上場
2024/02/22OKCoinJapanにて2月26日より取り扱い開始|注目の仮想通貨$APTとは
国内仮想通貨取引所OKCoinJapan(オーケーコイン・ジャパン)にレイヤー1プロジェクトAptosの$APTトークンが上場します。 \APTの取扱い/ OKCoinJapanでは新たに、 #アプトス #APT の取扱いを開始します。 ■対象サービス 販売所、積立、入出庫 ■取扱い開始日時 2024年2月26日(月)17時00分 ■詳細 https://t.co/KNRNHFH5YO#OKCoinJapan #Aptos pic.twitter.com/9DdpyigyaF — OKCoinJapan(オーケーコイン・ジャパン) (@OKCoinJapan) February 22, 2024 AptosはMeta社の仮想通貨プロジェクトDiemの元中心メンバーが中心となって立ち上げられたレイヤー1ブロックチェーンプロジェクトです。 Aptosの$APTトークンは2月時点で時価総額5,000億円以上を記録しており、時価総額はトップ50位以内にランクインするなど注目を集め続けています。 $APTがOKCoinJapanに上場 国内大手仮想通貨取引所のOKCoinJapanにて、2024年2月26日(月) 17時00分より$APTの取り扱いが開始されます。 $APTは同取引所の販売所、積立、入出庫のサービスで対応予定となっています。 $APT上場記念キャンペーンが実施 $APTの上場に伴い、OKCoinJapanでは50名が2 APT(数千円相当)を獲得できるキャンペーンが実施されます。 🎉 APT上場記念キャンペーン開催!🎉 OKCoinJapanでは #APT の取扱い開始を記念して、キャンペーンを実施します! 🎁フォロリポで2APTが50名様に当たる! 【参加方法】 1️⃣ @OKCoinJapan をフォロー 2️⃣本投稿をいいね&リポスト 締切: ~ 2024/2/29 17:00 詳細はこちら👇https://t.co/3qEprrEvGb… https://t.co/okcG5ErhWa pic.twitter.com/8mU9ULkBCs — OKCoinJapan(オーケーコイン・ジャパン) (@OKCoinJapan) February 22, 2024 キャンペーンへの応募は、各公式Xアカウントのフォローや対象ツイートの拡散によってかんたんに参加が可能です。 キャンペーン応募方法 OKCoinjapanの公式Xアカウントをフォロー 対象ポストのいいねとリポスト(または引用ポスト) キャンペーン期間は2024年2月29日(木)17時迄となっており、当選者にはOKCoinJapanの公式Xアカウントからダイレクトメッセージが届く仕様となっています。 当選者への$APTの送付はOKCoinJapanの口座に行われます。OKCoinJapanはステーブルコイン$DAIなど、*全37種類の通貨に対応する利便性の高い仮想通貨取引所なので、これを機に口座開設を行なってみてはいかがでしょうか。- OKCoinJapanの口座を開設する *上場予定の$APT、$SOL含む $APTとはどんな仮想通貨? 今回、OKCoinJapanへ上場する$APTはAptosネイティブトークンです。$APTには以下のような使用用途が存在します。 トランザクション手数料 NFTの購入費用 DeFiプロジェクトでの活用 ガバナンス バリデータのステーキング 最も多くのユーザーに関係する用途として挙げられるのがトランザクション手数料で、ユーザーはAptosチェーン上での送金や通貨の交換などのアクションを起こす際に手数料として$APTが請求されます。 通貨送金画面(左)と通貨のスワップ(右)画面。実行時に$APTが手数料として請求されているのが分かる また、$APTは、NFTマーケットプレイスにてAptos上のNFTを購入する際の基軸通貨として利用されるケースもあります。 後述のNFTマーケットプレイス「BlueMove」の画面を見てみると、Aptosチェーン上のNFTを購入する際に$APTが必要となっていることが分かります。 BlueMove上のNFT一覧画面。NFTの価格が$APTで表示されているのが分かる|画像引用元:BlueMove NFTだけでなく、DeFi(分散型金融)においても$APTの利用が可能です。 Apotos上で展開されるDeFiにて、ファーミング、レンディングなどを行う際は$APTが通貨ペアや貸出通貨として設定されているケースが多くあります。 Aptos上のDeFiプロトコル「Thala」の画面。$APTが通貨ペアで多く使用されているのが分かる|画像引用元:Thala 前述のものとは少し異なる利用用途としては、ガバナンス機能としても$APTは利用が可能です。 Aptosコミュニティ内での提案 (AIPs : Aptos Improvement Proposals)へ投票を行う際、ユーザーは$APTを用意する必要があります。 Aptosコミュニティ内での提案画面。$APTで投票をしている様子が分かる|画像引用元:Aptos Governance 少数のユーザー向けとなるものの重要な$APTの使用用途として、バリデータによるステーキングも存在します。 Aptosのブロックチェーンにおけるトランザクションの検証を行っているバリデータは、$APTを一定量ステーキングを行う必要があります。 世界各国のバリデータの状況|画像引用元:explorer.aptoslabs.com このように$APTは、保有する資産としての用途以外に様々なユーティリティがエコシステム内では用意されています。 キャンペーン参加で$APT獲得のチャンスを得る $APTのトークノミクス ローンチ時のトークノミクス カテゴリー 初期トークン配布の% 初期トークン コミュニティ 51.02% 510,217,359.767 コア貢献者 19.00% 190,000,000.000 財団 (Foundation) 16.50% 165,000,000.000 投資家 13.48% 134,782,640.233 $APTの発行上限は定められておらず、2024年2月時点での総供給量は1,082,183,410 APTとなっています。*Aptos Explorer参照 $APTトークンは2022年10月から1年間に渡り毎月12日に財団とコミュニティに初期総供給量の0.45%にあたる4,540,000 $APTがアンロックとなり配布されてきました。2023年11月以降は、配布対象を投資家とコア貢献者にも拡大し、毎月初期総供給量の2.48%にあたる24,840,000 $APTがアンロックされています。*Drops Tab参照 コミュニティと財団への$APTのアンロックは2032年に完了するスケジュールとなっています。 OKCoinJapanの$APT獲得キャンペーンに参加する $APTが利用できる2つのdApp 実際に$APTが利用できるdAppとして以下の2つのプロジェクトを紹介します。 「Thala」 - DeFiプラットフォーム 「BlueMove」 - NFTプラットフォーム 上記dAppの利用には、OKX Walletなどのウォレットを用意する必要があります。 対応ウォレット ・Thala:OKX Wallet、Pontem、Martian、MSafe、Petra、Rise ・BlueMove:OKX Wallet、Pontem、Martian、Petra、Rise、Blocto Wallet、CLV Wallet Thala Thalaはスワップ、流動性ステーキング、ブリッジ、ローンチパッドなどの機能を持つAptos上で展開されるオールインワンDeFiプラットフォームです。 ThalaはAptos上のDeFiプロトコルとしてトップのTVL(Total Value Locked)を誇っており、その規模は2024年2月時点で*1.43億ドル(約215億円)となります。*DeFiLlama参照 Thalaでは、$APTの利用場面が多く、例えば流動性提供を行うためのプールでも$APTが通貨ペアとして組まれているケースが多くあります 画像引用元:Thala 流動性ステーキングにおいては、$APTを元に1:1の同価値でペグされる$thAPTをミントし、$thAPTのデポジットによりリベーストークンの$sthAPTの発行も可能になったりと$APTの使用用途が多く用意されています。 Thala 公式リンク 公式サイト:https://www.thala.fi/ X:https://twitter.com/ThalaLabs Discord:https://discord.gg/thala Medium:https://thalalabs.medium.com/ BlueMove BlueMoveはAptosチェーン上で展開されるNFTマーケットプレイスです。 BlueMove上でNFTを購入する際の基軸通貨は$APTとなっている他、ローンチパッドにおいても$APTが利用されます。 画像引用元:BlueMove BlueMoveでは、ビットコインから生まれた新たな仕組みである最小単位にデータを刻むことが可能なインスクリプションの生成も可能です。 BlueMove 公式リンク 公式サイト:https://bluemove.net/ X:https://twitter.com/BlueMove_OA Discord:https://discord.gg/7eXkAnyeCV Docs:https://docs.bluemove.net/docs/welcome-to-bluemove OKCoinJapanのキャンペーンに参加して$APTを獲得しよう Aptosは、Meta社のDiemプロジェクトの元メンバーが中心となって開発がスタートしたプロジェクトで、開発者や利用ユーザーの増加に伴いエコシステムは拡大を続けています。 紹介してきた通りAptosのネイティブトークンである$APTには様々な利用用途が展開されています。 OKCoinJapanのキャンペーンに参加してAptosのエコシステムに参加してみましょう。 Sponsored Article by OKCoinJapan ※本記事はオーケーコイン・ジャパン株式会社さまよりいただいた情報をもとに作成した有料記事となります。プロジェクト/サービスのご利用、お問い合わせは直接ご提供元にご連絡ください。
