金色のトランプ像、ビットコインを手にワシントンに出現

米連邦準備制度理事会（FRB）が利下げを決定した9月17日（米国時間）、ドナルド・トランプ大統領がビットコイン（BTC）を手にした巨大な像がワシントンの米国議会議事堂の外に一時的に設置されました。

設置されたのは高さ約3.6メートルの金色の像でトランプ大統領がビットコインを持っている様子をかたどっています。像は17日の午前9時から午後4時まで議事堂前の路上に展示されました。

FRB利下げ決定、ビットコイン価格は激しく乱高下

この企画に資金を提供した投資家団体の代表ヒシェム・ザグドゥーディ氏は、「このインスタレーションは現代政治と金融イノベーションの交差点の象徴です」と述べました。さらに「FRBが経済政策を決定するこの日に、暗号資産が持つ影響力の増大について考えるきっかけになればと期待しています」と語りました。

団体メンバーによると、この像は暗号資産への支持を公言しているトランプ大統領への敬意を表すものでもあるとのことです。

像が注目を集める中、FRBは同日午後政策金利を0.25%引き下げることを発表しました。これは2024年12月以来の利下げであり短期金利の誘導目標は約4.1%となります。FRBは昨年、雇用の伸びの鈍化などを背景に3回の利下げを実施していました。

FRBは年内にあと2回の追加利下げを行う計画も示しました。しかし、2026年に見込まれる利下げは1回のみとされており、来年にかけてより多くの利下げを期待していたウォール街の市場関係者にとっては失望を招く可能性のある内容となりました。