エアドロップについての大規模な調査が実施|コアユーザー対象が最も良好なパフォーマンスを示す
2024/05/24・
Crypto Troll
ニュース
トークン生成イベント(TGE)におけるエアドロップのリサーチ結果を、6thman Venturesが公表しました。
“Airdrops: An Analysis of Over 2,000,000 Events” – @6thManVentures https://t.co/Zw4xTMclF1
— 6MV (@6thManVentures) May 21, 2024
この調査は、40のエアドロップイベント及び200万以上のユニークウォレットのアクティビティを対象として行われた大規模なものとなっています。
エアドロップの方法によって、その後の価格推移に大きな違い|コアユーザーへの配布が最も良好
6thmanは調査によって以下の結果が得られたと報告しています。
- エアドロップの規模:トークン供給量の10%をエアドロップするケースが最も多い。
- エアドロップの対象:コミュニティ全体に広く配布する「widespread」と、コアユーザーに限定する「core users」の2つのタイプが存在。
- 価格への影響:エアドロップ後2ヶ月間の価格を分析した結果、40件のエアドロップのうち、価格が上昇したのは10件。ほとんどの場合、10~40%下落する方向に収束する。
また、調査結果を元にした推奨事項として、「コアユーザーへのエアドロップを優先する方がパフォーマンスが良い」、「エアドロップの規模は価格に影響を与えないため、規模は小さくし将来のインセンティブやブートストラップのために追加のトークンを準備しておく方が良い」とまとめています。
クリプトプロジェクトでは、多くのユーザーに訴求するための施作としてエアドロップが主要な方法として用いられています。それを目的としたエアドロップハンターと呼ばれるユーザーも多く存在しますが、今回の6thmanの調査は、各プロジェクトやユーザーの戦略に影響を与えるかもしれません。
情報ソース:6thman Ventures