専業トレーダーえむけんの仮想通貨市場分析!【2月25日】
Crypto Times 編集部
みなさん、こんにちは。えむけん@BinaryMkent です。
先日からBTC、アルトの大躍進が凄まじいですね。Twitterもかなり活気付いてきたように思います。
さて、そんなBTCですが、4200ドルを天井に急落してしまいました。恐らく、調整を挟まずに・・・の上昇だったため、大規模な梯子外しが発生したのでしょう。
大きな上下直後ですから、本日はBTCの分析にやや比重を置いてお話ししていこうと思います。
是非最後までお付き合いくださいね。
専業トレーダーえむけんの仮想通貨市場分析!【2月25日】 – CRYPTO TIMES
目次
BTCチャートの分析
BTCチャート(長期)
青ウェッジの上抜け後、しばらくは方向感を探る展開が続いていましたが、先日の急上昇を経て、長期足でもかなり方向性が見やすくなりましたね。
日足における注目点は3つあります。
まず、1つ目は「白□ゾーン(4200~4350ドル)」。
この価格帯は、直近の硬いレジスタンスポイントになります。BTCにとって、「まず、超えなくてはならない壁」のようなものですね。正直、ここを超えないことには、「トレ転(トレンド転換)」とは言えないでしょう。
2つ目は、「移動平均線(80)」。
画像のチャートで言う、オレンジ色の曲線ですね。このラインは、BTCが天井をつけてから今まで、反転ポイントとしてかなり有効に機能してきました。
そして現在、「移動平均線(80)がサポートとして機能するか?」のポイントです。通常なら、短期移動平均線(黄色)とのGC後なので、そのサポートにも期待できるポイントですが、問題は3つ目です。
さて、問題の3つ目は、「ストキャスティクス(黄色□)」です。
過去の推移を見ていただければ分かると思いますが、BTCが天井をつけて以降、ストキャス70%以上でのDC成立は、ほぼもれなくその後の大きな下げに繋がっているのです。
もちろん、トレンドが転換するのであれば、この否定もあり得ます。しかし、市場に対する評価が依然下目線のままであれば、これを機に再度大きく下げてくる可能性も大いにあり得るわけですね。
さて、それでは次に中期のチャートを見てみましょう。
BTCチャート(中期)
先ほどの長期チャートと比較すると、若干複雑にも見えますが、実はそんなこともありません。少し遡りながら順に見ていきましょう。
①ウェッジ上抜け
まず、先日からの上昇の起点ともなった、「ウェッジの上抜け」です。年始から続く、長い保ち合いのブレイクアウトだったので、大きく跳ねましたね。そして、ウェッジの下限がちょうどチャネルの下限だったこともあり、ここからはチャネルを基準に推移していきました。
②チャネルの上抜け
これは正直、予想外でした。急上昇直後ですし、通常ならこのチャネル上限への接触を機に、ある程度の利食い売りが入ってもおかしくないのですが、まさかのノータイムでブレイクしてきましたね。
しかし、このブレイクから、以前とは「買いの強さ」が異質であることが分かりますね。
③4200ドルの接触で急落
先ほどもお話ししましたが、この4200~4350ドルのゾーンは、今のBTCがまず直近でぶち当たる大きな壁(レジスタンスポイント)です。そして、この壁に接触すると同時に反転。500ドル以上も急落してしまいましたね。
以上がここまでのざっくりとした流れです。では、今回の注目ポイントについてお話ししていきましょう。
今回の注目ポイントは1つだけ、ズバリ「黄色□ゾーン」です。
理由は簡単。この黄色ゾーンが、「短期サポート(水色)」と「チャネル(点線)」、「ウェッジを起点にした半値」と、3つの要素が重なるサポートポイントだからです。
複数の面から見たサポートポイント、ということはそれだけ大切なポイントというわけですね。ですからここを抜けてしまうと、再度底探しに向かう可能性も出てきます。
それでは、これらを元に考えられる今後のシナリオについてお話ししていきましょう。
BTCチャートの総評
