4月の仮想通貨資金流出、総額約128億円に

4月の仮想通貨資金流出、総額約128億円に

先月4月に発生した仮想通貨の不正資金流出の被害総額が約9340万ドル(約128億円)であることが判明しました。

ブロックチェーンセキュリティ企業PeckShieldによると、先月4月に合計41件の不正資金流出が発生。そのうちの1448 ETH(約3.6億円)と2515 BNB(1.1億円)がミキシングサービス等に送金されたとしています。

仮想通貨市場でのハッキングや詐欺などによる不正資金流出は様々な方法で頻繁に発生しており、先日は大手仮想通貨取引所KucoinのTwitterアカウントが乗っ取り被害を受け、偽りのキャンペーンを告知するツイートにより一部ユーザーが被害を受ける事件が発生しました。


関連:仮想通貨取引所「Kucoin」Twitterアカウントがハッキング(追記:全額補償を発表)

バグバウンティプラットフォームImmunefiが先月公開した報告によると、2023年第1四半期の仮想通貨分野における合計被害額は4.37億ドル(約574億円)となり、最も狙われたチェーンはBNB ChainとEthereumであるとしています。

上記被害の多くはDeFi(分散型金融)と呼ばれるブロックチェーンや仮想通貨を軸とした特定企業が運営しない金融サービス上で発生するなか、EU全体で各国を越えて適用される仮想通貨の規制法案MiCAでは、DeFiやNFTにおける活動の規制は現時点で明確に規定されていません。

今月5月19日から21日まで広島で開催されるG7では、仮想通貨の規制に関して取り上げられる予定となっており、今後各国の動向に注目が集まります。

記事ソース:Twitter

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