レイヤー2「Scroll」メインネット正式ローンチ|TVLは1.67億円に

レイヤー2「Scroll」メインネット正式ローンチ|TVLは1.67億円に

レイヤー2ブロックチェーンのScrollのメインネットが正式にローンチされ、公式のブリッジが登場しました。

Scrollは、Ethereumの課題を解決、軽減するレイヤー2ソリューションの中でもトランザクションを圧縮してまとめる技術「ロールアップ(Rollup)」を活用しているプロジェクトで、ロールアップの中の1種で*ゼロ知識証明が活用されているzk-Rollupが採用されています。

ゼロ知識証明とは
1985年に初めて定式化されたコンセプト。証明者がある秘密を知っていることを秘密の内容を明かさずに検証者に証明することが可能。

今年3月にはPolychain Capital、Sequoia Chinaなどから18億ドルの評価額で5000万ドル(当時約68億円)の資金調達を実施。左記時点で、Scrollの累計資金調達額(公開分)は8300万ドル(当時約112億円)となっています。

Scrollメインネットは先週から公開されており、メインネットローンチの正式発表前時点のTVLは33万ドル(約5,000万円)を記録。先週時点では、公式ブリッジが公開されていなかったため、すでにScrollに対応していたOwlto Finance経由や直接コントラクトにアプローチをして資金を入れていたユーザーがいたことが推測されます。

公式ブリッジサイトのUI|画像引用元:Scroll

メインネットローンチの正式発表後、ScrollのTVLは上昇しており、昨日17日から2.7倍以上となる112万ドル(約1.67億円)となっています。

Scrollはメインネット公開までに3つのテストネットでテストを実施。テスト期間では、45万回以上のスマートコントラクトのデプロイや9000万回を超えるトランザクション、900万を超えるブロックの生成が行われたとしています。また、セキュリティ面ではブリッジとロールアップ、zkEVM部分に関して4社の監査会社によるレビューを受けたとしています。

コインベースが開発を牽引するレイヤー2Baseがローンチからわずか数ヶ月で、TVLランキングでTop10位以内にランクインするなど新興L2プロジェクトに注目が集まるなか、Scrollの今後の動向にも注目が集まります。

記事ソース:DeFiLlama、Twitter


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