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ビットコインのボラティリティ、過去7年間で最低を記録

ビットコインのボラティリティ、過去7年間で最低を記録

ビットコイン/BTCのボラティリティが過去7年間で最低水準を記録したことが海外メディアThe Blockが提供するデータにより示されました。

過去30日間のビットコイン価格の日次変動率の標準偏差がボラティリティとして定義、表示されている上記グラフによると、8月13日の*年率ボラティリティは2017年以来過去最低となる15.52%を記録しています。*標準偏差に√365を乗じて算出

現在、取引所におけるビットコイン先物取引等の未決済の買いポジションと売りポジションの大きさを示す「オープンインタレスト(未決済建玉)」は、2022年の5月頃と同程度の水準となっており、先物市場での取引に対する市場参加者の関心は比較的高いことが分かります。*Coinglass参照

Exchange BTC Futures Open Interest (USD)|画像引用元:Coinglass

仮想通貨取引所コインベースの株を保有していることでも知られる米大手投資会社ARK Investは、先日公開したレポートの中でビットコインのボラティリティに言及。先月7月時点の90日間ベースでのボラティリティが36%に低下し、2017年1月以来6年ぶりとなる低水準になったことなどを背景に、今後ビットコインの価格が上下どちらかへ大きく変動する可能性があると自社の予想を明かしています。

関連:ビットコイン「大きな価格変動が起こる可能性」|米投資会社が指摘

先日、米国証券取引委員会(SEC)はARK Investが申請していた現物ビットコインETFに対する判断を延期する決定を下しました。

現物ビットコインETFの動向に注目が集まる中、海外メディアブルームバーグ社のシニアETFアナリストのエリック・バルチュナス氏は、機関投資家側の共通の行動はビットコインの保有であることを理由に「過度なマーケティングが行われる可能性がある」と注意を促しています。

引き続きビットコイン市場や関連情報の動向に注目が集まります。

記事ソース:The Block

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