで必要な情報を取得する

こちらでは例としてCrust Network(CRU)のトークンを追加してみます。

まずはEtherScanというサイトからトークンを追加するために必要な情報を取得します。サイトトップの検索ボックスからトークンの名前を検索しましょう。

トークンを検索すると、以下の画像のような画面になります。MetaMaskにトークンを追加するために必要なのが赤枠で囲んでいる「TOKEN CONTRACT」に続くアドレスですので、こちらをコピーしましょう。アドレスの右横にあるアイコンをクリックすれば自動でコピーされます。

EtherScanの情報を入力してトークンを追加する

コントラクトアドレスのコピーができたら、MetaMaskを開き、トークン残高一覧を下にスクロールして「トークンをインポート」をクリックします。

「カスタムトークン」を選択し、「トークンコントラクトアドレス」と表示されている入力ボックスに先ほどコピーしたコントラクトアドレスをペーストします。入力できたら「次へ」をクリックします。

最後にトークン追加の確認をされるので、間違いなければ「インポート」をクリックしましょう。

トークンがきちんと反映されていると、残高とシンボルが表示されるようになります。もしうまくいかない場合は、入力にミスがないかを確認してみてください。

また、「カスタムトークン」を選択した手順で、そちらを選ばずに「検索」からそのままトークンが追加できるケースもあります。ある程度メジャーなトークンの場合は「検索」から追加するとEtherScanへアクセスする手間が省けますよ。

【補足】トークンを追加するタイミングについて

MetaMaskへのトークンの反映(追加)自体は、あとから(入金後に)行っても大丈夫です。

先に入金してしまったけどどうしよう…と焦る必要はありません。

MetaMask(メタマスク)でトークンのスワップをしてみよう

MetaMaskでは、アプリ内でトークンのスワップ(交換)が行えます。

まずはMetaMaskのアプリトップ画面で「スワップ」をクリックします。

スワップしたい通貨と量を選択して、ガス代に問題がなければ「スワップ」をクリックします。

しばらく待つと、以下の画像のように待ち時間が表示され、一定時間経過後に完了した旨が表示されます。これでスワップは完了となります。

近年ではMatic(Polygon)へ対応するプロジェクトが増えています。以下の記事ではPolygonネットワークに接続する方法を解説していますので、MetaMask(メタマスク)の使い方をマスターした方はぜひご覧ください。

【まとめ】MetaMask(メタマスク)で資産を安全に管理しよう

MetaMaskのインストール方法から基本的な使い方についてまとめました。初めは戸惑うかもしれませんが、一度覚えてしまえばMetaMaskの便利さに気が付くはずです。

資産を安全管理できるのはもちろんですが、DEXを使うとき、ICOに参加するとき、エアドロップに参加するときなど、MetaMaskが便利な場面はたくさんあります。ぜひこの機会にMetaMaskの使い方を覚えておきましょう。

また、メタマスク (MetaMask) の新機能「Portfolio (ポートフォリオ) Dapp」を利用すれば、すべての資産をひと目で管理できることが可能です。Portfolio Dappの概要や機能、使い方が気になる方はこちらの記事ををご覧ください。

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