誰でも先物市場を創設。ハイパーリキッドの試み「HIP-3」とは

2025/10/16・

よきょい

誰でも先物市場を創設。ハイパーリキッドの試み「HIP-3」とは

取引所ハイパーリキッド(Hyperliquid)はHYPEトークンを預託することで誰でもパーミッションレスで無期限先物市場を創設できる新機能「HIP-3」を導入しました。この取り組みはDeFiの自由度を大きく広げる可能性がある一方で、その安全性を問う新たな試金石となりそうです。

HIP-3の仕組みでは市場を開設したい個人やプロジェクトは、担保として50万HYPEトークンを預託(ステーク)する必要があります。この担保は価格操作や無謀な市場運営といった不正行為に対する保証金として機能します。万が一、ネットワークに損害を与えるような行為が確認された場合、バリデーターと呼ばれる監視者によって担保の一部または全部が没収されます。

このモデルの最大の懸念点は価格情報の不正操作リスクです。過去にはMango Marketsのような取引所が価格情報源であるオラクルの脆弱性を突かれて多額の資金を流出させる事件がありました。ハイパーリキッドは高額な担保を課すことで攻撃にかかるコストを引き上げ、不正行為を経済的に抑止することを目指しています。

また一つの市場で発生した問題が他の市場へ波及するのを防ぐため各市場は完全に独立した「分離型」で運営されます。これにより、特定の市場の価格変動がプラットフォーム全体のリスクに繋がることを防ぎます。

ハイパーリキッドのこのアプローチは、審査委員会による中央集権的な承認プロセスをコードと経済的なインセンティブに置き換えるものです。dYdXやGMXといった他の分散型取引所も同様の課題に取り組んでいますが、高額な金銭的コミットメントを求めるハイパーリキッドのモデルは特に大胆なものと言えます。

HIP-3の安全性は市場開設者の自己資本、バリデーターによる監視、そしてプロトコルに組み込まれた自動制限機能という多層的な防御策によって支えられています。この仕組みがDeFiにおける新たな市場創設の標準となるか今後の動向が注目されます。


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情報ソース:hyperliquid

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