ドナルド・トランプ次期大統領、次期SEC委員長候補としてポール・アトキンス氏を指名
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ドナルド・トランプ次期大統領は、次期米証券取引委員会(SEC)委員長候補としてポール・アトキンス氏を指名しました。アトキンス氏は1990年代にSECに勤務した経験を持ち、2002年から2008年までSEC委員を務めた後、自身のコンサルティング企業Patomak Global PartnersでCEOを務めています。
SEC委員長の任命には大統領の指名後に上院での承認が必要です。現在、上院は共和党が過半数を占めており、トランプ氏は迅速な承認プロセスを求める姿勢を示しています。また、同氏は「Recess Appointments(休会任命)」の活用も示唆しており、上院が休会中に一時的な人事任命を行う可能性があります。
米国では現在、デジタル資産規制を明確化するFIT21法案が審議中で、この法案ではSECではなくCFTC(商品先物取引委員会)が主要な規制権限を持つ内容が検討されています。このため、SEC委員長人事は、同法案や戦略的ビットコイン準備金などを計画する米国の今後の動向に大きく影響する可能性があります。
Paul Atkins is a great choice as next Chair of the SEC. The SEC is in dire need of a reset. Instead of protecting investors and fostering innovation, it “protected” investors from the likes of bitcoin ETFs and stifled innovation. Atkins will usher in common sense and a do no harm…
— Cameron Winklevoss (@cameron) December 4, 2024
暗号資産取引所Geminiを創設したウィンクルボス兄弟のうちキャメロン氏は、アトキンス氏に対して「常識的で害のないアプローチを導入する」との見立てを立てていることを明かしました。