イラン政府が独自通貨の発行を検討中、米国の経済制裁へ対抗
2018/07/28・
Crypto Times 編集部
ニュース
イラン政府が運営するメディアは、同国政府が独自の仮想通貨の発行を検討していると報じました。独自通貨発行の目的は米国が同国に課している経済制裁を回避するためだとされています。
独自通貨発行で米の経済制裁を軽減する目的
イランの国営放送局であるPressTVによると、同国科学技術省では現在、独自通貨の発行が課題として上がっているといいます。投資およびマネジメント担当副大臣のアリレザ・ダリリ氏は同国政府がイラン中央銀行(CBI)と協力してプロジェクトを進めている事を明かしました。
「我々は、独自の仮想通貨を利用する環境の準備を進めている」
イラン政府はこの仮想通貨で現地通貨リヤルをトークン化し、来月から始まる米国の制裁の影響を軽減する事を目指しています。
米国は今年5月にイランとの15年核合意を離脱し、8月6日からイランに対して米ドルへのアクセスを制限する事を発表しています。
ダリリ氏は科学技術省が今後3ヶ月間で、イラン中央銀行と連携し、イラン国内の商業銀行間で独自通貨を導入できるように努力すると述べました。
「我々は独自通貨を使える環境の整備に取り組んでいる。この通貨は世界におけるお金の移動を容易にするだろう。さらに、制裁が課されている期間は我々の助けにもなる。」
kaz
ベネズエラ然りだけど、今後経済制裁の逃げ道の定番になりそう…