著名投資家ヘイズ氏「全てを買え」仮想通貨は強気相場突入か
Crypto Times 編集部

BitMEXの共同創設者であり著名投資家のアーサー・ヘイズ氏は自身のXアカウントにて「全てを買え」と投稿し、投資市場に対して再び強気な見解を示しました。
Buy everything round dos. pic.twitter.com/VDPxGFYczX
— Arthur Hayes (@CryptoHayes) May 29, 2025
ヘイズ氏は先月にも米連邦準備制度 (FED) の当局者が必要に応じて市場の安定化を支援する用意があると述べた際にも同様の内容を投稿。同氏は米国債利回りの上昇が金融システムへのストレスとなり、FEDが市場安定化のために流動性を供給せざるを得なくなると主張しこの流動性の注入がビットコインなどのリスク資産にとって追い風となり「UP ONLY(上昇のみ)モードに入る」と予測していました。
今回のヘイズ氏の「全てを買え」の発言の背景には、米国国際貿易裁判所(CIT)がトランプ大統領が導入した関税を違法と判断し、直ちに差し止める決定を下した件があります。
この関税は中国、カナダ、メキシコなど多くの国を対象としており、撤廃されれば世界貿易における数兆ドル規模の取引コストに影響を与える可能性があります。トランプ政権側は控訴しており、最終的には最高裁で争われる見通しで控、訴裁判所が訴訟中に関税の復活を認めない限り今回の判決により関税は差し止められた状態が続くとされています。
市場関係者は関税の行方が企業業績や市場全体に大きな影響を与える可能性があると指摘。ヘイズ氏の「全てを買え」という発言はこうしたマクロ経済の動きを踏まえた上で仮想通貨市場を含む広範な投資市場に対する楽観的な見通しを示していると解釈されています。
仮想通貨取引所Bitget(ビットゲット)では、トランプ大統領が手掛ける正式ミームコイン$TRUMPなど国内取引所からは購入できない通貨が多く取り扱われています。
また、実際に現物の仮想通貨を購入するだけでなく、証拠金を元にレバレッジ取引も行えます。
記事ソース:Bloomberg