マイニング企業のBTC売り圧が来る?収益悪化で淘汰の危機
よきょい

ビットコインのマイニング事業者が重大な岐路に立たされています。ネットワークの処理能力を示すハッシュレートが過去最高水準に達する一方で、マイニングの収益性は大幅に悪化しています。この状況を受け多くの事業者は保有するビットコイン(BTC)の売却や事業の再編あるいは人工知能(AI)関連の新たな収益源の模索を迫られています。

ビットコインネットワークのマイニング難易度は過去最高の136.04兆を記録。しかし、収益性の指標であるドル建てのハッシュプライスは1ペタハッシュあたり1日約52ドルまで低下しています。先物市場では今後6ヶ月間の平均ハッシュプライスが約49ドルまで下落すると予測されており、収益環境の厳しさは増しています。世界的な電力価格やデータセンター利用料の高騰もマイナーの利益をさらに圧迫する要因です。
このような状況下でAI向けの高性能コンピューティングが新たな選択肢として浮上しています。これまでマイニング事業に利用されてきた電力や土地がAIの計算処理能力を確保するための資源として注目されているためです。
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しかしながら、全てのマイナーがAI事業へ転換できるわけではありません。液体冷却設備の導入や高密度ラックへの更新など多額の設備投資が必要となるためです。そのため各社は独自の戦略でこの難局に臨んでいます。ライオット・プラットフォームズ(Riot Platforms)のように電力需要のピーク時に操業を抑制してコストを管理する企業もあれば、アイリス・エナジー(Iris Energy)のようにマイニングとAI関連事業を両立させる企業も現れています。
今後の市場では年末にかけてマイナーが保有するBTCを売却するかどうかが焦点となります。収益性の悪化が続けばコストの高いマイナーはBTCを売却して資金を確保する可能性が高まります。一方でAI事業への転換が順調に進めばその売り圧力は一部相殺されるかもしれません。これらの動向が第4四半期の市場供給量を左右する重要な要因となりそうです。
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情報ソース:Hashrate Index

























































