マイニング大手マラソン、2000億円以上のビットコイン保有へ|追加購入を公表
Crypto Times 編集部
ビットコインマイニング大手Marathon Digital Holdingsは、新たに約150億円分(1億ドル分)のビットコインを購入したことを発表しました。この追加購入により、同社のビットコイン保有量は20,000BTCを超えています。
Today, we are announcing that MARA has purchased $100,000,000 worth of BTC. And effective immediately, we are once again adopting a full HODL strategy. Learn more about our #Bitcoin Strategic Reserve: pic.twitter.com/pYxiclOtQa
— MARA (@MarathonDH) July 25, 2024
Marathon Digitalは「ビットコインが世界最高の国庫準備資産であると信じている」と述べ、機関投資家の関心の高まりやマクロ経済環境の改善を背景に、保有量を増やす戦略を進めていることを明かしました。
7月初旬の同社の発表によると、6月のビットコイン採掘量は590BTCで、保有量は18,536BTCに達していました。これは、前年同月比で48%の増加となります。
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ビットコインマイニング業界では、AI需要の高まりを受けて、電力やリソースをAIのハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)に転換する動きも見られます。これは、ビットコインの価格変動や半減期を考慮した戦略的な判断であり、これらの戦略についてはマイニング事業者間で対応が分かれています。
Marathon Digitalとは対照的に採掘したビットコインの売却を行っているHut 8 Mining社は、投資会社Coatueから1億1500万ドルの資金調達を行い、AIデータセンターの拡張に活用するとしています。
Marathon Digitalは以前から競合企業や関連インフラの買収計画を進めていくことを表明しており、ビットコインマイニング事業にさらに注力していく旨を述べています。
ETFの普及により、今後さらにビットコインの知名度やブランドが向上することが予想されるなか、マイニング分野の動向にも引き続き注目が集まります。
記事ソース:Marathon Digital