米ビットコインETF、取引高が2月以来の低水準に
Crypto Times 編集部
米国で提供される現物型ビットコインETFの1日あたりの取引高が、2024年8月19日に7.8億ドルと今年2月初旬以来の低水準を記録しました。
10億ドルを超える取引高が連日続いていた中で、上記は大幅な減少と言えます。
📊 Bitcoin ETF Tracker | 2024-08-19
🟩 Daily Total Net Inflow +$61.98M
💰 Total Value Traded $779.82M
🏦 Total Net Assets $53.77B
📊 ETF Market Value Ratio 4.61%🥇 Net Inflows/Outflows for Each ETF
🟩 IBIT +$92.68M
🟩 FBTC +$3.87M
⬜️ ARKB $0
⬜️ BTCW $0
⬜️ BRRR $0
⬜️ EZBC $0
⬜️… pic.twitter.com/oUtxCgomD6— SoSoValue Research (@SoSoValue) August 20, 2024
取引高が大きく低下する一方で資金流入は6200万ドル発生しています。さらに、連日発生しているグレースケールのGBTCからの資金流出も起こりませんでした。
今年1月に米SECによって承認されて以降、ビットコインETF市場では変化が生じています。
元々投資信託商品として提供されておりETFへと転換を行ったGBTCは、当初、資産運用額 (AUM) でトップだったものの、現在はブラックロック(iShares)の$IBITがAUM 200億ドル以上を記録し首位に位置しています。
また、イーサリアムなどを含めた仮想通貨保有額の観点でも先日、ブラックロックは古参のグレースケールを抜き、資産運用会社として首位となりました。
機関投資家の仮想通貨ETF市場への参加も徐々に発生しており、先日公開された2024年第2四半期のフォーム13Fによると、ゴールドマン・サックスが約4億1200万ドル、モルガン・スタンレーは約1億8800万ドルのビットコインETFを保有していることが明らかとなっています。
機関投資家のビットコインETFの保有比率は、前四半期の21.4%から24.0%に増加しており、大口プレイヤーによるETFを介したクリプト市場への参加が進んでいることが窺えます。
記事ソース:SoSoValue