トップ3のNFT、1ヶ月で価格が平均-47%に

トップ3のNFT、1ヶ月で価格が平均-47%に
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直近1ヶ月でビットコインは約24,000 ドル ~ 31,400 ドル、イーサリアムは約1,620 ドル ~ 1,960ドルと中程度の価格変動を見せるなか、トップ3のNFTのフロア価格が大幅に下落しています。

1ヶ月の販売ボリュームが*4.45億ドルと最も多かったEthereumチェーン上のトップ3のNFTコレクションはBored Ape Yacht Club(BAYC)、Azuki、Mutant Ape Yacht Club(MAYC)の3つ。6月4日時点と比較してこれらのNFTコレクションのフロア価格は平均で約47%下落しています。*CryptoSlam!参照

  • BAYC:-37%(47 ETH→30 ETH)
  • Azuki:-61%(17.5 ETH → 7 ETH)
  • MAYC:-45%(10 ETH→5.6 ETH)
    *6月4日時点と7月4日時点のOpenSeaのフロア価格で比較
    *フロア価格の小数点以下第2位四捨五入

OpenSea上の直近1ヶ月のフロア価格。上からBAYC→Azuki→MAYC|画像引用元:OpenSea

最も下落幅が大きかったのは、2022年1月12日にロサンゼルスを拠点とするアーティスト・グループによって発表された10,000作品のNFTコレクション「Azuki」。同プロジェクトは、先日新NFTコレクション「Elementals」を販売し、リリースから約15分での完売で約54億円の売上を記録しました。

関連:NFTプロジェクトAzukiの「Elementals」が完売、約54億円の売上

順調な売上を記録した一方、Elementalsの販売方法やデザインの同一性などを理由にコミュニティから批判が起こり、公式は「Azukiのビジョンは分散型ブランドを構築すること。そのために優れたコミュニケーションと実行力が必要だが、Elementalsの売却ではその両方が欠けていた。私たちは信頼の一部を失ったことは承知しているが物事を正そうとする意欲がこれほど高まることはない」とコメントを発表しています。

BAYCとMAYCを手がけるYuga Labsも新たな施策を続けており、先日新NFTコレクション「HV-MTL」の最新ゲームForgeを公開しました。

関連:Yuga Labs最新ゲーム「HV-MTL Forge」 の詳細が公開【全6シーズン】

HV-MTLのNFTを活用し、自身の空間の建築やそれに基づいた投票が可能な上記ゲームでは、今後公開予定のシーズン2にてBAYCやMAYCなどのYuga LabsシリーズのNFT活用機能が実装予定となっています。

先日、ルイ・ヴィトンがNFT「VIA トレジャー・トランク」を約586万円で販売するなど、既存大手ブランドによるNFT関連の施策も行われており、今後の同市場の動向に注目が集まります。

記事ソース:OpenSea、CryotoSlam!

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