ビットコイン、9月FOMCまでに14万ドルへ？アナリストが新予測を発表

著名な暗号資産アナリストがビットコイン（BTC）の今後の価格動向について新たな分析を発表しました。

9月の米連邦公開市場委員会（FOMC）に向けて、市場の利下げ期待を背景にビットコインは14万ドル台まで上昇する可能性があると予測。しかし、利下げ発表後には一時的な下落もあり得ると指摘し、その後の市場心理の変化が本格的な強気相場の鍵を握るとの見解を示しています。

The next major move is Bitcoin up to $140k – $150k.

Below, I have listed my base case as to what I believe happens as we head toward the next FOMC meeting in September.

Bottom is in here 90%. Maybe some liq wicks down to $111k area, but we are as good as there.

After the last… pic.twitter.com/QT6rhd7VGN

— Sykodelic 🔪 (@Sykodelic_) August 2, 2025

アナリストの基本シナリオによると、現在の価格帯はほぼ底値圏にあり、上昇に転じる可能性が高いと見ています。

CME FedWatch Toolのデータでは、9月のFOMCでの利下げ確率が95%以上と極めて高く織り込まれており、この強い期待感が先行してビットコイン価格を押し上げ、FOMC開催までに14万ドルから15万ドルに達する可能性があるとの分析です。

一方で、実際に利下げが発表された際には材料出尽くしによる「セル・ザ・ファクト（事実で売る）」で価格が一時的に下落する可能性も警告しています。ただし、この下落はあくまで局所的な調整に過ぎないとしています。

この期間中もイーサリアム（ETH）はビットコインを上回るパフォーマンスを続けビットコインドミナンス（BTC.D）が低下することで、アルトコイン市場全体が本格的な上昇局面に入ると予測されています。

イーサリアムがビットコインより「買い」である２つの理由｜ETFとテクニカルで優勢

アナリストが最も重要視するのは、その後の市場心理です。多くの人々が「不可能」と考えていた価格帯（15万ドル超）に突入した時、論理ではなくFOMO（取り残される恐怖）や多幸感といった「感情」が市場を支配し、大多数の個人投資家が参入する最終的な熱狂相場が始まると分析。「私たちはまだその始まりにすら至っていない」と述べ、現在の市場がまだ過熱の初期段階にあるとの見方を示しました。