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2024/07/14トルネードキャッシュ開発者ペルツェフ氏の保釈請求却下
マネーロンダリング容疑で有罪判決を受けたトルネードキャッシュ開発者のアレクセイ・ペルツェフ(Alexey Pertsev)氏は、保釈請求が却下されたため、控訴審の準備中にも拘留が継続されることになりました。 トルネードキャッシュは暗号資産ミキシングプロトコルであり、多くのマネーロンダリングに使用されてきました。検察側は、開発者がトルネードキャッシュが悪意のある組織によって盗んだ資金の洗浄に利用されるのを意図的に支援した、または少なくとも阻止しなかったと主張しています。 Pertsev氏は現在、オランダの裁判所でマネーロンダリングの罪で5年4ヶ月の実刑判決を言い渡されています。 注目を集めるトルネードキャッシュ裁判[no_toc] Alexey will spend the next year in jail while his legal team prepares for the appeal hearing. This is a gross miscarriage of justice. Developers do not belong in jail for the actions of third parties. Please consider donating to Alexey's defense. Link in the next post. https://t.co/kWHwODzygX — Free Pertsev & Storm (@FreeAlexeyRoman) July 12, 2024 トルネードキャッシュ開発者の弁護費用を支援するJusticeDAOは、この決定を「司法の重大な誤り」と批判し、開発者は第三者の行為に対して責任を負うべきではないと主張しています。 また、5月末には、イーサリアム共同創設者のヴィタリック・ブテリン氏が、トルネードキャッシュ裁判の支援のために30ETHを寄付しており、この裁判が多くの注目を集めていることが窺えます。 ヴィタリック氏、トルネードキャッシュ開発者の裁判支援として11万ドル分のETHを寄付 トルネードキャッシュ共同創業者ロマン・ストーム(Roman Storm)氏の訴訟は米国で継続中であり、もう一人の共同創業者ロマン・セメノフ(Roman Semenov)氏は現在も逃亡中です。 情報ソース:The Block
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2024/07/14ビットコインETF、6日連続の純流入で過去最高水準に
SoSoValueのデータによると、7月5日から6日連続で純流入が続いた米国の現物型ビットコイン上場投資信託(ETF)は、累計純流入額が158.1億ドルとなり、過去最高を更新しました。 [caption id="attachment_117476" align="aligncenter" width="1439"] BTCスポットETF日次総純流入額|SoSoValue[/caption] この6日間の純流入額は10億ドルを超え、運用資産残高も大幅に増加しました。特に7月12日(金)には、6月5日以来最多となる3.1億ドルの純流入を記録しました。 この流入は、主にBlackRockのIBITが主導しており、1.2億ドルが流入しました。FidelityのFBTCも1.15億ドルとそれに続き、残りの大部分はGrayscaleのGBTC、BitwiseのBITB、Ark InvestのARKBへの流入で構成されています。 累計純流入額158.1億ドルは、2024年6月7日に記録された156.9億ドルをわずかに上回り、過去最高を更新しました。しかし、ビットコインの価格は6月7日の約71,500ドルから現在の約58,900ドルへと約17.5%下落しており、7月12日の取引量も25億ドルから11.5億ドルへと減少しています。 現在のETFの純資産総額は過去最高ではありませんが、純流入額は過去最高水準にあり、ビットコイン価格が回復すれば、純資産総額の記録も更新される可能性があります。 また、現物型イーサリアムETFに関するさらなる進展も期待されており、専門家は、SECとの数回のやり取りの後、これらのファンドが今月中に開始される可能性を指摘しています。 情報ソース:The Block
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2024/07/12Compound創業メンバーが新たなDeFiプロジェクト「Legend」始動
DeFi(分散型金融)プラットフォームCompoundの創業者兼CEOであったJayson Hobby氏らが、新たなDeFiプロジェクト「Legend」を立ち上げることが明らかになりました。 Today, I’m excited to announce the launch of our new company, 🧭 @JoinLegend Our mission is clear: bring the next 100M users onchain by building the world’s best DeFi interface. pic.twitter.com/8QRFjZswok — JSON (@jaysonhobby) July 10, 2024 Legendは、DeFiのインターフェースの使い勝手を向上させることを目指すプロジェクトです。DeFiは、従来の金融システムに代わる新たな金融サービスとして注目されていますが、その複雑なインターフェースがユーザーの参入障壁となっているという課題も抱えています。 Legendは、この課題を解決し、より多くの人々がDeFiを利用できるようにすることで、1億人のユーザーをブロックチェーンの世界に呼び込むことを目標としています。 Hobby氏はCompoundのCEOを辞任し、Legendに専念する意向を示しています。Legendは、Compoundで培われた技術基盤を活用しながら、よりユーザーフレンドリーなDeFiインターフェースを提供していく予定です。 DeFiのさらなる普及を目指すLegendの今後の動向に注目が集まります。
