メタプラネット、18日以降に動くか？2大イベントが株価を左右

株式会社メタプラネットの株価は現在600円前後で推移しており、今後の企業戦略の行方を左右する複数の重要なイベントを目前に控えています。市場関係者は今週から来週にかけての同社の動向を注視しています。

現在、同社は海外での大規模な公募増資に伴う「沈黙期間」にあります。この期間中はインサイダー情報に関わる可能性があるため、会社関係者からの情報発信が制限されます。

この沈黙期間は9月17日に終了する予定で、投資家の関心は18日以降に発表される可能性のある新たな情報に集まっています。

メタプラネット株、600円の攻防｜沈黙期間明けに注目

今後の株価を占う上で、市場が特に注目している材料は二つあります。

第一の焦点は、現在進行中の海外公募の成否です。手取概算で約2041億円にのぼるこの大規模な資金調達が計画通りに完了すれば、同社の財務基盤は大幅に強化されます。調達資金の大半はビットコインの追加購入に充当される計画です。

第二の注目点は、FTSEジャパンインデックスへの採用です。同社株式は9月22日の市場開始時から同指数に組み入れられることが決定しています。これにより、この指数に連動するインデックスファンドなど機関投資家からのパッシブな買い需要が創出される見込みです。

これら二つの重要なイベントの結果が今後のメタプラネットの株価の方向性を決定づける重要な要素となります。