現物型イーサリアムETFに約70億円流入、ビットコインETFとは対照的な結果に
Crypto Times 編集部
8月5日、現物型イーサリアムETFには4873万ドル(約70億円)の資金が流入しました。これは、同日に1.68億ドルの資金流出が発生したビットコインETFとは対照的な結果となっています。
📊 Ethereum ETF Tracker | 2024-08-05
🟩 Daily Total Net Inflow +$48.73M
💰 Total Value Traded $715.19M
🏦 Total Net Assets $6.70B
📊 ETF Market Value Ratio 2.29%🥇 Net Inflows/Outflows for Each ETF
🟩 ETHA +$47.09M
🟩 ETHV +$16.62M
🟩 FETH +$16.15M
🟩 ETH +$7.59M
🟩 ETHW… pic.twitter.com/xHJREU0R2x— SoSoValue Research (@SoSoValue) August 6, 2024
グレースケール社が元々投資信託商品として提供し、先日ETFへと転換された$ETHEからは4680万ドルが流出しました。しかし、同社のスピンオフ製品である$ETHやブラックロックの$ETHA、フィデリティの$FETH、VaneCkの$ETHVなどには合計で約9600万ドルが流入しています。
7月下旬に米SECによって承認された現物型イーサリアムETFにおいて、資金流入額が資金流出額を上回ったのは今回で4日目となります。1日あたりの取引額は先週よりも多く、比較的維持されています。
Coinbaseの機関投資家向けリサーチ責任者であるDavid Duong氏は、グレースケール社のETH ETFからの資金流出がGBTCよりも先行していると指摘しています。その理由として、GBTCの場合、売却を裁判所の承認まで制限されていた大規模な事業体がいくつかあったのに対し、グレースケールのETH ETFにはそのような制限がない点を挙げています。
引き続き市場の動向に注目が集まります。