90億ドルの売りに耐えたビットコイン、今後の展開に注目

90億ドルの売りに耐えたビットコイン、今後の展開に注目

7月29日、ビットコインの現在価格は11万9000ドル前後で推移しています。ここ数日、ビットコイン市場ではファンダメンタルズとして巨大な売り圧力と力強い買い支えが激突する状況になっています。

先日、暗号資産金融サービス大手「Galaxy Digital」は80,000以上のBTC(90億ドル以上)が自社サービスを通じて売却されたことを発表しました。これは7月中旬から見られていたとある大口のビットコイン保有者の動きによるものです。

同アドレスは2011年頃からビットコインを保有していた大口で今月中旬に約14年間の沈黙を破り突如として大量のBTCの移動を開始。移動されたBTCはGalaxy Digitalを経由して取引所へと送金されており当初から大量のBTCが売却されると予想されていました。

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一時的な下落は見られたもののビットコイン価格は安定傾向にあり、依然として高値圏を推移しています。

昨日7月28日、現物型ビットコインETFは全体で1億5,700万ドルの純流入を記録しました。これで3営業日連続の純流入となり市場の安定したセンチメントを示しているといえます。

さらに、著名投資家レイ・ダリオ氏が自身のポートフォリオにおけるビットコインの推奨配分比率を従来の1~2%から15%へと大幅に引き上げることを推奨するなど、従来の「ビットコイン = 投機的な資産」という認識が大きく変わりつつあることが伝統金融市場の動きからも示されています。

マクロ経済も追い風か、米-EUが貿易協定で合意

こうした動きに加え、マクロ経済の動向もビットコイン価格を支える要因となりました。トランプ大統領が主導するアメリカとEU間の新たな貿易協定が締結されたことで貿易戦争への発展が阻止され、市場はリスクオフムードを回避しました。

現在の市場心理を示す「Fear & Greed Index」は*63を記録し「貪欲(Greed)」の領域にあることから多くの投資家が強気な姿勢であることがうかがえます。*BinanceCMC参照

ビットコイン市場は短期的には価格の乱高下が続く可能性がありますが、長期的な視点では強気な見方が優勢であり、今後も目が離せない状況が続いています。


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記事ソース:PR NewswireBloombergSoSoValue

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