兼業トレーダーえむけんの仮想通貨市場分析!【5月15日】
Crypto Times 編集部
みなさん、こんにちは!えむけん(@BinaryMkent)です。
コロナに緊急事態宣言と散々なGWでしたが、みなさんいかがお過ごしでしょうか?
誠に勝手ながら、前回の更新をお休みさせていただいたのですが、その間に海外FX取引所再大手のBitMEXが日本向けの提供停止を表明したり、国内大手取引所のbitFlyerがCM放映を再開したりと、ファンダ的な動きがかなり多く見られましたね。
さて、ビットコインは4月に入って以降、大きく上昇傾向にありますが、こんな時こそ万が一の状況や今後の展開予想を立てておくことが大切です。ある程度予想できていたのとそうでないのとでは、その後の判断も大きく異なりますからね。
ということで、今回も早速、BTCの分析から進めていきましょう。
目次
BTCチャートの分析
BTCチャート(長期)
こちらが、現在のBTC(日足)になります。まずは少し、ここまでの流れを遡って見てみましょう。
まずは、昨年の7月以降、黄色チャネルを形成して下落を続けてきたBTCでしたが、昨月の初め頃にこの黄色チャネルを上抜けしました。
チャートを見れば分かる通り、このブレイクは2度目のブレイクなのですが、その後、白チャネルを形成しながら安定的な上昇を見せ、さらにSMA200(赤)の上抜けと同時に勢いづき、現在はチャネル上にて推移を続けています。
そして、チャートにもあるように、直上には前回の黄色チャネルブレイク時に天井となった10300ドル(白ゾーン)を控えている状態です。
ここからも分かる通り、直近の中期トレンドについてはチャネルを上抜け、そのチャネル上にて推移するほどですから、かなり勢いを持った上昇トレンドだと思われます。しかしながら、上も上で硬い価格帯が控えているため、ここから再度急上昇!といった楽な展開にもならないでしょう。
これらを踏まえると、長期足は「様子見がベター」といった状況ですね。
それでは次に、少し拡大して中期チャートの分析に移りましょう。
BTCチャート(中期)
こちらが中期チャート(4時間足)になります。
こちらを見れば分かるように、ここまでチャネル・チャネルセンターラインに沿ったきれいな上昇をしていますね。
しかしながら、チャネル上限の上抜け後にはこれまでの安定的な上昇とは打って変わって、どこか「上げ急いでいる」ような印象を抱きます。
直近では、何とかチャネル上限にて押し目作りを終えていますが、その後の急上昇も「そのまま、10300ドルの突破は無理でしょ」といった様子です。
その分、上も下も硬いといった状況なのだと思われますが、ボラティリティが高い分、怪我をしてしまう可能性も高いため、今は極力ポイントを絞って触っていくのがベターといえるでしょう。
では、これらを元に現状から考えられる今後のシナリオ、その考察に移りましょう。
BTCチャートの総評
さて、それではBTCチャートについてまとめていきましょう。今回想定されるシナリオはざっくり3通りです。
- チャネル上限下抜け(橙)
⇒短期レンジ推移へ - チャネル上限下抜け(赤)
⇒チャネル下限へ - チャネル上限にて押し目形成(青)
⇒アセンディングトライアングルへ
可能性としては、やはり中期上昇トレンドの勢いも強いですし、一気に急降下というよりは、橙シナリオのような一時チャネル内に回帰して落ち着いた推移を見せる展開が最も高いと思われます。
もちろん、青シナリオのように、チャネル上限を押し目にアセンディングトライアングルを形成して推移していく展開も考えられますが、これは現在の価格帯での売りが分厚いだけあって、やや現実味にかけるかなと見ています。
またその場合、直近の価格帯でロングを貯め込んだまま10300ドルブレイク、といった形になりますので、ブレイクからのダマシ下げとなる可能性も考えられます。(近い価格にてロングが溜まっていればいるほど、下げたときのロングの投げ売りが想定されるため)
これらを踏まえると、ここは橙シナリオや赤シナリオのように、無理なく一度下落してくれた方が今後10300ドルを抜けやすい展開になるのでは?と見ています。
では、次にアルト市場を分析していきましょう。
ドミナンス分析
ドミナンスチャートに関しては、「Trading View」を参考することにしております。(外部リンク:https://jp.tradingview.com/markets/cryptocurrencies/global-charts/)
BTCドミナンスは価格上昇の背景もあり、やや上昇傾向にありますが、さほど急激な変化は見られませんね。
それでは少し拡大して、主要アルトのドミナンス推移を確認してみましょう。
BTCの価格上昇の背景には、主要アルトのドミナンス収縮が見られましたが、その中でも「USDT(紫)」がBTCの上昇と同時期に急上昇を見せています。
これは、これまでにも何度かお話ししてきている、「BTC高値圏での利食い」にあたる動きだと思われます。そのため、今後引き続き上昇がみられる場合には、BTC急落警戒による利食い撤退ムードを想定しておいた方がよいでしょう。
総評(まとめ)
さて、それでは最後にまとめに入りましょう。
- 【BTC】高値圏のため様子見
⇒ポイントを絞った押し目狙い - 【アルト】アルト→BTCへ
⇒以降、USDTドミナンスに要注目
現状、冒頭にも述べたようにBitMEXの国内使用が不可能になる話などもあり、雰囲気的にはネガティブムードではありますが、それに反して価格は大きく上昇傾向にあります。
とはいえ、当然ここから触るとなると、高値掴みになってしまう可能性も非常に高いため、しばらくは焦らず様子見中心での立ち回りをおすすめします。
ということで、今回は以上とさせていただきます。今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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今回のような、BTC分析やアルトコイン投資などの立ち回り方についても解説しておりますので、是非ご覧ください!(詳しくはコチラ)
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