ステーブルコインUSDT、過去1年間の発行数の6割がTron上

ステーブルコインUSDT、過去1年間の発行数の6割がTron上

テザー社は、過去1年間で330億USDTを発行しており、全体の約6割にあたる190億USDTがTronネットワーク上で発行されていることが明らかになりました。

オンチェーンデータを提供するLookonchainによると、Ethereum上での発行は140億USDTに留まっており、Tronネットワークの躍進が目立ちます。本日2024年8月20日午後2時にも、Tronネットワーク上で新たに10億USDTが発行されています。

テザー社は、先日発表したレイヤー1ブロックチェーン「Aptos」へのUSDT展開に続き、今年5月には「The Open Network(TON)」でもUSDTを展開するなど、その発行先を多様化させています。

USDTの時価総額は、ステーブルコイン市場全体が約1,688億ドルとなるなかで1,170億ドルを記録。2位のUSDCと350億ドル以上の差を付け首位の座を維持しています。

先日、AppleはiPhoneの決済チップをサードパーティに開放すると発表しました。これにより、ユーザーはApple Pay以外の決済アプリをデフォルトに設定することが可能になります。

将来的には、仮想通貨ウォレットを用いたNFC決済もiPhoneで利用可能になる見込みです。

各国での法規制なども含めて周辺環境に変化が生じ続けているステーブルコイン市場の動向に今後も注目が集まります。

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