FTX関連裁判、親会社元CEOに懲役2年の実刑判決

FTX関連裁判、親会社元CEOに懲役2年の実刑判決
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仮想通貨取引所FTX関連の裁判で、アラメダ・リサーチの元CEOキャロライン・エリソン氏は投資家、金融業者、顧客から数十億米ドルを盗んだ詐欺に関与したとして懲役2年の実刑判決を受けました。

裁判官や検察は、エリソン氏が捜査官との話し合いに協力的であり、自らの有罪を認め、昨年11月の裁判ではサム・バンクマン=フリード氏に不利な証言をしたことは評価に値すると述べたといいます。

元連邦検察官のポール・タッカーマン氏は、ガイドラインに則った場合100年以上の懲役の可能性があったエリソン氏について「政府にとって重要な証人であり、その協力姿勢が非常に印象的だった」とコメント。さらに、エリソン氏は私生活が暴露されるなど平均的な協力者よりも多くの苦しみを味わったとし、量刑は比較的軽くなるとの予想をしていました。

エリソン氏への処遇が決定するなか、サム・バンクマン=フリード氏(SBF)は、詐欺罪の有罪判決を不服として控訴しています。サム氏は、無罪推定の原則が守られず、陪審員はFTXの崩壊に関するすべての事実を知らされなかったと主張しています。

タッカーマン氏は、サム氏が非常に有能な新しい弁護士チームを結成しており、彼らが第二巡回区控訴裁判所で多くの成功を収めていることから、上訴にも一定の勝算があると予想しています。

記事ソース:BloombergCNBC

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