これらを元に考えられるシナリオは3つ。
- 黄色□を下抜け、再度底探し
- 黄色□で転換、のち戻り売り展開
- 黄色□で転換、のち水色ウェッジの展開
以上が、現状のチャートから想定される3つのシナリオです。
ここから再度上を見る展開となったとしても、待っているのは下抜けが多いとされている上昇ウェッジ推移です。
となると、現状から買いで見込めるリワードも少なく、買いも付きづらい状況だと思われます。ですから、個人的には戻り売りのシナリオ②推移の可能性が高いと見ています。
ドミナンス分析
ドミナンスチャートに関しては、「Trading View」を参考することにしております。
大きな変化は2点。「BTCドミナンスの上昇」と「ETH、EOSドミナンスの減少」ですね。
ETHについては、恐らくコンスタンティノープル(アップデート)を直前に控えているため、事実売りによる下落でしょう。そしてEOSは、ここまでETHの対抗馬として上昇してきたため、ETH同様に利食い撤退が入ってきている様子が伺えます。
次に、主要アルトコインの動向を見てみましょう。
主要アルトコインの動向
前回同様、特に気になるのはプラットフォーム系のETH、EOS、NEOの3つですね。中でもNEOは、BTCの下落時にもリバが早く、主要アルトの中でも抜きん出た底固さを見せています。
3月9日、10日に秋葉原で開催される「NEO GAME CONFERENCE」を直前に控えた強さでしょうか。現状からは、「それによる強さなのか?」は断定しかねますが、現状主要アルトの中でも強いのは確かですね。
NEOが日本のゲームメーカーや技術者・クリエイターと連携した大規模イベント「NEO GAME CONFERENCE」を秋葉原にて2日間開催決定 – CRYPTO TIMES
それでは、今回はそんなプラットフォーム系の3通貨を軽く追ってみましょう。
ETH
直近の急落が少し強烈だったため、ここからは若干買いが付きづらくなる展開になるでしょうね。ただ、緑チャネル上限で押し目を作ることができれば、再度高値チャレンジも視野に入ってきます。
そして万が一、押し目を作ることができれば、そこからは「165.5ドルを超えることができるか?」がキーになってきます。恐らく、ここを抜けることができれば、他に抵抗ポイントもないため、200~250ドル近くまでの上昇にも期待できるでしょう。
しかし、現状ではファンダ事実売りの可能性が非常に高いです。まずは、「アップデート後にどう動くか?」、それを見てからの判断でも遅くないと思います。
EOS
ETH同様、直近の急落によりかなり買いづらい展開ですね。
このまま、黄色サポート上で耐えることができれば、さらに上も望めそうですが、それもETH次第な展開になりそうですね。
NEO
3つの中で、現状もっとも期待ができるチャートですね。
現在、ちょうどレジスタンスポイント(0.0025)周辺ですが、直近の上昇は出来高も伴っていますし、このまま0.0025を抜けることができれば、さらなる上昇にも期待できる・・・bといった状況です。
あくまで推測ですが、ETH、EOSに流れていた資金がBTCの下落を機に、3月上旬の大規模イベントを控えたNEOに移行してきた可能性も考えられますね。
もちろんBTCの動向にも要注目ですが、それと平行してNEOの動きにも注目しておくべきだと思います。
総評(まとめ)
最後にまとめに入りましょう。
- BTCは黄色□に要注目
→戻り売り展開に警戒 - ETH、EOS、NEOは要注目
→資金がNEOに流れた可能性もアリ
- BTCは黄色□に要注目
こんな感じでしょうか。
今回は、直前にBTCの急落があったために、BTC分析がメインになってしまいましたが、あくまで分析の参考程度にしていただけると幸いです。
それでは、今回はここまでにさせていただきます。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
不定期ですが、LINE@にて相場分析配信もしているのでよろしければご登録ください!