ビットコイン、30%急落の可能性も?元BitMEX CEOが警告
Crypto Times 編集部
BitMEXの共同創業者アーサー・ヘイズ氏がビットコインの短期的な価格急落の可能性について言及しました。同氏は現在の強気相場に対する懸念を示し、最大30%程度の価格調整(1 BTC = 70,000~75,000ドルまで下落)が起こりうると主張しています。
Read it and weep, “The Ugly” – y I think $BTC is going to $70k-$75k before ascending to $250k by year end.https://t.co/IvtZQF9Pse pic.twitter.com/YSP0FZkdRa
— Arthur Hayes (@CryptoHayes) January 27, 2025
ヘイズ氏はいくつかの主要な懸念材料に基づきビットコイン市場の短期的な見立てを語っています。
懸念材料の1つは、主要国の中央銀行による金融引き締めです。米国ではFRBの利上げと量的金融引き締めによって市場の流動性が低下しており、特に10年債券利回りの上昇が株式市場と仮想通貨市場の両方に悪影響を与える可能性を指摘しています。
中国も金融緩和のペースを落とし人民元防衛に注力しており、日本も同様に金融緩和からの脱却を図っているといいます。これらの動きは世界的な金融引き締め傾向を示唆しリスク資産とされるビットコインへの逆風となる可能性を持っていると指摘しました。
さらなる懸念として、ビットコインと株式市場、特にテクノロジー株との短期的な相関性の強まりを指摘しています。金利上昇懸念から株式市場が下落した場合、ビットコインもつられて下落する可能性があるとヘイズ氏は見ています。
また、トランプ前大統領が発行したミームコイン$TRUMPの市場の熱狂をなども注意が必要としています。ヘイズ氏は$TRUMP発行からの一連の動向を市場の過熱を示す兆候と捉えています。
ヘイズ氏はこれらの複数の要因が重なり、ビットコイン価格が70,000~75,000ドルまで下落する可能性があると予測。ただし、長期的な強気姿勢は崩しておらず、2025年末までに250,000ドルに到達する可能性もあると依然として考えています。
こうした見方からヘイズ氏は保有する複数のアルトコインを売却しており、大幅な下落後の購入に備えていると述べています。同氏は仮にビットコイン価格がこのまま110,000ドルを超えて上昇し、明確な強気シグナルが出た場合は買い戻す意向を示しています。
ヘイズ氏の警告は現在のビットコイン市場の楽観ムードに警鐘を鳴らすものと言えるでしょう。投資家には市場の動向に注意を払いながら適切なリスク管理が求められます。
仮想通貨取引所のBitget(ビットゲット)では、50 USDT(約8,000円)分の取引ボーナスを獲得できる期間限定コラボキャンペーンが実施されています。キャンペーンは1月31日迄となっているので興味がある方は是非お早めにご参加ください。*当キャンペーンは新規口座開設ユーザーが対象です
記事ソース:cryptohayes.substack.com