10月のNFT(Web3)ゲーム市場、全体の7割が過疎状態|トークン価格は上昇

10月のNFT(Web3)ゲーム市場、全体の7割が過疎状態|トークン価格は上昇
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先月10月のWeb3(NFT)ゲーム市場では、トークンの市場価値は全体で上がっているものの、多くのゲームでアクティブユーザー数が僅かであることが韓国Web3リサーチ企業Xangleが公開したレポートにより判明しました。

レポートによると、先月10月時点で合計2651のWeb3ゲームプロジェクトが利用可能な状態になっており、そのうち月間アクティブユーザー数が1000人を超えるゲームは10%未満にとどまる結果に。全体の73%のゲームでは、アクティブユーザー数が10人未満になったとしています。

チェーンの使用状況に関しては、BNB Chainが使用率の30.6%でトップを占め、Ethereumが24.5%、Polygonが15.0%と続く状況に。10月のPolygon総ユーザー数420,516人の中で、The Sandboxを上回る21,068人の新規ユーザーを獲得する「Ultimate Champions」の台頭も見られたといいます。

チェーンのシェア率|画像引用元:Xangle,Footprint

GameFi関連トークンの時価総額は、10月の1ヶ月間で15.8%上昇。記事執筆時11月14日時点では、Web3ゲームに特化したレイヤー2のImmutableが直近1週間で44%の価格上昇を見せるなど、同分野の勢いが増していることが窺えます。

日本でも大きな話題を呼んだSTEPNの開発会社が手掛ける新しいWeb3ゲーム「Gas Hero」の公開も控えているなど、今後も同分野での注目トピックは尽きていません。

関連:一大ブームを巻き起こした「ステップン」創業者が考える”新作”Web3ゲームとは?

Gas Heroは、2084年を舞台にしたSF的な世界で、AIの暴走に対抗するために開発されたクローン「Gas Hero」を操作し、自身の基地を発展させたり、他プレイヤーと戦ったりするソーシャルMMOゲームとされており、Crypto Timesの公式コミュニティboarding bridgeでもすでにGas Heroのテスター募集が行われました。

多くのゲームプロジェクトでアクティブユーザーの確保が難航しているなか、シューティングWeb3ゲーム「Shrapnel」を手がけるゲームスタジオNeon MachineがシリーズAで2000万ドルの資金調達に成功する事例も見られるなど、市場拡大に向けた取り組みが進められています。今後も同分野の動向に注目が集まります。

記事ソース:Xangle、CoinGecko

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