メルセデス・ベンツのNFTが完売|二次流通価格は約5万円に
Crypto Times 編集部
メルセデス・ベンツの公式デジタルブランド「メルセデス・ベンツ NXT」が先日行ったNFTのオークションが終了し、販売対象の981個が完売しました。
1/ Sold out! 🎉 Thank you everybody for minting 1,000 “Maschine” artworks by @harmvddorpel. We would love to see your artworks! 🛞
— Mercedes-Benz NXT (@MercedesBenzNXT) June 7, 2023
販売された「Maschine」は、ジェネレーティブアーティストHarm van den Dorpel氏とアートコレクターFingerpoints DAOの共同で制作されたNFTコレクションで、車輪の回転を想起させる複雑な放射状のパターンがデザインに反映。Maschineは3つの要素で構成されるメルセデス・ベンツ NXTのエコシステムにおいて、コアコレクションとして最初のNFTシリーズとなります。
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オークションは開始から値段が下がるダッチオークション形式で行われ、開始価格の2 ETHから終了価格として設定された0.2 ETHの価格帯でミントが行われました。
現在、NFTマーケットプレイスOpenSeaでMaschineは二次販売が行われており、記事執筆時の総ボリュームは180 ETHに。フロア価格は0.193 ETHで最終ミント価格をやや下回る価格で流通しています。
海外自動車メーカーによるNFT分野への参入は昨今増加傾向にあり、今年1月にはポルシェがNFTシリーズ「PORSCHΞ 911」を販売しました。
Public mint is live!
→ https://t.co/gDi9408OjH pic.twitter.com/WhQIoi9pfh— PORSCHΞ (@eth_porsche) January 23, 2023
コレクションの名前になぞらえて0.911 ETH(当時約19万円)で販売された上記シリーズは、販売直後総数の80%にあたる約6000個のNFTが売れ残り、OpenSeaで二次流通しているNFTのフロア価格がミント価格を割りました。
その後ポルシェはミントを急遽中止し、総発行予定だった7500個の供給量を最終的に2363個まで削減。直後NFTのフロアプライスは急上昇し、ミント価格の約3.5倍となる3.3 ETH(約70万円)の最高値をつけました。
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現在、ポルシェNFTのフロア価格は1.09 ETH(約28万円)となっており、ETH、日本円の両観点でミント価格を上回っています。
昨年にはビデオゲームスタジオ「Grease Monkey Games」が、日産のライセンスを取得し、同スタジオが手掛けるブロックチェーンゲーム内で利用できる日産モデルの車NFTが提供予定であることが発表されるなど、自動車メーカー × NFTで様々な取り組みが進められています。
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記事ソース:Twitter、OpenSea
画像出典元: Jaggat Rashidi / Shutterstock.com