リップル価格安定もトップトレーダーは弱気鮮明｜ショート移行の背景とは？

暗号資産リップル（XRP）の価格は安定していますが、大手取引所バイナンスのトップトレーダーの間で弱気心理が広がっています。XRP価格が2.33ドル付近で推移する中、特に大口口座でショートポジションへの移行が見られます。

5月27日のデータではバイナンス上位口座の58.7%がネットショートで、口座ベースのロング/ショート比率は0.70と弱気です。しかしポジションベースでは同比率1.48と、少数の大口ロングが反発期待を示唆しています。

全口座でも約3分の2が弱気でこれはトップトレーダー層の慎重な姿勢と一致します。ただXRP価格は1.85ドルから2.00ドルのサポートゾーンを維持し、上値は2.60ドルから2.80ドル付近が抵抗線となっています。

現在の価格とトレーダーのポジショニングには乖離が見られますが、これは長く続かないと専門家は見ています。トップトレーダーは暴落を予測しているわけではなく、より防御的な姿勢を取っている模様です。市場はXRP価格が大きく崩れていないものの、主要なトレーダーが調整を始めているため様子見ムードが広がっています。