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2024/07/12Squarespace DNS乗っ取り攻撃、220以上のDeFiプロトコルに依然としてリスク
SquarespaceでホストされているDNSレコードを標的としたハッキング攻撃により、CompoundやCeler Networkを含む220以上のDeFiプロトコルのフロントエンドが、ユーザーの資金を流出させる偽サイトにリダイレクトされる被害が発生しました。被害総額はまだ明らかになっていません。 攻撃者は、Inferno Drainerのウォレットキットを使用していましたが、共有インフラストラクチャを使用していることから、関連攻撃の追跡と特定が容易になっています。 ブロックチェーンセキュリティ企業Blockaidは、侵害されたサイトを報告するためのオープンチャネルをコミュニティと協力して確保しており、アドレスを追跡しています。 また、Web3ドメインプロバイダーUnstoppable Domainsは、検証済みのオンチェーン署名が提供されない限り、DNSレコードを更新しないように設定できると述べています。 この事件は、DeFiエコシステムにおけるセキュリティの脆弱性を浮き彫りにし、さらなる対策の必要性を強く示唆しています。 情報ソース:DeCrypto
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2024/07/12Animoca Brands、2024年第1四半期に大幅な成長を達成
Animoca Brandsは、2024年第1四半期(3月31日まで)の決算を発表し、総売上活動(Booking)が前年同期比72%増の9000万ドルに達したことを明らかにしました。 【Animoca Brands投資家向け情報 (2024Q1)】 Animoca Brands(@animocabrands)が2024年7月10日付で発表した「Animoca Brands investor update for the quarter ending on 31 March 2024」の日本語訳版を公開しました。https://t.co/965ARA47HT#AnimocaBrands #アニモカ pic.twitter.com/MxhHt5AtVc — Animoca Brands Japan (@Animocabrandskk) July 12, 2024 この成長は、主にデジタル・アセット・アドバイザリー(DAA)事業によるもので、Bookingの72%を占める最大収益源となっています。 主要事業のハイライト[no_toc] DAA事業: 15以上のプロジェクトとの取引を行い、不安定な市場環境下でも安定した収益源を確保しています。 MocaverseとMoca ID: 150万件のMoca IDを発行し、OKXやKuCoinなどの大手取引所とのパートナーシップを締結しました。 Open CampusとOpen Campus ID: 教育セクター向けの分散型プラットフォームであるOpen Campusは、10万件以上のOC ID申請を受けています。また、Web3のトップ教育者やソートリーダーを発掘するコンペティション「OC100」プログラムが開始されました。 Anichess: チェスベースのオンライン戦略ゲームであるAnichessは、100万人以上の登録プレイヤーと15万人のデイリーアクティブユーザーを獲得し、5000万問以上のチェスパズルが解答されました。 GAMEE: Animoca Brandsのゲームスタジオ/カジュアルゲームプラットフォームであるGAMEEは、Telegramでの事業拡大、WATプロトコル開発、300万人のデイリーアクティブユーザー、500万人のソーシャルメディアフォロワー獲得などの成果を上げました。 グローバル展開とソート・リーダーシップ[no_toc] Animoca Brandsは、サウジアラビア王国におけるWeb3およびゲームのエコシステムを推進するために協力するため、アブドゥルアジーズ科学技術都市(KACST)との覚書締結や韓国Mocaverseパートナーネットワークの拡大など、グローバル展開を積極的に進めています。 また、メタバース/Web3に関するイギリス全政党議会グループへの発表や香港特別行政区政府Web3発展促進タスクフォースへの参加など、ソート・リーダーシップも発揮しています。 今後の見通し[no_toc] Animoca Brandsは、2億9100万ドルの資産残高を活かし、Web3ゲーム、メタバース、教育など様々な分野で事業を拡大していくものと見られます。 今後のAnimoca Brandsエコシステムの成長に注目が集まります。 情報ソース:Animoca Brands
