XRP価格、2-4週間以内に急騰？2017年酷似チャートが示す兆候

暗号資産XRPの現在の価格チャートが歴史的な急騰を見せた2017年の値動きと酷似しているとして、市場関係者の間で大きな注目を集めています。大規模な価格変動の前兆との見方がある一方、本格的な上昇の前にもう一段の下落があるのではないかという警戒感も広がっています。

2017年にXRPは価格が爆発的に上昇する前、約210日間にわたる保ち合いの期間を経ていました。現在のXRPは、これと非常によく似た状況にあります。過去190日以上にわたり価格は2.20ドルから2.80ドルという狭いレンジ内で推移しており、次の大きな動きに向けたエネルギーを溜め込んでいる状態と見られています。

あるアナリストは、この歴史的なパターンが繰り返されるのであれば、XRPは「2～4週間以内」に大きな価格上昇を開始する可能性があると予測しています。

If XRP is following the 2017 style run.
XRP is 2-4 weeks away from starting its final run up.

XRP in 2017 consolidated for 210 days before it started its final run up.

This cycle, XRP has already consolidated for 190 days. pic.twitter.com/m4q1PJT7a5

— xoom (@Mr_Xoom) June 5, 2025

しかし、すべての市場参加者が楽観的なわけではありません。本格的な上昇トレンドに入る前に、価格が一時的に下落して不安定なポジションを整理する「最後の振るい落とし」が起こると予測する声も根強くあります。

一部のトレーダーはXRPが1.90ドルから2.00ドルの価格帯まで下落し、その水準で流動性を確保するまでは真の上昇トレンドの始まりを確信できないと考えています。

現在XRPの価格は約2.15ドルで取引されており、市場は次の方向性を探る期待とためらいが交錯する「嵐の前の静けさ」とも言える状況です。現在の保ち合いレンジを明確に上抜ければ、2017年に見られたような歴史的なラリーの再来が期待されます。しかし、そのためにはまず下値リスクを試す展開を乗り越える必要があるかもしれません。