ニュース
2024/02/21マイクロストラテジーのCEOマイケル・セイラー氏、「永遠に」ビットコイン購入を続ける考え示す。
米大手ソフトウェア企業マイクロストラテジーのCEOであるマイケル・セイラー氏が最近のインタビューで、「自分は永遠にビットコインの購入を続けていく」と述べました。 MicroStrategy Executive Chair Michael Saylor says the approval of spot Bitcoin ETFs is “a rising tide that is going to lift all boats” https://t.co/0X0Pcz9N8S pic.twitter.com/jA1KxQEDAW — Bloomberg TV (@BloombergTV) February 20, 2024 マイクロストラテジーの共同設立者マイケル・セイラー氏は、同社が大規模にビットコインに投資している人物として知られています。 長年ビットコインの熱心な支援者として知られるセイラー氏は、100億ドルを超える自身のビットコイン保有量の売却には全く興味がなく、「最高値で買い続ける」とし、「ビットコインが脱出戦略で、最強の資産だ」と強く語っています。 さらに、セイラー氏はビットコインを1兆ドルの新たな資産クラスと位置づけ、金や株に勝ると説明しています。また、ビットコインをアップルやグーグルなどの「マグニフィセント7」に例えることに対して、企業ではない資産としての優位性を「ビットコインは金やS&P500と競争中だ。資金は流入できるが、マグニフィセント7には限界がある。勝者を売って負け組みを買う理由はない」としています。 マイクロストラテジーは2020年8月以降、190,000BTC以上を取得する最大級の企業投資家の1つです。直近の決算報告で、自社を「ビットコイン開発企業」と位置づけるなど、暗号資産とその未来へヴィジョンへのコミットメントを明確にしました。
ニュース
2024/02/20米ビットコインETFの取引高、現物取引の約40%に匹敵か
米国で提供中の現物型ビットコインETFの取引高が、CEX(中央集権型取引所)のビットコインの現物取引高の40%に相当していることが分かりました。 オンチェーンデータプラットフォームCyrptoQuantのデータによると、市場が閉じられる土日を除き10社が提供中のビットコインETFの取引高は継続的に一定量が記録されており、特定の日付においてはCEXの取引高に匹敵するボリュームが記録されています。 #Bitcoin spot ETF trading volume hit 40% of centralized exchange levels. h/t @GarryThewise https://t.co/WDgQQvHZCl pic.twitter.com/A40IboqGBv — Ki Young Ju (@ki_young_ju) February 20, 2024 現在、米国で提供されているビットコインETFで最大規模となっているのがグレースケール社が提供中のGBTCで現地時間2月16m日時点の運用資産残高 (AUM) は234億8750万ドル(約3.5兆円)を記録。同社のETFはブラックロックやフィデリティなどの競合と大きく差をつけており米国市場における現物型ビットコインETFのAUMで全体の約65%を占めています。 GBTCからは日々資金流出が発生しているものの、市場全体では毎日平均*4.85億ドル(約730億円)の資金が流入しています。*2月16日時点での直近4日間の平均 現物型ビットコインETFを提供している米資産運用会社Bitwiseの最高投資責任者(CIO)マット・ホーガン氏は「現在の資金流入の多くは個人投資家によるものである」と指摘。今後、長い期間をかけて金融機関や大手企業の市場参入が行われるとしています。 現在、米国で提供されている現物型ビットコインETFでは、ブラックロック、ARK Invest、VanEck、グレースケールの4社を除き手数料が設定されていません。 上記は、期間限定の施策の一環であり今後数ヶ月から1年ほどにかけて*0.19%~0.25%の範囲の手数料が各ETFに適用される予定です。*$GBTC除く ビットコイン半減期などのイベントも控えるなか、今後のビットコイン市場の動向に注目が集まります。 「ビットコイン、今年中に80,000ドル」Bitwiseが可能性を指摘 記事ソース:Crypto Quant、
初心者向け
2024/02/20ビットコインはいくらから買える?利益に繋がる購入方法もチェック
ビットコインに興味があるものの、どの程度の資金が必要になるのかわからず、悩んでいる方もいるのではないでしょうか。 そこで「ビットコインがいくらから買えるのか知りたい」といった方のため、仮想通貨取引所ごとの最低購入額について紹介します。 この記事を読むことによっていくら資金を用意すれば始められるのか、どのような流れで購入するのかなどがわかるので、ぜひ参考にしてみてください。ビットコインで使用される単位についても紹介します。 ビットコインで使用される単位 通貨名「ビットコイン」の通貨単位は「BTC」です。 2024年2月6日現在、ビットコインの価格は「6,354,830.25円」となります。つまり「1BTC=6,354,830.25円」、約630万円です。ビットコインの値段は常に変動していることから、その時々によって変わります。 ビットコインの最も代表的な通貨単位は「BTC」ですが、この他に「mBTC(ミリビットコイン)」「μBTC(マイクロビットコイン)」「Satoshi(サトシ)」があります。 それぞれの単位をBTCに変換すると、以下のとおりです。 ビットコインの通貨単位 ・mBTC(ミリビットコイン)…0.001BTC ・μBTC(マイクロビットコイン)…0.000001BTC ・Satoshi(サトシ)…0.00000001BTC また「bit(ビット)」もあるのですが、こちらは「0.000001BTC」なので、μBTCと同じ数量となります。 いずれの通貨単位も1BTCよりも小さいことになるため、1BTCよりも小さい取引を行う際に使用されるものです。なお「Satoshi(サトシ)」は、ビットコインの開発者であり、インターネット上でビットコインに関する論文を発表した「サトシ・ナカモト」から取られました。 ビットコインには「BTC」以外にも上記のような単位があるのですが、これらが実際の取引で使用されることはまずありません。そのため、知識として覚えておくと良いでしょう。 代表的な通貨単位が「BTC」であり、最も小さい単位は「Satoshi(サトシ)」であることはおさえておくことをおすすめします。 ビットコインを取り扱う際には、価格が変動しやすいことを理解したうえで取引を行っていくことが重要になります。 ビットコインはいくらから買える?取引所ごとの最低購入額 ビットコインがいくらから買えるかについては、利用する仮想通貨取引所によって異なります。主な仮想通貨取引所と、2024年2月5日時点での最低購入額は以下のとおりです。 各取引所におけるビットコイン最低取引額(2024年2月執筆時点) bitFlyer(ビットフライヤー)… 1円〜 Coincheck(コインチェック)… 500円~ GMOコイン… 0.00001BTC~(約63.6円) bitbank(ビットバンク)… 0.0001BTC〜(約636.4円) DMM Bitcoin… 0.0001BTC〜(約636.4円) 1BTCの値段は約630万円ではありますが、上記のように最低1円からでも購入が可能です。約630万円を用意するのが難しいと感じていた方にとっても、身近なものになったのではないでしょうか。 なお、仮想通貨取引を行う場合、購入のための資金のほか、取引手数料や入金手数料がかかることになります。ですが、これらを合わせたとしても、最小単位でビットコインを購入する場合は、1,000円以下で抑えることが可能です。 