リップルCEO「仮想通貨業界は協力が鍵」複数通貨での準備金構成を提言

リップル社のCEOであるBrad Garlinghouse氏は、政府が仮想通貨準備金を創設する場合、特定の通貨に固執せず仮想通貨業界全体を代表する複数の通貨で構成するべきだとコメントしました

Some thoughts on maximalism… let me say this as clearly as I can – the crypto industry has a real shot, here and now, to achieve the many goals we have in common, IF we work together instead of tearing each other down. This is not, and never will be, a zero-sum game.

• I own…

— Brad Garlinghouse (@bgarlinghouse) January 27, 2025

XRP、BTC、ETHなど複数の通貨を保有しているとするGarlinghouse氏は、マルチチェーンの世界を支持しているとし「仮想通貨業界はゼロサムゲームではない。共通の目標を達成するには協力が不可欠」とコメント。特定の通貨に偏る姿勢は業界全体の発展を妨げるとの懸念を示しました。

これらの発言はトランプ政権で議論されている仮想通貨準備金に関して行われていることが窺えます。

一部海外メディアによると、トランプ次期大統領はXRP、SOL、USDCなどの米国発の仮想通貨を優先する「アメリカファースト」戦略的準備金を検討しています。

ビットコインマイニング企業ライオットのリサーチ担当副社長であるPierre Rochard氏は、リップルがSBRの設立に反対していると非難。同氏はリップルは政治家に多額の資金を提供しSBRに反対するロビー活動を積極的に行っていると主張しています。

これに対してGarlinghouse氏は「我々の努力はビットコインを含む仮想通貨戦略的準備金の実現可能性を高めている」とコメントしています。