ビットコイン、26,000ドルを突破|市場の流動性は枯渇か
Crypto Times 編集部
一時24,900ドル付近まで下落していたビットコインが、26,000 ドルを突破し、記事執筆時26,250 ドル付近を推移しています。
先月中旬には、過去数年間で最低水準となるボラティリティ(価格変動率)を見せていたビットコインは9月に入ってからボラティリティが上昇。過去30日間のビットコイン価格の日次変動率の標準偏差がボラティリティとして定義、表示されている下記グラフによると、現在は今年7月と同程度の水準となっています。
オンチェーンデータの分析プラットフォームを提供するglassnodeが昨日公開したレポートによると、現在暗号資産市場全体の流動性は枯渇しており、ボラティリティや取引量に関する多くの指標が2020年のブル相場以前のレベルまで後退していると指摘されています。
ステーブルコインに関しては、2022年3月の高値から26%減となる430億ドルの資本が償還されており、これは弱気相場による資金流出と金利上昇によるものとしています。
Liquidity across the digital asset market continues to dry up, with both on-chain and off-chain volumes reaching historical lows.
Whilst HODLing remains the market preference, a significant proportion of the supply is teetering on the edge of falling into a significant… pic.twitter.com/twInh0OqKf
— glassnode (@glassnode) September 11, 2023
BitMEX創設者のアーサー・ヘイズ氏は自身のブログで、FRBが利下げを決定し、米国の銀行システムの健全性を回復させた場合、ビットコインは70,000ドルまで価格上昇するとした旨の予想を掲載。
What happens if the Fed keeps raising rates? Can the $BTC bull market gain steam? “Are We There Yet?” is an essay exploring that question.https://t.co/OGkVQreIBg pic.twitter.com/FTYR3HBq1a
— Arthur Hayes (@CryptoHayes) September 11, 2023
同氏は、FRBが利上げを続けた場合においてもビットコインは存続できるだろうとしています。