Microsoftが悪質マイニングを防止するEdgeブラウザ機能を開発中

Microsoftが、ユーザーの許可なく勝手にマイニングを行うスクリプトをブロックするEdgeの機能を開発中です。

2月1日、Microsoftは近年多発しているユーザーに無許可でマイニングを行うウェブ上のプログラムに関する問題を指摘し、「Egdeのユーザーは間も無く（無許可のマイニングの）脅威を心配することなくウェブを楽しむことができるようになる」と発表しました。

同社のトッププログラムマネージャーであるEric Lawrence氏は、自身のTwitterで「SmartScreenやSafeBrowsingもマルウェアをブロックする。しかし、新たに開発中であるEdgeのマイニングブロック機能はそれをさらに上回る」とコメントしています。

Base SmartScreen and SafeBrowsing both block malware. The feature shown here goes further by optionally blocking downloads that contain potentially unwanted (but not technically malware) code– think a utility app that also bundles in a crypto miner or notification spammer.

— 🎻 Eric Lawrence (@ericlaw) January 31, 2020

新たに開発される機能は、マイニングを許可するかどうかをユーザーが任意で決定できるようになっています。

先日問題になった、コービーブライアント氏の写真を用いたマイニングスキャムなどもあり、マイニングブロック機能を搭載したブラウザの需要が高まると見られます。また、同スキャムはマイクロソフトが発見したものであり、この事件を受けて今回のブラウザ機能の開発を開始したと考えられます。

記事ソース：マイクロソフト