なお、仮想通貨取引所によって金額が異なるのは、ビットコインの金額が変わるわけではなく、最小売買単位が異なることが関係しています。最小売買単位が小さいところで購入したほうが得をするわけではないので、注意しておきましょう。 仮想通貨/ビットコインの購入にオススメな取引所を徹底比較【2023年4月最新ランキング】 利益を出すためにビットコインをいくらから買うべき? 利益を出すことを考えると、初めから大きな金額の取引に挑戦したくなります。ですが、特に初心者の方がよくわからないままに大きな取引を行うと、大損してしまう可能性もゼロではありません。 仮想通貨の取引に慣れる前に資金がなくなり、取引を継続できなくなってしまうリスクもあります。 そこで、まずは数千円~数万円程度の少額から開始し、取引に慣れてきた段階で購入額を上げていくことについて検討してみると良いでしょう。ビットコインはご紹介したように、非常に少額から始められるのが大きな魅力です。 重要なのは、万が一、その資金を失ってしまったとしても生活に支障がないような金額で始めることです。無理な投資は行わないようにしてください。 ビットコインを購入する以上利益を出したいと考えるのは当然のことではありますが、リスクについても考えておかなければなりません。 ビットコインとは?取引の前に知っておくべき基礎知識 ビットコインを買う手順 実際にビットコインを買いたいと考えている場合、どのような手順で進めていくことになるのかおさえておきましょう。 ビットコインの買い方について詳しく解説していきます。 取引所でアカウントを開設する はじめに行わなければならないのが、仮想通貨取引所(暗号資産交換業者)のアカウントの開設です。 仮想通貨取引所にはいくつかの種類があるので、各取引所の特徴などを確認し、興味のあるところを探してみてください。なお、ビットコインの購入におすすめの仮想通貨取引所の詳細については後述します。 信頼度が高い所やセキュリティがしっかりしているところ、何かあった時に日本語でのサポートが受けられることなどを重視してみてください。また、手数料などを比較して検討することも重要です。 特に初心者の方は、大手の企業が運営している仮想通貨取引所を選択すると良いでしょう。なお、すでに仮想通貨取引所のアカウントを持っている方は、同一のアカウントで仮想通貨口座開設に進めます。 ビットコインの口座を開設する 続いてビットコインの口座を開設しましょう。必要な情報は登録する仮想通貨取引所によって異なりますが、一般的には先にメールアドレスを登録し、アドレスの認証を行ってから個人情報の入力に進んでいくことになります。 ビットコインなどの仮想通貨も金融商品の扱いになるため、一般的な口座を開設するのと同様にさまざまな情報を入力していかなければなりません。 例えば、住所や名前などの基本情報のほか、支払いに使用するクレジットカード情報、銀行口座情報などです。 身分証明書も必要なので、免許証や保険証、マイナンバーカードなどを用意しておきましょう。 本人確認書類は、画像をアップロードして提出できる仮想通貨取引所が多いです。その際、本人であることを明確に示すため、本人確認書類が写るように顔の下などで持った状態で、自身の顔や上半身と一緒に撮影して提出を求めている仮想通貨取引所もあります。 詳細については、各仮想通貨取引所で紹介されているので、そちらをご確認ください。 提出する写真に光が写り込んでいたり、手ブレになどによって文字の確認ができなかったりすると再提出となるので、時間がかかります。 また、急いで口座開設をする必要がない場合は、郵送での本人確認に対応しているところも多いです。 利用できる本人確認書類としては、運転免許証やマイナンバーカードのほか、顔写真付きのパスポート、同じく顔写真付きの住民基本台帳カード、またはマイナンバー通知カードや住民票の写し、各種保険証などです。 この時、選択する本人確認書類によっては選択できる本人確認書類送付方法が変わることもあります。 口座開設完了の方法は仮想通貨取引所によって異なり、本人確認完了後にハガキやメールで口座開設のお知らせが届くケースが多いです。 なお、二段階認証についてはセキュリティのためにも登録しておくことをおすすめします。 日本円を入金する 口座開設が完了したら、取引に必要な日本円を入金することになります。 代表的な入金方法は、銀行振り込み、コンビニ入金、クイック入金の3種類です。どの入金方法でいくらの入金手数料がかかるのかについては、利用する仮想通貨取引所によって異なるので、よく確認しておきましょう。 多くの仮想通貨取引所では、銀行振り込みを利用した場合に手数料が安くなります。ただ、入金をしてすぐに反映されるケースは稀で、数十分から1時間程度の時間がかかるので、今すぐビットコインを購入したい場合には向いていません。また、あくまで数十分から1時間程度で入金が反映されるのは、銀行が営業時間内である場合の話です。営業時間外の入金は、翌営業時間まで待たなければならないケースもあります。 コンビニ入金は、コンビニ設置してあるATMを使い、口座に入金する方法です。 クイック入金も同様にインターネットバンキングを利用し、口座に入金します。こちら2つの方法は、銀行振り込みとは異なり、すぐに入金が反映されるのが特徴です。手数料は銀行振り込みと比較して高くついてしまいますが、スピードを重視したい場合はコンビニ入金かクイック入金を選択すると良いでしょう。 最も簡単なのはクイック入金です。事前にインターネットバンキングを開設してお金を入れておく必要はありますが、コンビニに出かける必要もありません。 実際にビットコインを購入する 入金が済んで反映されたら、いよいよビットコインの購入です。 ビットコインを購入する際は、大きく分けて2つの方法があります。 まず、BTC単位で購入する方法です。例えば「まずは0.0001BTC購入してみたい」と考えているのであれば、BTC単位で購入してみましょう。具体的に日本円にしていくらになるのかについては、よく確認が必要です。 初心者にとってわかりやすいのが、円単位で購入する方法です。例えば「10,000円入金したからまずは5,000円分買ってみたい」といった方はこちらの方法を選択することになります。 購入方法は、取引所取引、販売所取引、レバレッジ取引、仮想通貨FXなどの種類があります。 このうち「レバレッジ取引」は、てこの原理を利用した取引です。少ない自己資金でも大きな取引ができるのが魅力ではありますが、万が一、損失が出てしまった場合、大きな損に繋がってしまう恐れがあるので、特に初心者にはおすすめできません。まずは「販売所・取引所」か「現物取引」から検討してみてください。 販売所では、日本円かBTCを選択して金額や数量を入力し、確認のうえ買い注文を確定させます。 取引所では、購入額か売却額を自身で指定して注文する「指値注文」、またはその際に出ている最も近い価格で注文する「成行注文」が選択可能です。慣れている方であれば1分もかからない注文作業ではありますが、初心者の方は慎重に行いましょう。 入力時はもちろんのこと、最終確認でも価格や数量、金額などは再度よく見てみてください。 ビットコイン購入におすすめの取引所 ビットコインを購入するためには、仮想通貨取引所の口座を開設する必要があります。 たくさんの種類があるので、どの口座を開設しようか悩んでいる方のため、代表的な仮想通貨取引所とおすすめのポイントについて解説していきます。 bitFlyer(ビットフライヤー) 画像引用元:bitFlyer bitFlyerは、1円相当の少額からビットコインの取引に対応している仮想通貨取引所です。そのため、ビットコインの取引に挑戦したいけどまとまった資金が用意できない方や、まずは少額で始めてみたいと考えている初心者の方にも向いているでしょう。 三井住友銀行が出資している取引所ということもあり、信頼感があるのもbitFlyerの大きな魅力だといえます。 年間のビットコイン取引量についても非常に多いです。取引量が多いということは、流動性の高さを表しています。 注文が約定しやすい仮想通貨取引所であるかを重視したいと考えている方も、チェックしてみてはいかがでしょうか。 また、独自の取引ツールである「bitFlyer Lightning」を提供しており、使いやすさを感じさせます。ビットコインの現物取引のほかにも、ビットコインFXやビットコイン先物取引などに対応している便利なツールです。 セキュリティ面でもしっかりとした対策が取られています。 また、ビットコイン以外の仮想通貨も多数取り扱っているため、慣れてきたらビットコイン以外の銘柄の取引を行ってみたいと考えている方にも向いているでしょう。 ビットフライヤーで口座開設をする Coincheck(コインチェック) 画像引用元:Coincheck Coincheckは、使いやすいアプリを提供しており、ダウンロード数も非常に多いです。初めて仮想通貨取引に挑戦したいと考えている方でもわかりやすいアプリなので、使いやすさ重視で検討したい方にも向いているでしょう。 特に初心者の方が躓きやすいのが、これまでに仮想通貨を購入した経験がないためにチャートの見方がよくわからないといったトラブルです。