リップル(XRP)、急騰後に一服。調整局面か【仮想通貨チャート分析】

記事の要点
▪️短期的な調整局面入り
▪️中期の28期間EMAがサポートラインとして機能するかどうかが焦点

暗号資産リップル（XRP）の価格が短期的な調整局面に入っています。4時間足チャートでは数日間にわたる力強い上昇の後直近高値から反落しており今後の動向が注目されます。

XRP/USD – TradingView

XRP/USDの4時間足チャートを見ると、11月7日頃の安値からV字に近い形で急反発し短期的な上昇トレンドを形成していることがわかります。

この上昇過程において短期の7期間EMA（緑線）が中期の28期間EMA（青線）を上抜ける「ゴールデンクロス」を形成しており、テクニカル的には強気のサインが点灯していました。

しかし直近では2.60ドル手前で上値が重くなり反落。現在の価格は短期の7期間EMAをわずかに下回って推移しており短期的な上昇の勢いが一服したことを示しています。

◆今後のシナリオ分析

今後の焦点は、中期の28期間EMAがサポートラインとして機能するかどうかです。

強気シナリオ

もし価格が28期間EMA付近で下落を止め再び反発するようであれば、今回の一時的な下落は健全な「押し目」であったと判断できます。

その場合、7期間EMAを回復し再び直近高値（2.6ドル手前）を目指す展開が期待されます。

弱気シナリオ

一方で、この28期間EMAを明確に下抜けてしまう場合、短期的な上昇トレンドが崩れる可能性が高まります。

その場合、調整がさらに深まり2.30ドル付近の価格帯まで下落するシナリオも視野に入れる必要があります。

まとめ

リップル（XRP）は急騰後の調整局面にあります。テクニカル分析上、中期の28期間EMAが上昇トレンド継続のための重要なサポートラインとして意識される局面です。