アルトコイン、バブル崩壊は近い？市場に危険な兆候

アルトコイン市場のレバレッジが過去最高水準に達し価格が急変動するリスクが高まっていることが、Glassnodeのレポートで明らかになりました。

レポートによると、イーサリアム（ETH）やソラナ（SOL）など主要アルトコインの先物市場における未決済建玉の合計は、7月初旬の260億ドルから440億ドルへと69%急増。これはトレーダーが積極的にレバレッジをかけた取引に参入していることを示しており、市場の勢いが少しでも衰えれば大規模な価格変動を引き起こす可能性があります。

この背景にはビットコイン（BTC）からアルトコインへの資金循環があります。ビットコインの価格上昇が一服したことでより高いリターンを求めるトレーダーの関心がアルトコイン市場に向かっています。実際にイーサリアムの取引高は2022年のサイクル安値以来、初めてビットコインを上回り市場の関心の移行を裏付けています。

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Glassnodeは、この2週間でアルトコイン市場全体の価値が2160億ドル増加し記録的な資金流入が続いていると指摘しています。しかし、多くのアルトコインがビットコインとは無関係に互いに連動して動く傾向が強まっていると分析しています。

このような状況でレバレッジが極端に高まると、わずかな価格の下落が連鎖的な強制清算を引き起こし市場全体を巻き込む急落につながる可能性があります。

レポートは、現在のアルトコインの上昇は本物であるとしつつも、参加者は非常に高いボラティリティとそれに伴う大幅な下落リスクに備えるべきだと結論付けています。