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2024/07/12ドイツ政府のビットコイン売却、数日のうちに終了か
現在、ドイツ政府による押収したビットコインの売却が進んでいます。AI駆動型プラットフォーム「Spot On Chain」は、ドイツ政府の売却はこのペースでいけば1、2日のうちに終了すると指摘しています。 In the past 16 hours, the German government unloaded another $376M worth of $BTC, including: • moving out 10,627 $BTC ($616M) at ~$57,976 • receiving back 4,169 $BTC ($240M) at ~$57,469 Currently, the German government only has 9,094 $BTC ($520M) left, ~18% of the original… https://t.co/HtfVQXz2JR pic.twitter.com/XrusaBsFDm — Spot On Chain (@spotonchain) July 12, 2024 ドイツ政府は本日も2700BTCを送金しており、売却目的によるものと見られています。ウォレットには、約6400BTCが残っています。 [caption id="attachment_117382" align="aligncenter" width="1439"] ドイツ政府によるBTCの移動(赤枠部分)|Arkham[/caption] ドイツ政府の売却や、Mt.Goxの弁済開始といった報道は、ビットコインに対する大きな売り圧として考えられており、直近のビットコイン価格の下落の一因ではないかとも分析されています。 ドイツ政府が保有ビットコインを全て売却した後の、ビットコイン価格の行方に注目が集まります。
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2024/07/11マレーシアの仮想通貨マイニング事業者、7億2200万ドル相当の電力を盗電
マレーシアのエネルギー当局によると、2018年から2023年の間に仮想通貨マイナーが少なくとも34億リンギット(約7億2200万ドル)相当の電力を盗んだことが明らかになりました。 関連:マイニング大手マラソン、1760億円以上のビットコインを保有|6月の最新業績を公開 Kerajaan heboh nak laksanakan agenda peralihan tenaga sebab nak tambah sumber tenaga yang baru. Tapi dalam masa yang sama kecurian elektrik sampai ratusan juta, ada tahun mencecah berbilion ringgit setahun berlaku di negara kita. Ironi sungguh. pic.twitter.com/ZkWz7eIWrn — Akmal Nasir (@akmalnasir) July 10, 2024 アクマル・ナスルラ・モハド・ナシルエネルギー転換・水変革副大臣は、違法な仮想通貨マイニング活動が蔓延していると指摘。「マイナーたちはメーターのない場所で検知されないと思い込んでいるが、電力会社は様々な方法で異常な電力消費を検知できる」とコメントを出しています。 政府は2022年10月に当局が押収したビットコインマイニング装置など2022点の物品を処分するイベントを開催し、副大臣はこの場で盗電対策を優先課題として挙げました。 アメリカや東南アジアにシフトしたマイニング事業 2021年に中国が仮想通貨マイニングを全面禁止して以来、マイニング事業は米国やマレーシア、インドネシア、ラオス、タイなどの東南アジア諸国にシフトしています。これらの国々は、競争力のある電気料金、熟練労働力、既存のインフラなどが魅力となっているようです。 4月のビットコイン半減期によりマイナー報酬が半減したため、多くのビットコインマイニング企業は収益とマイニング能力の拡大を目指しています。ケンブリッジ大学によると、2022年1月時点で米国は世界のハッシュレートシェアの37.8%を占める最大のビットコイン生産国であり、マレーシアは約2.5%で上位10カ国に入っています。 情報ソース:The Block [no_toc]
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2024/07/112024年第2四半期、ミームコインや特定セクターが注目集める