ですが、アプリのわかりやすいチャートは初心者でも理解しやすいのが魅力といえます。 Coincheckのアプリで提供しているチャート機能は初心者の方だけではなく、上級者の方からも利用されており、他で取引を行う際でもCoincheckのチャートを参考にしているといった方が少なくありません。 それほどわかりやすく、信頼されているアプリです。 取り扱い銘柄数も多いので、ビットコイン以外の仮想通貨に興味をある方もチェックしてみてはいかがでしょうか。 ただ、手数料については比較的高めなので、このあたりについては注意が必要です。 また、レバレッジ取引には対応していません。レバレッジ取引はハイリターンが期待できる分ハイリスクでもあるので、特にレバレッジ取引をする予定がない方にとっては問題ないでしょう。 GMOコイン 画像引用元:GMOコイン GMOコインは、取り扱い銘柄が多いことで人気の取引所です。初心者向けの機能もそろっています。 また、東証一部上場企業である「GMOインターネットグループ」の傘下であることから、信頼度も高いです。GMOクリック証券などのネット証券会社を運営している関係もあり、安全性にこだわりたいと考えている方から選ばれています。 取引で使えるアプリも提供されており、使いやすいと評判も良いです。 ビットコインだけではなく、アルトコインを含めた暗号資産の現物売買とレバレッジ取引に対応しているのもGMOコインの特徴です。 また、販売所だけではなく、取引所での取引もできます。スプレッドが狭めに設定されているほうで取引を楽しみたいと考えているのであれば、取引所での取引について検討してみるのも良いでしょう。 また、できるだけ早く取引を開始したいと考えている方の要望にこたえるため「かんたん本人確認」が用意されています。 かんたん本人確認は、口座開設にあたり、郵便物の受け取りが不要で、最短で口座開設を申し込んだ当日中に取引が開始できる確認方法です。 投資機会を逃したくないと考えている方にも向いています。 GMOコインで口座開設をする bitbank(ビットバンク) 画像引用元:bitbank bitbankは取引量が多い仮想通貨取引所であることから、流動性が高く、注文が通りやすいのが魅力です。売り注文が通らないために、なかなか利益が確定できないといったトラブルも抑えられます。 アルトコインの取引量が非常に多いことから、慣れてきたらビットコイン以外の仮想通貨の取引を検討したい方に向いているでしょう。 レバレッジ取引には対応していないので、レバレッジを効かせた取引をする予定がない方から選ばれています。 手数料は比較的安く、スプレッドも狭いです。このことから、取引にかかるコストを抑えられる仮想通貨取引所です。 スマホアプリが提供されており、シンプルで使い勝手が良いと評判です。パソコンブラウザ上で使えるツールも用意されています。 それから、bitbankはセキュリティにも非常にこだわりを持った仮想通貨取引所です。 まず、仮想通貨の保存場所をオフラインにすることにより、ハッキング被害を抑えられるコールドウォレットを採用しました。 さらに、仮想通貨の送付にあたり複数の署名が要求されることから、不正を防ぐ効果が期待できるマルチシグも取り入れています。 bitbankで口座開設をする DMM Bitcoin 画像引用元:DMM Bitcoin DMM Bitcoinの大きな特徴といえるのが、レバレッジ取引に強みを持っている点です。レバレッジを効かせた取引を行うとリターンもリスクも大きくなることになってしまいますが、ビットコインの取引に慣れてきたあたりで検討してみてみるのも良いでしょう。 レバレッジに対応しているアルトコインも多いため、ビットコイン以外の銘柄でレバレッジを効かせた取引を行いたいと考えた場合にも向いています。 また、入出金手数料が無料なのも魅力だといえるでしょう。 特にビットコイン取引初心者の方が不安に感じるのが、サポートに関することではないでしょうか。ですが、DMM Bitcoinでは困ったことがあれば、LINEを使って気軽に質問ができます。回答も丁寧だと評判です。 取引所形式には対応していないのですが、「BitMatch注文」という独自の取引方法によってこのデメリットを解消しました。オークションのような取引形式が特徴です。 ビットコインはまとまった資金がなくても購入可能 いかがだったでしょうか。ビットコインはいくらから買えるのか、どのような流れで購入すれば良いのかなどについて紹介しました。 ビットコインは少額から始められる投資です。取引をするにあたり専用口座の開設が必要になるので、気になる取引所を探してまずは口座開設から始めてみてはいかがでしょうか。
- 有料記事2024/02/20
ビットコイン現物ETFのローンチと影響の解説
本レポートでは、2024年1月前半にSECによる承認を受け、取引が開始されたビットコインの現物ETFについての解説を行います。
ニュース
2024/02/19イーサリアム、2,900ドルを突破|2022年5月以来21ヶ月ぶりの水準に
Ethereumの$ETHトークンが2,900ドルを突破し、2022年5月以来21ヶ月ぶりの価格水準となりました。 先物取引における$ETHの未決済建玉(OI)は、直近24時間で*5.1%上昇。現在トータルで*104億ドル分のOIが蓄積しています。*coinglass参照 Ethereumでは、Dencunアップグレードが今年3月中旬に実施予定で、プロトダンクシャーディングの導入によりレイヤー2のトランザクションコストの低下等が見込まれています。 米国ではSECに対して現物型イーサリアムETFの申請が複数社によって行われています。 最大手の現物型ビットコインETFの提供社であるグレースケールは、同機関に対して提供中のイーサリアム投資信託をETFに転換すること求めましたが、判断は延期。 金融大手ブラックロックもSECに対して現物型イーサリアムETFの申請を行っていたものの、可否判断は予定日の3月10日まで延期されています。 記事ソース:coinglass、SEC (1)、(2)
ニュース
2024/02/19「ビットコイン、今年中に80,000ドル」Bitwiseが可能性を指摘
Bitwiseの最高投資責任者(CIO)マット・ホーガン氏は、ビットコインの価格が今年中に80,000ドルに達する可能性があると予想しています。 Bitwiseは今年1月10日から現物型ビットコインETFを提供しており、最新のリサーチデータによると同社は11.67億ドル規模の現物型ビットコインETFを保持しており、これはビットコインETFを提供する10社中5番目の規模となります。 Here is the image again, if you can't see the original https://t.co/TphjGxSaOx pic.twitter.com/03cNf7eeRH — BitMEX Research (@BitMEXResearch) February 17, 2024 「顧客から同タイプの商品に対する高い需要がある」とするホーガン氏。ETFの承認によりビットコインへのアクセスが拡大し、より多くの機関が投資に参入することでビットコインの需要がさらに高まるとの見解を示しました。 現地時間2月15日には1.2億ドルの資金がBitwiseのビットコインETFに流入したことが確認されるなど順調に投資家による同分野への関心が継続、増していることが伺えるなか、ホーガン氏によると現在すべての金融機関がビットコインETFにアクセスできるわけではなく、取引の多くは個人投資家によって行われていると述べました。 同氏は銀行などの金融機関や大手企業の市場参入はまだ先であるとしながらも、ETF商品に関連したビットコインの需要増加へ期待を寄せています。 VanEck、ビットコインETFの手数料引き下げへ|ETF商品への資金流入は継続 記事ソース:BitMEX Research、Decrypt
初心者向け
2024/02/19【初心者向け】仮想通貨ビットコイン取引の始め方とおすすめの取引所
