ビットコイン、60,000ドル割る|1週間で11%の下落

ビットコイン、60,000ドル割る|1週間で11%の下落
ct analysis
ニュースのポイント・ビットコインが60,000ドルを下回る
・1週間で約11%の下落
・現物型ビットコインETFへの資金流入も減少中

ビットコインが60,000ドルを下回り2月末から続いていた高価格帯でのレンジを下に抜けています。直近1週間で同通貨は約11%の価格下落を見せています。

ビットコインの先物市場では、*24時間で1.09億ドル(約172億円)のポジション清算が発生しており、そのうちロングポジションが9割を占めました。*coinglass参照

また、機関投資家が参入していることでも知られ現在BinanceやBybitなどの主要仮想通貨取引所を凌ぎビットコインのOI(未決済建玉)でトップに位置するCME(シカゴ・マーカンタイル取引)のOIは直近24時間で15%以上減少しています。

ビットコインの先物取引のOIランキング|画像引用元:coinglass

香港で取引開始もETFへの資金流入は大幅減少

年初と比較すると、現在のビットコインの価格は未だ高水準であると言えます。

しかし、これまでの強気相場と比較して明確に変化が生じているのが、現物型ビットコインETFへの資金流入量です。

Farside Investoresが公開している最新データによると、4月30日の米市場提供される11社全てのビットコインETFから資金が流出または資金流入が発生しませんでした。11社トータルでは、3.26億ドルの資金が同商品から流出しています。

ここ数日で、最も顕著な資金フローの変化が生じているのは、フィデリティが提供するFBTCで、4月25~4月30日の期間で連日、資金流出額が資金流入額を上回っています。

フィデリティは、グレースケールやブラックロックに次ぐビットコインETF規模を誇る資産運用会社で、現在約81.2億ドルが現在同社のビットコインETFの規模となっています。

昨日には、香港で4社(うち2社は合同)が手がけるビットコインとイーサリアムの現物型ETFが香港証券取引所で取引開始となりました。

アジアタイムゾーンの投資家を惹きつけるポテンシャルを秘めていることや中国最大手の資産運用会社がETFを手掛けていることなどから、一部からの期待が寄せられていたなか、6つのETFの初日の取引高は1,120万ドルを記録し米国市場の取引高の46億ドルと比較し軽微な動きとなりました。

先月にはマイナーの報酬が半分となる半減期の到来や、Runesなどの新たなソリューションが生まれ様々なトピックで注目を集めているビットコインの今後に注目です。

記事ソース:Farside Investorscoinglass

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