国連児童基金(ユニセフ)、6つのブロックチェーン企業に10万ドルを投資
2018/12/13・
Crypto Times 編集部
ニュース
国連児童基金(ユニセフ)は、ユニセフ・イノベーション基金を通じて新興国のブロックチェーン開発企業に10万ドルの投資をしたと発表しました。
50ヶ国から100以上の応募があり、選ばれたのは以下の6つの企業です。これらの企業は、1年以内にオープンソースのブロックチェーンアプリケーションをリリースすることが投資を受ける条件になっています。
- Atix Labs(アルゼンチン)
- Onesmart(メキシコ)
- Prescrypto(メキシコ)
- Statwig(インド)
- Utopixar(チュニジア)
- W3 Engineers(バングラデシュ)
今回のブロックチェーン企業への投資は、組織効率化のためのスマートコントラクトの利用や分散型合意形成プロセスなど、国連とユニセフがブロックチェーン技術の知識と理解を深め、その可能性を探っていくものです。
ユニセフ・イノベーション基金の最高顧問を務めるChris Fabian氏は、次のように話しています。
ブロックチェーン技術はまだ初期段階で、実験やより良い世界を作り出すためにこの技術をどこでどのように使うべきか、学んでいくことが沢山あります。経済支援や技術支援、その技術の影響を受けやすい人々に焦点を当て、支援可能であると判断した時、それがユニセフ・イノベーション基金が投資をするタイミングなのです。
ユニセフはブロックチェーン技術に可能性を見出しており、アプリケーション開発ハッカソンの主催や仮想通貨による寄付を受け付けるなど、積極的な取り組みを見せています。
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記事ソース:UNICEF’s Innovation Fund announces first cohort of blockchain investments in emerging markets