「ビットコインや仮想通貨に興味はあるけど始め方がわからない…」という方は少ないのではないでしょうか。 ビットコイン(仮想通貨)取引の始め方は実はそれほど難しくありません。ただし、リスクがあることも事実です。注意点などを理解しないまま始めることで思わぬ結果を招く恐れもあります。 この記事では、ビットコイン(仮想通貨)取引を始めるための具体的な手順や、取引を始める際に注意したいポイント、仮想通貨取引所の選び方などを詳しく解説しています。この記事を読めば、より安心・安全かつスムーズにビットコイン(仮想通貨)を始められるでしょう。 ビットコイン(仮想通貨)の始め方 ビットコイン(仮想通貨)の始め方は事業者により異なります。取引を始めるときは、口座を開設する事業者で詳細を確認しましょう。ここでは、一般的な始め方を解説します。 ビットコイン(仮想通貨)取引所の口座開設 ビットコイン(仮想通貨)は、基本的に仮想通貨交換業者(取引所)で購入します。そのため、まずは取引で使用する口座を開設しなければなりません。 仮想通貨の取扱通貨は事業者で異なりますが、ビットコインは仮想通貨の基軸通貨と位置付けられるためほぼすべての事業者が扱っていると考えてよいでしょう。取引条件などを確認して、目的に合致する事業者が見つかったら口座開設の申し込みを行います。一般的な流れは次の通りです。 ビットコイン(仮想通貨)取引所の口座開設の流れ 1. メールアドレスを登録 2. 確認メールの受信 3. パスワードを設定 4. ログイン後、SMS認証を行う 5. 利用規約などを確認して同意 6. 口座開設フォームで基本情報を入力 7. 本人確認 8. 口座開設審査の実施 9. 口座開設完了 SMS認証は本人確認の一環です。具体的には、登録した携帯電話番号へ認証コードを記載したSMSを送信し、これを認証フォームへ入力させることにより本人確認を行います。 口座開設審査の主な内容は「国内に居住する満20歳以上満75歳未満であるか」「反社会勢力と関係がないか」「成年被後見人などではないか」などです。申し込み情報と本人確認書類に誤りがなければ、基本的には問題ないでしょう。 口座開設で躓きやすいのが本人確認です。事前に必要書類を用意しておくと、手続きをスムーズに進めやすくなります。本人確認に提出可能な書類は次の通りです。 本人確認に提出可能な書類 マイナンバーカード 運転免許証 パスポート 在留カード 本人確認の方法はオンラインと郵送にわかれます。オンラインの場合、上記書類のいずれか1点と顔写真をスマホで撮影して仮想通貨交換業者へ送信することが一般的です。郵送の場合は、本人確認書類2点をアップロードしたのち、認証コード(郵便物)の受け取りなどが必要です。 本人確認書類は、以上の書類に加えて健康保険証・住民票の写し・戸籍の附票などを使用できることが多いでしょう。手軽さとスピードは、郵送物の到着を待たなくてよいオンラインが優れています。 二段階認証を設定する 仮想通貨交換業者の中には、二段階認証を導入しているところがあります。二段階認証は、IDとパスワードによる認証に、新たな認証方法を加えてセキュリティを高める仕組みです。具体的には、IDとパスワードを入力してからアプリでもう一度認証する、ID・パスワードとは別のセキュリティーコードでもう一度認証するなどの方法が用いられています。 事業者によっては、同一のブラウザから接続した場合、2回目以降の2段階認証を省略できる場合もあります。面倒だと感じるかもしれませんが、大切な資産を守るため重要な取り組みです。自分で設定できる場合は、積極的に利用しましょう。 取引口座に日本円を入金する 口座を開設できたら、取引に使用する日本円を入金します。一般的な入金方法は以下の通りです。 入金方法の種類 銀行振込 即時入金 コンビニ入金 銀行振り込みは、指定の入金口座へATMなどから振り込む方法です。反映時間はケースで異なりますが、16時以降は翌営業日の9時以降になることが多いでしょう。 即時決済は、インターネットバンキングで振り込む方法です。クイック入金などと呼ばれることもあります。特徴は、一部の時間帯を除きいつでも入金できて、入金後すぐに余力へ反映されることです。できるだけ早く取引を始めたいときに適しています。即時決済に利用できるのは、事業者と提携しているインターネットバンキングです。仮想通貨交換業者の口座開設前に提携サービスを調べておくと手続きを滞りなく進められます。 コンビニ決済は、コンビニのレジなどで入金する方法です。仮想通貨交換業者が発行したURLに記載されているバーコードをレジで読み取って入金するなどの方法がとられています。URLはSMSなどで届けられます。 ビットコインを購入する 入金額が余力に反映されてから、ビットコインを購入します。主な購入方法は次の2種類です。 ビットコイン(仮想通貨)の購入方法 販売所 取引所 両者の違いは取引相手です。販売所は仮想通貨交換業者、取引所はユーザーが取引相手になります。販売所は仮想通貨交換業者からビットコインを購入する方法、取引所はビットコインを売りたい人と買いたい人の条件が一致すれば購入できる方法と考えればよいでしょう。それぞれの強みと弱みは以下の通りです。 購入方法 強み 弱み 販売所 仕組みがわかりやすい 注文すると取引が成立する 手数料が割高 取引所 手数料が割安 取引が成立しないことがある それぞれに強みと弱みがあるため、一概にどちらが優れているということはできません。一般的には、販売所のほうが初心者に向いているといわれています。ビットコインの数量を指定するだけで購入できるからです。 ビットコインはいくらから買える?利益に繋がる購入方法もチェック ビットコインを売却する 価格の推移などを見守り、タイミングを計って購入したビットコインを売却します。売却方法も、販売所と取引所にわかれます。 販売所の売却価格は仮想通貨交換業者が提示する金額です。したがって、日本円の金額または売却する数量を決定するだけで売却できます。取引所で売却する場合は、レート・注文量を指定します。金額にこだわりがなければ、価格を指定しない成り行き注文を出すこともできます。この場合の売却価格は、相場の状況により異なります。 以上からわかる通り、基本的な流れは購入するときと大きく変わりません。購入するときと同じく、初心者には仕組みがわかりやすい販売所が向いていると考えられています。 ビットコイン(仮想通貨)の取引所を選ぶ際のポイント ビットコインの取引で利用する仮想通貨交換業者は慎重に選ばなければなりません。適当に選ぶと、快適に取引できないことやトラブルに巻き込まれることがあります。ここでは、仮想通貨交換業者の選び方を解説します。 1. 金融庁へ認可登録されているか 最も基本的なポイントは、金融庁・財務局へ登録を済ませた事業者を選ぶことです。 2017年4月に施行された資金決済法・犯罪収益移転防止法等の改正で、仮想通貨交換業者に対する登録制が導入されています。ここでいう交換業者は、仮想通貨と法定通貨の交換、仮想通貨同士の交換などをサービスとして提供する事業者、仮想通貨の管理を行う事業者です。 資金・体制・コンプライアンスに関するハードルが設けられているため、登録済の事業者であれば一定の水準を満たしていると考えられます。過去には、無登録の業者を利用してトラブルに巻き込まれているケースもあります。これから取引を始める方は注意したいポイントといえるでしょう。登録を済ませている事業者は、以下の金融庁公式サイト内の「暗号資産交換業者登録一覧」から確認できます。 関連:暗号資産交換業者に係る情報|金融庁 2. セキュリティレベルの高さ ビットコインそのもののセキュリティは非常に高いと考えられています。しかし、これを扱う事業者のセキュリティレベルはさまざまです。セキュリティが脆弱だと、ハッカーなどの攻撃により仮想通貨が流出する恐れがあります。 基本的に、金融庁・財務局の登録を受けている事業者のセキュリティレベルは高いと考えられますが、それでも安全が保証されているわけではありません。口座を開設する前に、セキュリティについて確認しておくほうがよいでしょう。一般的には、大手事業者のほうがセキュリティレベルは高いと考えられています。高度なセキュリティを実現するため、潤沢な資金力が必要になるからです。 また、自分でできる対策を講じておくことも欠かせません。代表的な対策として2段階認証があげられます。万が一に備えて、利用できる場合は設定しておきましょう。 3. ツール・アプリの使いやすいさ ツールやアプリの使いやすさも必ずチェックしておきたいポイントです。ビットコインの取引を始めると、机の前に座っているとき以外も値動きが気になります。スマートフォンで、チャートを確認したり注文をだしたりしたくなるでしょう。アプリなどの使い勝手が悪いと快適に取引を行えません。それどころか、事業者によっては希望する操作をアプリから行えないこともあります。利益や損失を確定する機会を逃してしまうかもしれません。したがって、ツールやアプリの使いやすさを確認してから仮想通貨交換業者を選ぶことが重要なのです。 ただし、口座開設前に実際の使い心地を確かめられないこともあります。このようなときは、サンプル画像などをもとに使いやすそうな事業者を選ぶとよいでしょう。あるいは、複数の事業者で口座を開設して、実際に使いながら比較してみることもおすすめです。 4. 手数料の安さ 当然ながら手数料も確認しておきたいポイントです。手数料が高いと、利益を手元に残しにくくなります。主な手数料は、取引手数料と送金・入金手数料です。具体的な設定は事業者で異なります。取引スタイルや入金・出金の頻度などをもとに評価すると、自分に合っている事業者を選びやすくなります。ここからはこれらの手数料について詳しく解説します。 取引手数料 取引手数料は、販売所でかかるものと取引所でかかるものにわかれます。 販売所の手数料は無料になっていることが多いですが、実際は実質的な手数料にあたるスプレッドを支払っています。スプレッドは、仮想通貨の売値と買値の差額です。販売所は、売値よりも買値を高く設定しています。つまり、事業者は仮想通貨を安く買って高く売っているのです(事業者の収入)。例えば、ビットコインの売値が2,000,000円、買値が1,890,000円であれば、スプレッドは110,000円になります(買値に対するスプレッドの割合は5.82%)。