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米ビットコインETF、取引高が2月以来の低水準に

米ビットコインETF、取引高が2月以来の低水準に

米国で提供される現物型ビットコインETFの1日あたりの取引高が、2024年8月19日に7.8億ドルと今年2月初旬以来の低水準を記録しました。

10億ドルを超える取引高が連日続いていた中で、上記は大幅な減少と言えます。

取引高が大きく低下する一方で資金流入は6200万ドル発生しています。さらに、連日発生しているグレースケールのGBTCからの資金流出も起こりませんでした。

今年1月に米SECによって承認されて以降、ビットコインETF市場では変化が生じています。

元々投資信託商品として提供されておりETFへと転換を行ったGBTCは、当初、資産運用額 (AUM) でトップだったものの、現在はブラックロック(iShares)の$IBITがAUM 200億ドル以上を記録し首位に位置しています。

また、イーサリアムなどを含めた仮想通貨保有額の観点でも先日、ブラックロックは古参のグレースケールを抜き、資産運用会社として首位となりました。

機関投資家の仮想通貨ETF市場への参加も徐々に発生しており、先日公開された2024年第2四半期のフォーム13Fによると、ゴールドマン・サックスが約4億1200万ドル、モルガン・スタンレーは約1億8800万ドルのビットコインETFを保有していることが明らかとなっています。

機関投資家のビットコインETFの保有比率は、前四半期の21.4%から24.0%に増加しており、大口プレイヤーによるETFを介したクリプト市場への参加が進んでいることが窺えます。

記事ソース:SoSoValue

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