CryptoRankが2024年第2四半期のレポートを公開しました。 関連:仮想通貨価格には反映されずも市場は活況か|DappRadarが分析レポート公開 ❗️Crypto Market Recap: Q2 2024 - The second quarter was marked by low volatility and insignificant price movements in the crypto market, even with the acceptance of a spot ETH ETF; - Meme coins have flourished during the current bull market, with GameFi and DeFi sectors also… — CryptoRank.io (@CryptoRank_io) July 10, 2024 CryptoRankのレポートによると、2024年第2四半期は市場のボラティリティが低く、ミームコインや特定のセクターが注目を集めたとのことです。 また、資金調達額は増加したものの、長期的な低迷は依然として続いており、ベンチャーキャピタルはインフラプロジェクトに投資を集中させています。 以下、レポートの概要をまとめたものとなります。 市場トレンドについて 低ボラティリティと軽微な値動き:ETHのスポットETFの一部承認にも関わらず、市場は全体的に低調でした。 ミームコインの隆盛:ミームコインが現在の強気相場を牽引しました。 GameFiとDeFiの好調:これらのセクターも好調を維持しました。 Notcoinの躍進:新規ローンチされたトークンの中で、タップアプリセグメントを生み出したNotcoinが最大のゲイナーとなりました。 zkSyncとWormholeの低迷:時価総額が10億ドルに達せず、これはフラストレーションのたまるエアドロップキャンペーンが影響した可能性があります。 資金調達について 資金調達額の増加:435件の資金調達ラウンドで総額29.8億ドルの資金が調達され、第1四半期と比較して27%増加しました。 長期的な低迷:長期的な観点では、資金調達は依然として低水準であり、悲観的な見方や新しいアイデアの欠如を示唆しています。 インフラプロジェクトへの注目:ベンチャーキャピタルはインフラプロジェクトに焦点を当てています。 情報ソース:CryptoRank [no_toc]
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2024/07/11「今後1年から1年半で仮想通貨はさらに上昇」クリプトVC「Stratos」創業パートナーが予想
クリプトVC「Stratos」の創業パートナーRenick Palley氏は、最近のビットコイン価格下落は一時的なもので、今後1年から1年半で暗号資産はさらに上昇すると予想しています。 CNBCのインタビューに登場したPalley氏は、現在の弱気相場は、ドイツ政府とMt. Goxの両方によってビットコインが売却されているという情報によって引き起こされている指摘。しかし、Stratosは長期的な視点を持っており、4年周期で見られる暗号資産のサイクルでは、現在は新しい強気市場の初期段階にあると見ているとコメントしました。 また、共和党の暗号資産支持の姿勢を受けて、民主党もより暗号資産支持の姿勢に転じており、両党の姿勢からSECの姿勢は軟化する可能性が高いと同氏は述べています。 Palley氏によると、米国では新しいレイヤー1の開発やゼロ知識証明、完全準同型暗号(FHE) 分野で学術的な側面で多くの進歩が進行中。さらにアジアでは消費者の関心が非常に高まっており、ソーシャル面での成長はアジアから来ると予想していることを明かしました。 同氏はビットコイン価格の上昇は仮想通貨への関心を呼び起こす上で重要な役割を果たしており、DeFiやミームコインといった新しいアプリケーションは、一般の人々を仮想通貨の世界に引き込んでいると述べています。 記事ソース:CNBC
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2024/07/11Huione Guarantee、110億ドル規模の違法な仮想通貨取引に関与か
ブロックチェーン分析企業Ellipticは、カンボジアを拠点とするマーケットプレイスHuione Guaranteeへの少なくとも110億ドルの仮想通貨の流れを追跡しました。 A new investigation from the Elliptic research team sheds light on online marketplace Huione Guarantee. The platform is widely used by scam operators in South East Asia, including those involved in #pigbutchering scams. Read the full analysis ➡️ https://t.co/p9tqquGhJ6 — Elliptic (@elliptic) July 10, 2024 Huione Guaranteeは、マネーロンダリングや性的搾取を含む違法なサービスを宣伝する加盟店を抱え、詐欺行為による資金洗浄を助長しているとされています。また、プラットフォーム上での犯罪行為を見て見ぬふりをしていると疑われており、幹部はカンボジア首相と関係があるとの情報もあります。 Ellipticは、Huione Guaranteeが管理する数百の暗号通貨アドレスを特定し、ラベル付けを行ったと発表しました。これは、取引のスクリーニングや資金洗浄防止に役立つと期待されています。 犯罪摘発に役立つブロックチェーンの透明性 ブロックチェーンは検閲に強いという特性から、世界的な犯罪の助長に繋がる可能性がありますが、同時にその透明性は調査や違法行為の検出にも役立っています。 今回のEllipticの調査は、ブロックチェーンの透明性が違法行為の摘発に貢献できることを示す一例と言えるでしょう。 情報ソース:The Block [no_toc]