ユーザーは、110,000円以上値上がりしないと利益を出せません。このケースでは、実質的に110,000円の手数料を支払っていると考えられます。取引に与える影響が大きいためしっかりと比較しておきたいポイントです。 取引所は、売りたい人と買いたい人の条件が一致すると取引が成立する仕組みです。ただし、ユーザー同士が直接取引をするわけではありません。仮想通貨交換業者が場所を提供して取引を仲介します。このときに発生する仲介手数料が、取引所の取引にかかる手数料です(事業者の収入)。また、少額ですが取引所の取引でもスプレッドは発生します。ただし、販売所のスプレッドに比べると非常に小さなものです。仲介手数料と合計しても、販売所のスプレッドより基本的には割安になります。取引所を利用する場合、仲介手数料を中心に確認しておくとよいでしょう。 送金・入出金金手数料 送金手数料は、他の事業者やウォレットに仮想通貨を送るときにかかる手数料です。具体的な金額は、価格などにより変動します。おおよその目安は0.0004~0.001BTC程度といえるでしょう。例えば、1 BTC=2,000,000円であれば1回の送金に800~2,000円かかります。 入出金手数料は、入出金時にかかる手数料です。入金に関しては手数料無料としている事業者が少なくありません。即時入金やコンビニ入金に対して一定の手数料を設定している事業者もあります。ちなみに、銀行振り込みの手数料はユーザー負担が基本です。出金手数料の目安は400~800円程度になります。仮想通貨交換業者の中には、これらの手数料を無料にしているところもあります。他の条件に注意は必要ですが、予算が限られている場合は利用を検討するとよいでしょう。 5. 取扱通貨の多さ 仮想通貨の取扱通貨も事業者を選ぶ際にチェックしておきたいポイントです。世界には10,000種類程度の仮想通貨が存在するといわれています。その内、国内事業者(登録済み)が扱っている仮想通貨は40種類程度です。ただし、全ての事業者が40種類の仮想通貨を扱っているわけではありません。5種類のところ、10種類のところ、15種類のところなどがあるのです。 仮想通貨の基軸通貨として位置づけられているビットコインは、ほぼすべての事業者が扱っていると考えてよいでしょう。違いがでるのはアルトコイン(ビットコイン以外の仮想通貨)の種類です。興味をもっているアルトコインがある方は、取り扱いのある事業者を選ばなければなりません。また、投資の選択肢を増やしたい方も、取扱通貨が多い事業者を選ぶとよいでしょう。 6. 取引方法の豊富さ 仮想通貨の取引方法にはいくつかの種類があります。代表的な取引方法としてあげられるのが現物取引とレバレッジ取引です。詳しくは後述しますが、リスクを限定したい場合は現物取引、リスク(リターンを含む)を大きくしたい場合はレバレッジ取引が向いているといえるでしょう。 目的により、適している取引方法は異なります。したがって、仮想通貨交換業者を選ぶときは、選択できる取引方法を確認しておくことも欠かせません。基本的には、取引方法が豊富な事業者のほうが、取引を長く続けやすいといえます。目標や環境の変化にあわせて、取引方法を選択できるからです。 ビットコイン(仮想通貨)を始める初心者におすすめの取引所 仮想通貨交換業者には、さまざまな選択肢があります。ここからは初心者におすすめの取引所を紹介します。 おすすめのビットコイン(仮想通貨)取引所 bitFlyer(ビットフライヤー) Coincheck(コインチェック) GMOコイン bitbank(ビットバンク) DMM Bitcoin 楽天ウォレット bitFlyer(ビットフライヤー) 画像引用元:bitFlyer 「ビットコイン取引量6年連続NO.1(Bitcoin日本語情報サイト調べ, 2016~2021年の年間出来高(差金決済・先物取引を含む))」を謳っている事業者です。少額から取引を始めたい初心者に向いている安定感抜群の仮想通貨交換業者です。 取り扱い仮想通貨は、ビットコイン・イーサリアム・リップルなど26種類(2024年2月時点)です。販売所におけるビットコインの最小発注数量は0.00000001BTC、取引所におけるビットコインの最小発注数量は0.001BTCとなっており、1円からビットコインを購入することが可能です。 手数料は、住信SBIネット銀行からのクイック入金と販売所の売買手数料(要スプレッド)が無料です。住信SBIネット銀行以外からのクイック入金は1件あたり330円、日本円の出金手数料は220~770円、取引所の売買手数料(ビットコイン)は「約定数量×0.01~0.15%(BTC)」となっています。 また、7年以上にわたりハッキング0を実現しているセキュリティの強固さも見逃せません。 出典:bitFlyer公式サイト Coincheck(コインチェック) 画像引用元:Coincheck マネックスグループが運営している仮想通貨交換業者です。国内暗号資産取引アプリダウンロード数NO.1(対象期間:2020年, データ協力AppTweak)を記録し、アプリの使い勝手を重視したい方や取引所の手数料が気になる方に向いています。 取り扱い仮想通貨は29種類(2024年2月時点)です。ビットコインに加えて、イーサリアム、リスクなどを扱っています。取引所におけるビットコインの最小発注数量は0.005BTC以上かつ500円以上、販売所におけるビットコインの最小発注数量はビットコイン建てで0.001BTC、円建てで500円相当額です。つまり、500円からビットコインを購入可能です。 手数料は、取引手数料(ビットコインの場合)、日本円入金手数料、仮想通貨入金手数料がすべて無料となっています。販売所は0.1~5.0%の手数料相当額、クイック入金は入金額に応じて770円~入金額×0.11%+495円の手数料がかかります。 出典:コインチェック公式サイト GMOコイン 画像引用元:GMOコイン 3年連続オリコン顧客満足度総合第1位(2023年オリコン顧客満足度調査 暗号資産取引所 現物取引 第1位)に輝いた事業者です。受付完了から最短10分で取引を始められる手軽さと直感的に操作できるアプリが特徴です。GMOインターネットグループが運営していることもあり初心者でも安心して始めやすい取引所です。 取扱通貨は28種類(2024年2月時点)です。もちろん、ビットコインも扱っており、最小発注数量は0.00001BTCとなっています。 出入金手数料は日本円と仮想通貨どちらも基本無料(大口出金は400円)、取引手数料は販売所が無料、取引所はMaker:-0.01%、Taker:0.05%となっています。※Makerとは板に並ぶ注文、Takerとは板の注文を約定する注文 オフラインで資産を管理するコールドウォレット管理を導入するなどセキュリティ面の充実を図っている点も見逃せません。 出典:GMOコイン公式サイト GMOコインで口座開設をする bitbank(ビットバンク) 画像引用元:bitbank 国内仮想通貨取引所において取引量No.1(2021年2月14日 CoinMarketCap調べ)の事業者です。値動きにあわせて取引を繰り返したい方やアルトコインに興味がある方に向いています。 取扱通貨は国内最多級の38種類(2024年2月時点)です。ビットコインに加え、リップル、ライトコイン、イーサリアムなど多彩なアルトコインを扱っています。販売所におけるビットコインの最小発注数量は0.00000001 BTC、取引所における最小発注数量は0.0001BTCです。 取引手数料は、Maker-0.02%、Taker0.12%となっています。日本円・ビットコインの入金手数料は無料、日本円の出金手数料は550~770円、ビットコインの出金手数料は0.0006BTCです。 コールドウォレットやマルチシグ(仮想通貨を売買などするときに電子署名(鍵)を複数利用する方式)を採用するなど、セキュリティの充実に努めています。 出典:bitbank公式サイト bitbankで口座開設をする DMM Bitcoin 画像引用元:DMM Bitcoin DMM.comでお馴染みのDMMグループに属する事業者です。土日祝日を含めた365日対応のサポート体制を構築するなどユーザーの満足度向上に努めており、取引環境やサポートを重視する方におすすめです。 取扱通貨は、bitbankと同じく国内最多級の38種類(2024年2月時点)です。レバレッジ取引における取扱通貨数は国内最多(2023年12月, 国内暗号資産交換業者及び第一種金融商品取引業者のWEBサイト調べ)となっています。ビットコイン・イーサリアム・ポリゴンなど幅広い通貨がレバレッジ取引に対応しています。現物取引におけるビットコインの最小発注数量は0.0001BTCです。 クイック入金手数料・出金手数料・仮想通貨入出金手数料(マイナーへの手数料はユーザー負担)などは無料となっています。 資産保全のリスクを4つあげて、これらの対策を講じている点も特徴です。具体的には、コールドウォレット、信託保全などによりセキュリティを高めています。 出典:DMM Bitcoin公式サイト 楽天ウォレット 画像引用元:楽天ウォレット 楽天市場を運営する楽天グループに属する事業者です。