Tippin meの使い方を解説!Twitter上で気軽にBTCを投げ銭できる拡張機能
Crypto Times 編集部
2019年2月にTwitter上で簡単にLightning Networkを利用したBTCのマイクロペイメントができるTippin meがTippinよりリリースされました。
今回の記事ではTippin meの説明を交えながら、Tippin meの利点、インストールの方法、使い方まで解説していきます!
目次
ビットコインを投げ銭できるTippin me とは
🤔 What if you had a Chrome extension that inserts a https://t.co/ZnASkDvUDU button in every Tweet?#LightningNetwork #LightningTorch pic.twitter.com/nU0h1AUm8m
— Tippin (@tippin_me) February 6, 2019
Tippin meはビットコインのセカンドレイヤー技術であるLightning Networkを利用することで、Twitter上でマイクロペイメントの投銭を実現するGoogle Chrome , Firefox向けの拡張機能となっています。
Tippin meの拡張機能を導入することで、Twitterで気軽に”いいね”を送るのと同じようにビットコインを送ることができます。
Tippin meを利用するには、投げ銭する側と受け取る側の双方が「tippin.me」のアカウントを作成し、投げ銭する側がLightning Networkウォレット「Blue Wallet」などをビットコインを準備しておく必要があります。
Tippin meを利用するための準備
Tippin meを利用するために必要な設定を解説していきます。
利用にはブラウザの拡張機能とLightning Networkに対応したウォレットが必要になります。
拡張機能のインストール
Tippin meをTwitter上で送り合うためにはブラウザの拡張機能が必要になります。現在、拡張機能はGoogle ChromeとFireFoxで対応しています。
Chrome用またはFire Fox用のTippin meの拡張機能をインストールします。
ブラウザに拡張機能を追加することでTwitter上に⚡のマークが表示されるようになります。
続けて、Tippin meの公式サイトへ移動しTwitterのアカウントと連携を行ないます。
Join nowをクリックして、
Sign up with Twitterをクリックした後、 Twitterのユーザーネームとパスワードを入力し、Authorize appをクリックしてください。
Twitterとの連携が完了するとTippin meのダッシュボードに移動します。
これでビットコインを受け取る準備は完了です。
Lightning Networkに対応したWalletのインストール
続いて、投銭を送るためにLightning Networkに対応したWalletをインストールする必要があります。
今回は、Blue Walletを例に解説をしていきます。
Lightning Network対応のウォレットであるBlueWalletをインストールします。
アプリを開くと下記の画面が表示されます。
アプリ右上にある+マークをタッチし、Bitcoin(青色)とLightning(黄色) 両方のウォレットを作成します。
作成したビットコインのウォレットを開き、Reciveをクリックします。
BTCを受け取るためのQRコードを表示させます。
表示されたQRコード(または下にあるウォレットのアドレス)を用いて取引所などからBTCをBlue Walletへ送金します。
Lightning ウォレットを開きmanage funds→Refillと順にタップすることで、BTCウォレットからライトニングウォレットへ移動させます。
作成したビットコインウォレットを選択し、送金額や送金スピードを選択し送金します。
※送金スピードを速く設定すると手数料の割合が高くなります。
しばらくするとLightning Walletに入金されます。これでTippin meを利用して投銭をする準備は万端です!
実際に投げ銭をしてみる
Webブラウザに拡張機能をダウンロードすると、”いいね”ボタンと並んで、全てのツイートにtippin.meという稲妻の形をしたボタンが現れます。
この稲妻ボタンをクリックするとトランザクション用のQRコードが現れる仕組みになっています。
BlueWalletのLightning WalletからsendをタップしQRコードを読み取ることで送金することができます。注意が必要で、Lightningに対応していないウォレットから送金しようとするとBTCの送金はできません。
また、相手がTippin meを利用していない場合、下記のエラーメッセージが出て送金できません。
送金した相手へ入金され、トランザクションの履歴が残ります。
通常ビットコインの送金は1ブロック生成されるまでに10分かかり、送金が遅いのが難点です。
しかし、Tippin meはLightning Networkの技術を利用しているので、瞬時にウォレットに反映されます。
Tippin meのメリット
Tippin meの最大の特徴はその手軽さと手数料無しで少額送金が可能な点ではないでしょうか。
面倒な手続きや申請などをしなくても
- Lightning Network対応のウォレット
- Tippin meの拡張機能
- Twitterのアカウント
- 少額のビットコイン
さえあれば誰でもいつでもどこからでもビットコインを送ることができます。
従来とは違い、Twitterで創作物を作ったユーザーなどに対しても気軽にマイクロペイメントできることはニーズが高そうです。
また、既存の手段(銀行振込や小切手など)では手数料がかかるので、少額の送金をしようとすると「手数料が送金額を上回る」ことがありました。
そのため、少額の送金を何度もするのは難しかったのですが、Lightning Networkの技術を利用したTippin meは手数料が殆どかからないのでその心配はありません。
Tippin me を利用してみて
今回Tippin meを使用して、チップとしてビットコインを送りあえるというコンセプトにとても可能性を感じました。
ボーダーレス決済が可能な仮想通貨の特徴と瞬時に手数料をほとんどかけずに、少額送金が行えるLightning Networkの特性を最大限に生かした機能だと思います。
また、Tippin meのユーザーが増えれば、Twitterの投稿でお小遣いを稼ぐなんてことができるかもしてません。
Twitterという大手SNSに拡張機能をつけたことにより、仮想通貨がより広く人々に浸透していくきっかけにもなるかもしれません。
今後よりユーザーに広がっていくためには、拡張機能ではなく、Twitterの機能としてデフォルトに搭載されるとより浸透していくのではと思いました。
皆さんもぜひTippin meを試してみてください!
記事参考:Tippin.me