米現物型イーサリアムETF、資金流入が1週間ぶりにプラスに

米現物型イーサリアムETF、資金流入が1週間ぶりにプラスに

引用元: gopixa / Shutterstock.com

9つの米現物型イーサリアムETFへの資金フローの合計が、1週間ぶりにプラスとなりました。トータルで3370万ドルの資金が流入しています。

今月2024年7月23日に米国で取引が開始された現物型イーサリアムETFへの資金流入は、取引開始初日以来7日ぶりに資金流出額を上回りました。

現在米国では9個のイーサリアムETF商品が取引されています。元々投資信託商品として提供されており、今回新たにETFへと転換したグレースケール社のETHEからは7月30日の1日で1.2億ドルが資金流出しました。しかし、これは取引開始以来最小額となっています。

また、今回資金流入額が上回った理由として、ブラックロックのETHAへの資金流入が挙げられます。ETHAには1日で1.18億ドルのインフローが発生しており、これは取引開始初日の初動を除くと、過去最高の資金流入となっています。

グレースケール社は今回、ビットコインETFでは現在実現していない2つのETF商品(「Grayscale Ethereum Trust ($ETHE)」と「Grayscale Ethereum Mini Trust ($ETH)」)を展開しています。

既存の$ETHEのスピンオフ形式でリリースされる$ETHでは、0.15%と他社製品と比較しても最安値の手数料が設定されています。

現在多くのイーサリアムETF商品で期間限定の手数料低減キャンペーンが実施されるなか、$ETHは最安の手数料となっており、同商品への資金流入も取引開始以来、継続的に発生しています。

イーサリアムETFの登場により、仮想通貨への信頼が高まった結果さらにビットコインETFへの資金流入が増加する可能性やビットコインETFからイーサリアムETFへと資金が流れる可能性など、様々な見解が予想されており、引き続き同市場の動向に注目が集まります。

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