楽天ポイントを仮想通貨に交換できる(最低100ポイントから)ことが大きな特徴といえるでしょう。また、仮想通貨を楽天キャシュにチャージすることで楽天市場でのお買い物に使用可能です。もちろん、現物取引(販売所)・証拠金取引(販売所・取引所)も可能です。ビットコイン取引を手軽に始めたい楽天ユーザーにおすすめです。 ビットコイン・イーサリアム・ビットキャッシュなど9種類の仮想通貨を扱っています(現物取引に対応していない通貨有)。証拠金取引におけるビットコインの最小注文数量は0.01BTCです。 証拠金取引(取引所・ビットコイン)の手数料は、Maker:-0.01%・Taker:0%(建玉管理料0.04%/日)となっています。現物取引・証拠金取引とも、入金手数料は無料、出金手数料は300円です。 出典:楽天ウォレット公式サイト ビットコイン(仮想通貨)の取引方法 ビットコインや仮想通貨はいくつかの方法で取引できます。主な取引方法の概要は次の通りです。 ビットコインとは?取引の前に知っておくべき基礎知識 ビットコイン(仮想通貨)の主な取引方法 現物取引 積立投資 レバレッジ取引 レンディング 現物取引 販売所または取引所で、暗号通貨を実際に売買する方法です。食品や洋服を売買する代わりに、仮想通貨を売買すると考えればよいでしょう。購入した仮想通貨は、保有していることになります。当然ながら売却するには、仮想通貨を保有していなければなりません。したがって、現物取引は購入から始めることになります。仮想通貨の対価は、基本的に円をはじめとする法定通貨です。 現物取引で、手元資金を超える暗号通貨を購入することはできません。見方を変えると、現物取引で発生しうる損失は手元資金が上限です。リスクをコントロールしやすい取引方法といえるでしょう。 積立投資 決まったタイミングで決まった金額分の仮想通貨を自動的に購入する方法です。例えば、毎月5,000円分のビットコインを購入し続けるなどが該当します。積立投資のメリットは、投資のリスクを抑えやすいことです。決まった金額分だけ定期的に購入するため、仮想通貨の価格が上昇したときは取引量が少なく、仮想通貨の価格が下落したときは取引量が多くなります。 以上の特徴があるため、同じ数量ずつ定期的に購入する場合よりも平均購入単価を抑えられます。まとまった資金を必要としない点、購入に手間がかかりにくい点も魅力です。リスクを管理したいときに検討したい取引方法といえるでしょう。 レバレッジ取引 決済したときに売買で生じた差額のみやり取りする方法です。売買のたびに仮想通貨を受け渡すことはしません。したがって、手元資金よりも大きな取引を行えます。ただし、損失に備えて、担保の役割を担う資金を預けなければなりません。これを証拠金といいます。レバレッジ取引は、預けた証拠金よりも大きな取引を行える方法といえるでしょう。 仮想通貨の個人向け取引で設定できる証拠金倍率(レバレッジ倍率)は2倍です。つまり、預けた証拠金が100,000円であれば200,000円分まで取引を行えます。手元資金を効率よく活用できますが、同時にリスクも大きくなります。よく考えて採用したい取引方法です。 レンディング 自身が保有する仮想通貨を、一定期間、仮想通貨交換業者などへ貸して、利用料を受け取る方法です。利用料は、通貨・貸出期間・貸出数量・年率などで異なります。これらの設定も、全事業者で共通しているわけではありません。利用料は、貸した仮想通貨で支払われることが一般的です。保有中の仮想通貨を有効活用できる点が魅力といえるでしょう。 ただし、途中解約不可の場合、貸出中に価格が大きく変動しても対応できません。例えば、急騰したタイミング、暴落したタイミングで売却できないなどが考えられます。基本的には、長期取引を前提としている場合に検討したい手法といえます。 ビットコイン(仮想通貨)の価格推移と買い時 一般的に、ビットコインは値動きの幅が大きいと考えられています。例えば、2020年6月から12月にかけて、1BTC=1,000,000円程度から1BTC=3,000,000円程度に急騰しています。その後、上下を繰り返しながら2021年11月には1BTC=7,000,000円を突破しました。ちなみに、2024年2月時点の価格は1BTC=7,000,000円程度です。 基本的な買い時は、値下がりしたタイミングです。とはいえ、底値の見極めは簡単ではありません。購入後も価格が下がった場合は、損切りをするか値上がりを待つとよいでしょう。値動きの幅が大きいため、トレンドが変わると買値よりも高くなるかもしれません。あるいは、定期的に一定金額分のビットコインを買うこともおすすめです。リスクを分散できるため、初心者に向いていると考えられています。 ビットコイン(仮想通貨)を買う際に知っておきたい成功ポイント ここからは、ビットコインを購入するときに意識したいポイントを解説します。 基本的な稼ぎ方・取引方法を知る ビットコインの最も基本的な稼ぎ方は、買ったときよりも高く売ることです。例えば、購入時の価格が1,000,000円で売却時の価格が2,000,000円であれば1,000,000円の利益になります。夢のような話に思えますが、値動きの幅が大きい仮想通貨ではこのようなことが短期間で起こりえます。ただし、さまざまな要因から影響を受けるため、将来の価格を簡単に予想することはできません。 同様に取引方法の特徴を理解しておくことも重要です。目的や手元資金などにより、適している取引方法は異なります。まずは、この記事で紹介した現物取引・積立投資・レバレッジ取引・レンディングなどについて理解を深めておくとよいでしょう。 初心者は少額から時間を分散させて投資する 一般的に、仮想通貨はハイリスクハイリターンな金融商品と考えられています。したがって、余剰資金を活用することが重要です。 また、取引に慣れていない初心者は少額投資が基本になります。まずは、お小遣い程度からはじめてみてはいかがでしょうか。購入時期を分散させることもおすすめです。定期的に一定金額分だけ購入し続けると、平均購入額を抑えられる可能性があります。 初心者は短期売買より長期投資を行う 初心者には、短期取引よりも長期取引が向いています。短期間で利益を出そうとすると、一時的な相場の動きに影響されやすくなるからです。判断を誤って、大きな損失を出してしまう可能性が高くなります。 長期取引でも大きな含み損を出すことはありますが、値上がりを待つ余裕があるため、一時的な相場の動きには影響されにくくなります。例えば、これまでの価格推移をもとにトレンドの転換点を予想して値上がりを待つなども可能です。余裕をもって取引を行いましょう。 複数の取引所を開設しておく 仮想通貨交換業者の取扱通貨・取引方法・手数料設定などは事業者で異なります。ビットコインの取引を始める前に、複数の事業者で口座を開設して詳細を確かめておくと、自分に合っているところを選びやすくなります。 ただし、最初から複数の口座を使って取引をすることはおすすめできません。単一の口座で取引するよりも、資産管理が難しくなるからです。複数の口座を使った取引は、ある程度、慣れてから始めましょう。ちなみに、複数口座を活用する主なメリットは、投資の選択肢が増えることです。さまざまな状況に対応しやすくなります。 余剰資金で取引を行う 前述の通り、仮想通貨はリスク・リターンとも大きな金融商品です。生活に必要な資金を取引に活用することはおすすめできません。余裕をもって取引を行えないうえ、損失を出すと生活に支障が生じるからです。例えば、反転が予想されている状況で、わずかな値下がりに反応して売り注文を出してしまうなどが考えられます。 冷静な判断を下すため、ビットコインの取引には余剰資金を活用しましょう。ここでいう余剰資金は、しばらく使う予定のないお金です。ただし、万が一に備えて貯えているお金は除きます。 初心者はレバレッジ取引を避ける レバレッジをかければ、自己資金の2倍の取引を行えます。例えば、自己資金10万円であれば20万円分まで取引を行えます。効率よく資金を活用できますが、初心者にはおすすめできません。想定される利益とともに想定される損失も2倍になってしまうからです。慎重に取引しないと、自己資金をすぐに失う恐れがあります。 また、取引の仕組みも現物取引より複雑です。理解が不足していると、想定外の結果になることも考えられます。取引に慣れていない方には、仕組みが単純で損失を自己資金に限定できる現物取引がおすすめです。 自分で取引ルールを作って守る 安定した結果を得るため重要になるのが自分で決めた投資のルールです。ルールを設定していないと、感情に影響されて適切な判断を下しにくくなります。例えば、欲を出しすぎて利益を逃してしまう、パニックになって損失を拡大させてしまうなどが考えられます。 設定するべきルールは取引の目的などで異なりますが、価格が上昇したとき、価格が下落したときの対応は決めておかなければなりません。具体的には「〇%上昇したら売却する」「〇%下落したら売却する」などが考えられます。 同様に、自分で作ったルールを守って取引することも重要です。実際に取引を始めると「今回だけは特別」と考えてしまうことが少なくありません。