ビットコイン、利下げ見込みも低迷|市場のドル流動性低下が原因か
Crypto Times 編集部
BitMEX創業者のアーサー・ヘイズ氏は、米連邦準備制度理事会(FRB)による利下げにも関わらず、ビットコイン価格が低迷している理由について独自の分析を展開しました。
My theory on why Fed rate cuts aren’t going to plan.
Since JAYPOW annc Sept rate cut at J-Hole, $BTC down 10%, y? I thot rate cuts were good for risk assets.
RRP pays 5.3% no T-bill under 1-yr maturity pays more. MMF will move money from T-bill -> RRP which is $ liq -ve.
Since…
— Arthur Hayes (@CryptoHayes) September 2, 2024
ヘイズ氏は、FRBのパウエル議長がジャクソンホール会議で利下げを示唆して以降、ビットコイン価格は10%下落している点を指摘。一般的に利下げはリスク資産にとってプラス材料と見なされているなかで、ビットコインの動きは多くの予想に反する動きとなっています。
ヘイズ氏はその要因として、翌日物リバースレポ(RRP)金利と短期国債の利回り差に注目。現在、RRP金利は5.3%と1年未満の満期を迎えるすべてのT-billの利回りを上回っており、マネー・マーケット・ファンド(MMF)は、T-billからRRPへと資金をシフトさせており、市場のドル流動性を低下させていると同氏は分析しています。
ジャクソンホール会議以降、RRP残高は約1,200億ドル増加しており、ヘイズ氏は「T-bill金利がRRP金利を下回る限りこの傾向は続くと考えている」とコメントしています。
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記事ソース:X