Story Protocol、Ritualと共にMyShell上でAIモデルをIPとして認識するソリューションを実現

– Story ProtocolとRitualがMyShellと協業し、100万人以上のユーザーと5万人のクリエイターのAIアウトプットをオンチェーン化へ

プログラム可能な知的財産 (IP) レイヤーのStory Protocolは、初のエコシステムパートナーとしてAI実行レイヤーのRitualを発表しました。Story ProtocolとRitualを利用することで、開発者はAIモデルをIPとして認識・登録し、生成されたアウトプットをデリバティブとして追跡できるようになります。

今日のジェネレーティブAIにとって最大の課題は、クリエイターの権利を尊重したモデルを育成することです。持続可能なジェネレーティブAIのイノベーションを推進するためには、あらゆるクリエイターがコンテンツの利用条件を簡単に設定でき、IPをプログラマブルにする、人間や機械が読めるIPレジストリが必要となります。プログラム可能なIPにより、クリエイターや開発者は、他者がどのようにIPを使用、リミックス、収益化できるかについて、自己強制的なオンチェーン上の権利を設定でき、コードをクリエイターの権利の拡張に変えられます。Story Protocolは、開発者が帰属と補償によってAIモデルの可能性を最大限に発揮するための構成要素を作成しています。

Ritualのインフラは、開発者がAIモデルを構築し、ホストし、展開することを可能にします。今回の提携により、開発者はRitualのインフラを利用してAIモデルをIPとしてStory Protocolに登録でき、IPに大規模なライセンス付与し、新たな流動性プールを解放し、新たな収益モデルを試すことが可能です。これにより、IPはオンチェーンでの執行によって保護され、認証と出所を容易に追跡し、透明なセキュリティの恩恵を受けられます。

Story ProtocolとRitualは、提携を通じて、Proofs-of-Inferenceを中心とした堅牢なツールを構築しています。これは、暗号化プリミティブを使用して、テキスト、画像、音声などの出力が特定のモデルと高度なwater markingスキームによって生成されていることを証明し、開発者に強力なセキュリティ保証を提供します。

Story ProtocolのCEO兼共同創設者であるS.Y. Lee（Sung Yoon）氏は、「今やAIを使えば、インターネットに接続できる人なら誰でも、高品質のアート、音楽、ビデオを作成できます。そして、このようなコンテンツの超氾濫は、今後ますます増えていくでしょう。この課題に対処するため、インターネットには新しいIPインフラが必要です。RitualとMyShellと協力することで、私たちはAIモデルやアウトプットにプログラマブルIPをもたらし、開発者やクリエイターがIPを保護、成長、収益化できるようにします。」と述べています。

Ritualの共同創業者であるNiraj Pant氏は、「Story ProtocolとMyshellと提携し、クリプトとAIが交差するところで開発者とクリエイターに新たな機会を提供し、AIモデルを追跡可能なIP製品に変えることができることを嬉しく思います。このパートナーシップにより、開発者はアイデアを保護し、新たな流動性プールと収益モデルを解放し、この新たな創造的経済において大規模なイノベーションを継続できます。」と述べています。

今回の提携による最初のユースケースとして、Story ProtocolとRitualは、100万人以上のユーザーと5万人以上のクリエイターを抱える分散型ジェネレーティブAIクリエイター・プラットフォームであるMyShellと提携しています。MyShell AIのモデルはRitualのインフラ上で動作し、Story ProtocolのIPアセットとして登録可能です。ユーザーが生成したテキスト、画像、音声などのアウトプットは、モデルにリンクしたデリバティブとして登録できます。MyShellと提携することで、Story Protocolはクリエイターが作成したAIのユースケースをコントロールできるようになり、帰属表示、許可されたリミックス、収益分配がすべてオンチェーンで把握されます。

Story Protocolについて

Story Protocolは、IPを媒体やプラットフォームを超えたネットワークに変換し、グローバルな創造性と流動性を解き放つプログラマブルIPレイヤーです。Story Protocolは、コンシューマー・テクノロジー（2億以上のアプリダウンロード）、ジェネレーティブAI  (Deepmind) 、Web3インフラ（FlowとHarmony）の多様なバックグラウンドを持つシリアル・アントレプレナー（4億ドルのexit）と経験豊富なオペレーターのチームによって設立されました。a16z crypto、Endeavor、Hashedといったトップクラスの投資家の支援を受けている。詳しくはstoryprotocol.xyzをご覧ください。

Ritualについて

Ritualは初のAI用分散型実行レイヤーです。RitualはPolychain、Paradigm、Coinbase、Protocol Labs、Palantirなどのクリプトネイティブチームによって設立されました。Archetype、Accomplice、Robotなどからの2500万ドル以上の資金調達で支えられています。詳しくはritual.netをご覧ください。

Myshellについて

MyShellは、クリエイターが協力してAIアプリを構築するためのオープンなエコシステムです。強力なモデルプラットフォームとクリエイターツールキットにより、誰でも簡単にAIアプリを構築することができます。そのトークノミクスは、クリエイター・エコノミクスを強化し、コミュニティがコンテンツ所有に参加できるようにします。チームはシリアルアントレプレナーやMIT、プリンストン大学、オックスフォード大学のトップAI研究者で構成されています。2023年4月のローンチ以来、MyShellは100万人以上の登録ユーザーと5万人以上のクリエイターからなるコミュニティに急成長し、Web3内で最大のAIコミュニティとなっています。

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