メタプラネット株、10%の大暴落｜海外公募が原因か

株式会社メタプラネットの18日の株価は530円で取引を終え前日終値594円から10%以上の下落となりました。今回の下落は、同社が17日に発表した新株予約権の下限行使価額の引き下げが直接的な要因とみられています。

メタプラネットは9月17日、第20回から第22回の新株予約権における下限行使価額を従来の777円から637円に引き下げたと発表しました。

この調整は海外募集による新株式の発行に伴うものです。9月16日に払込が完了したこの新株の発行価額が規定の時価を下回ったため定められた要項に基づき価格が調整されました。

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下限行使価額の引き下げは権利を持つ投資家にとってはより低い株価で権利を行使しやすくなる利点があり、会社にとっても資金調達が円滑に進む可能性があります。しかし、既存の株主にとっては権利行使が進むことで発行済株式総数が増加し、1株あたりの価値が低下する「希薄化」が懸念されます。

また、権利行使によって取得された株式が市場で売却され株価への下落圧力となる可能性も意識されています。