例外を認める場合は、第三者が納得できる根拠を提示しましょう。 ビットコイン(仮想通貨)を始める前に知るべき注意点 ビットコインを購入する前に知っておきたい注意点を解説します。 価格変動の大きさに注意する ビットコインを含む仮想通貨は、価格変動の幅が非常に大きいといえます。数カ月で倍の価格になること、半分の価格になることも珍しくありません。価格が大きく動く主な理由は、歴史が浅いため取引量が少ないから、ストップ高・ストップ安がないからと考えられます。 こうした市場では、何かしらの材料が出ると一方向へ動く傾向があります。流れをうまく捉えられれば大きな利益を狙えますが、流れをうまく捉えられないと大きな損失を出してしまいます。ハイリスク・ハイリターンな金融商品であることを理解したうえで、取引を始めることが重要です。 サーバーダウンやシステムトラブルのリスクに注意する 口座を開設した仮想通貨交換業者が、サーバーダウンなどのトラブルを起こすと取引を継続できません。利益を確定できないことや損失が膨らんでしまうことがあるため注意が必要です。 トラブルは値動きが大きくなると起こりやすくなります。多くのユーザーが取引を行うためです。複数の事業者で口座を開設しておくと、トラブルが起きたときも取引を行えます。リスクに備えた対策を講じておきましょう。 資産の盗難やハッキングリスクに備える 仮想通貨はハッキングを受けて盗難されることがあります。過去にはオンラインウォレットに対するハッキングで、ユーザーの資産が流出する事件などが起きています。 基本の対策は、高度なセキュリティ対策を講じている事業者を選ぶことです。同様に、2段階認証を設定する、IDやパスワードを使いまわさない、フィッシング詐欺に注意するなど、個人でできる対策も重要です。 海外の仮想通貨取引所の利用は避けよう 海外の事業者には、ハイレバレッジをかけられるなどの特徴があります。魅力的に思えますが利用はおすすめできません。ハイレバレッジをきかせると、大きな損失を被ることがあるからです。また、海外の事業者は国内とは異なる規制に従い運営しています。したがって、一定の基準を満たして運営している国内事業者よりも、セキュリティ面で劣る恐れがあります。 無登録で営業している事業者に対し、金融庁が警告を発している点にも注意が必要です。日本語のサイトや日本人の登録・利用が停止されることもあり得ます。海外の事業者は、国内の事業者よりも多くのリスクを抱えているといえます。基本的には、国内の事業者を利用しましょう。 詐欺被害が増えているので注意する 仮想通貨に関するさまざまな詐欺が起きています。代表例としてあげられるのが、新規発行された仮想通貨が大手事業者に上場されるなどと語ってお金をだまし取る詐欺です。あるいは、高利回りを条件に仮想通貨を購入させておきながら連絡が取れなくなるなどの詐欺も起きています。 うまい話には裏があると考えて、投資話などを持ちかけられたときは冷静に判断することが重要です。 仮想通貨FXは取引に慣れてから始める 一般的に仮想通貨FXと呼ばれている取引方法は仮想通貨証拠金取引を指します。仮想通貨証拠金取引は、証拠金を預けて売買で生じた差額のみやり取りする方法です。すなわち、この記事で説明したレバレッジ取引を指します。 預けた証拠金の2倍まで取引できる点は魅力ですが、レバレッジをかけると想定される損失も大きくなります。証拠金以上の損失を被ることもあるため、取引に慣れるまではおすすめできません。繰り返しになりますが、まずは現物取引で経験を積みましょう。 ビットコイン(仮想通貨)を始めてみよう この記事では、ビットコインの取引を始めるにあたり押さえておきたいポイントを解説しました。取引を開始する手続きはそれほど難しくありません。金融庁に登録している事業者で、口座を開設すれば始められます。 ただし、取引を始めても利益を得られる保証はありません。取引方法などを理解していないと、想定と異なる結果になることも考えられます。したがって、この記事を参考に取引方法などについて理解を深めておくことが欠かせません。リ スクがある一方で、大きな利益が狙えることも事実です。短期間で手元の資金を大きく増やせるケースもあります。興味がある方は、初心者におすすめの事業者で口座を開設して、勉強を重ねながら経験を積んでいくとよいでしょう。
ニュース
2024/02/16VanEck、ビットコインETFの手数料引き下げへ|ETF商品への資金流入は継続
VanEckが、提供中の現物型ビットコインETFの手数料引き下げを予定していることがSEC(米国証券取引委員会)への提出文書より判明しました。同社が提供するETFの手数料は2024年2月21日(現地時間)より0.25から0.20 %へ引き下げられます。 米国でビットコインETFを提供している企業のうち、現在手数料を設定しているのはBlackrockの$IBIT(0.12%)、Ark Invest/21 Sharesの$ARKB(0.21%)、VanEckの$HODL(0.25→0.20%)、Grayscaleの$GBTC(1.5%)の4社になっています。その他の企業はETFの提供を開始した最初の数ヶ月は手数料を免除する施策を導入しており、これが終了した後は*0.19%~0.25%の範囲の手数料が各ETFに適用される予定です。*$GBTC除く BitMEXの最新リサーチデータによると各ETFの規模の差は広がっており、トップの$GBTCに続く$IBIT (Blackrock)は全体の16.55%、$FBTC (Fidelity)は9.46%を占めています。 Bitcoin ETF Flow - 15th Feb All data out. Very strong day. +$477m of net ETF flow pic.twitter.com/LxvDPeakzW — BitMEX Research (@BitMEXResearch) February 16, 2024 ETFティッカー *割合(%) $IBIT (Blackrock) 16.55% $FBTC (Fidelity) 9.46% $BITB (Bitwise) 3.15% $ARKB (Ark) 3.80% $BTCO (Invesco) 0.87% $EZBC (Franklin) 0.26% $BRRR (Valkyrie) 0.42% $HODL (VanEck) 0.52% $BTCW (Wisdomtree) 0.07% $GBTC (Grayscale) 64.89% *2/15時点の最新データ参照 直近4日間のビットコインETFへの資金流入は毎日平均で4.85億ドル(現在約728億円)分発生しています。現物型のETFではETF発行に合わせてビットコインを集める必要があり、ETFが買われることは同通貨の特定範囲における需要が増すことを意味します。 昨日52,000ドルを突破したビットコインは記事執筆現在51,600ドル台を推移しており、引き続き同通貨の今後の動向に注目が集まります。 記事ソース:資料
ニュース
2024/02/15ビットコインが52,000ドルを突破|ETFへの資金流入も増加傾向に
ビットコインは2月上旬より価格上昇を続けており、本日朝頃に52,000ドルを突破しました。同通貨の時価総額は現在1兆221億ドル(約153兆5,760億円)を記録しています。 株や金などを含む資産時価総額ランキングにおいて、ビットコインはTeslaや世界最大級の台湾の半導体メーカーTSMC、世界最大級の投資会社バークシャー・ハサウェイを上回る規模となっており、ランキングでビットコインの上に位置するMetaとシルバー(銀)との時価総額の差は1,830~2,400億ドルと縮小を続けています。 資産クラス時価総額ランキング|画像引用元:8marketcap 米SECによる現物型ETFの承認により資産としてのビットコインのブランドが向上するなか、実際の資金流入も増加傾向にあります。 BitMEXが公開した最新調査によると2月13日(現地時間)における10社が提供するビットコインETFへの資金流入は6.31億ドルを記録。これは、ETFが承認された翌日の1月11日以来の高水準となっており、投資家からの同通貨に対する関心が継続または増加していることが窺えます。 Bitcoin ETF Flow All data out for 13th Feb. Very strong day, with $631m positive net flow over all providers. Huge day for Blackrock at +$493m pic.twitter.com/F1abDO6OUZ — BitMEX Research (@BitMEXResearch) February 14, 2024 今年の春頃には新規発行分のビットコインの量が6.25 BTCから3.125 BTCとなる半減期が迎えられる予定です。過去3回(2012年、2016年、2020年)の半減期では、いずれも前後数ヶ月~1年の期間でビットコインの価格が大きく変動していました。引き続きビットコイン市場の動向に注目が集まります。 ビットコインの半減期とは?概要や注目ポイントを解説