USDCのサークル社、元ゴールドマンサックス最高リスク管理責任者を採用

USDCのサークル社、元ゴールドマンサックス最高リスク管理責任者を採用
ct analysis

時価総額4兆円を記録するステーブルコインUSDCを手がけるCircle Internet Financial社(以下:サークル)が、元ゴールドマンサックス最高リスク管理責任者のクレイグ・ブロデリック氏を取締役に採用しました。

30年以上のキャリアを持ち、大手金融機関のアドバイザーも務めてきたブロデリック氏はゴールドマンサックス社以外では、モントリオール銀行とマクダーモット・インターナショナルの取締役会リスク委員会委員長などで活動してきた経歴を持ちます。

サークル社CEO兼共同創設者のジェレミー・アレール氏とブロデリック氏は今回の件について下記コメントを出しています。

アレール氏

“「強力なリスク管理は、USDCをインターネット上で最も安全で、最も信頼され、透明なデジタルドルにするためのサークルの取り組みに不可欠です。世界最大かつ最も成功した金融機関の長年のリスク管理リーダーとしてのクレイグの深い知識と経験は、規制第一のビジネスアプローチを推進し続ける上で重要な資産になります。」”

ブロデリック氏

“「デジタル通貨の状況は急速に進化しており、今後数年間で世界の金融情勢において明らかに重要な役割を果たすでしょう。サークルは、この分野の開発をリードする非常に優れた立場にあり、会社がその可能性を実現するのを助けることにエキサイトしています。」”

米規制当局による米仮想通貨関連企業への締め付けが強まるなか、Circle社は人員の拡充を行っています。

先日同社は、最高法務責任者および企業担当責任者にCFTC(米商品先物取引委員会)第14代会長兼最高責任者等を務めた経験を持つヒース・ターバート氏を就任させました。

関連:ステーブルコインのCircle社、元CFTC会長を最高法務責任者に任命

Circle社のジェレミー氏は、先日米国下院にて”ドルは帰路に立たされている”とし、米ステーブルコイン法案が「デジタル資産市場を超えて米ドルの世界的な役割に大きな影響を与える」と述べるなど、米国における仮想通貨分野の進展に関して活動を続けています。

記事ソース:Circle
画像出典元:T. Schneider / Shutterstock.com

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