台湾企業が台湾ドルに価値を裏付けされたステーブルコインを開発へ
Crypto Times 編集部
2.この通貨は台湾デジタルトークン(TWDT)と名付けられる
3.ベースはイーサリアムでERC-20トークンとして展開される予定
記事ソース:Taiwan News
安定した資産に価値を裏付けされたステーブルコインはここ最近で知名度を大幅にあげ、種類も増えてきています。そんな中、台湾の企業が台湾ドルに裏付けされたステーブルコイン開発に関心を示していると報じられました。
TWDTはイーサリアムベースのERC-20トークンに
地元メディアのTaiwan NewsはGreen World Fintech Servicesという企業がニュー台湾ドル(NTD)に価値を裏付けされたステーブルコインの開発を示唆していると報じました。
この通貨はもっとも有名なステーブルコイン、テザー(USDT)と同じような機能を持つことになるとみられています。しかし、「台湾デジタルトークン(TWDT)」と名付けられたこの通貨はテザーとは異なり、イーサリアムのネットワーク上でERC-20トークンとして展開されるようです。
Green Worldは法定通貨からトークンへのプロセスの特許を取得することで、マネーロンダリングや詐欺などの犯罪に使われることを防ぎ、他のトークンよりもより安全なものにしようと試みています。
同社はステーブルコインの開発に当たって銀行の口座を取得する必要があるため、台湾の大手銀行や金融機関からの支援を集める必要があります。そして、その口座はTWDTユーザーとも紐づけられるため、利用者は個人情報を登録する必要があります。
Green Worldはプレスリリースの中で、システムに関して以下のように説明しました。
「利用登録プロセスはGreen Circle Technologyが銀行、もしくはSuer Business Channelsを通して開いた信頼できる口座に送信された。ニュー台湾ドルの入金が確認されたのちにGreen Worldは同量のトークンを配布する。」