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2024/08/24柴犬コイン ( Shiba Inu / $SHIB ) の今後は?特徴と将来性を徹底解説
柴犬コイン($SHIB)は、"柴犬"をテーマにしたミームコインで、2024年8月時点の時価総額は約1.8兆円以上、時価総額ランキングでは16位となっています。 最も知名度の高いミームコインであるドージコイン($DOGE)の対抗馬と一部で言われることもあり、注目したいコインのひとつです。以下のような疑問をお持ちの人に向けて、この記事では柴犬コインの特徴や将来性について解説しています。 柴犬コインはどんなコイン? 柴犬コインがこれだけ注目されるようになった理由は? 柴犬コインに将来性はあるの? 柴犬コイン ($SHIB) は、仮想通貨取引所のBitget(ビットゲット)に上場しています。 [caption id="attachment_120184" align="aligncenter" width="1003"] Bitgetの公式サイト[/caption] 柴犬コイン(Shiba Inu Token/$SHIB)に興味がある方は、ぜひこの機会にBitgetもチェックしておきましょう。 Bitgetの公式サイトはこちら 柴犬コイン(Shiba inu/$SHIB)とは? 最初に柴犬コイン($SHIB)がどういう仮想通貨かを見ていきましょう。 柴犬コインの特徴や注目されるようになった経緯について解説します。 柴犬コイン(Shiba inu/$SHIB)とは? 柴犬コイン($SHIB)の概要 柴犬コイン($SHIB)が注目されるまでの経緯 柴犬コインを中心としたエコシステムが成長中 柴犬コイン($SHIB)の概要 柴犬コイン($SHIB)のスペック 名称 シバイヌ(Shiba Inu) テッカーシンボル SHIB 発行者 Ryoshi 発行日 2020年7月 トークン規格 ERC-20 総発行数 1,000兆SHIB 時価総額ランキング 12位(2024年6月20日のCoinMarketCapの集計による) 時価総額 約1.7兆円(2024年6月20日のCoinMarketCapの集計による) 公式サイト https://shibatoken.com/ 公式X https://x.com/Shibtoken 公式Telegram https://t.me/ShibaInu_Dogecoinkiller 公式Discord https://discord.com/invite/shibatoken ホワイトペーパー SHIBA_INU_WOOF_WOOF.pdf 柴犬コイン($SHIB)は、Ryoshiと名乗る匿名の人物によって2020年からスタートした仮想通貨です。 イーサリアムベースのERC-20規格のもとに作成されたトークンで、イーサリアム上に構築されている各種エコシステムと互換性があり、イーサリアムに触れている方であれば他のERC-20トークン同様に簡単に取り扱うことができます。 同じ柴犬をテーマにしたドージコイン($DOGE)などと比較されることが多く、代表的なミームコインです。 ミームコインとは ユーティリティや意味をほとんど持たないものの、コミュニティからの熱い支持や何らかのイベントから注目されることもある仮想通貨。何らかのジョークやパロディがテーマになっているケースが多い。 ミームコインとして始まった柴犬コインですが、熱狂的なコミュニティに支えられて発展してきました。コミュニティはShib Armyと呼ばれ、DEX・NFT・ゲーム・メタバースなど、さまざまなプロジェクトを展開して独自のエコシステムを構築しようとしています。 その結果、2024年8月時点で柴犬コインの時価総額ランキング16位、時価総額は約1.8兆円(CoinMarketCapのデータによる)にまで成長しました。 Bitgetの公式サイトはこちら 柴犬コイン($SHIB)が注目されるまでの経緯 柴犬コイン($SHIB)はいくつかのイベントや背景を経て、代表的なミームコインのひとつとなりました。 柴犬コインの発行は2020年7月です。当時すでにミームコインとして一定の支持を受けていたドージコイン($DOGE)にインスパイアされて、ドージコインと同様に柴犬をモチーフとして発行されました。 発行枚数は1,000兆枚で、そのうちの50%はイーサリアム創業者のヴィタリック・ブテリン氏に送られています。 しかし、柴犬コインの発行後しばらくは大きな注目を集めることはなく、価格も低迷を続けていました。 2021年に入ると状況は大きく変わります。 複数の要因がありますが、最も大きいのは2021年のイーロン・マスク氏によるドージコインに関する一連の発言です。 マスク氏の発信は、ドージコインをはじめとする類似のミームコインに対する注目を大きく集めることに繋がり、柴犬コインもその影響を強く受けることになりました。 また同じ時期に、ヴィタリック・ブテリン氏が所有する$SHIBの90%をバーンし、10%をインドにおける新型コロナウイルス関連の基金に寄付したニュースも伝えられました。 これらの発言やニュースによって柴犬コイン($SHIB)は大きな注目を集めることになりました。 柴犬コインを中心としたエコシステムが成長中 柴犬コイン($SHIB)はミームコインとして始まりましたが、サポートする強固なコミュニティ(Shiba Army)によってさまざまなプロジェクトが発生しています。 $SHIBの取引を中心とした分散型仮想通貨取引所(DEX)ShibaSwap 柴犬をモチーフとしたNFTプロジェクトのSHIBOSHIS 現在開発中のWeb3ゲームやメタバース 基盤となるL2ネットワークのShibarium これらのプロジェクトは相互に連携しながら成長を続けており、柴犬コインを中心としたエコシステムができてきています。 当初はミームコインとして生まれた柴犬コインですが、コミュニティの力によって本質的な価値を持つ存在へと変わりつつあるようです。 柴犬コイン($SHIB)の関連プロジェクト 柴犬コイン($SHIB)はミームコインとして始まりましたが、サポートするコミュニティShiba Armyによってさまざまな関連プロジェクトが展開中です。これらのプロジェクトの成否は、今後の柴犬コインの成長に大きく影響してきます。 ここでは、柴犬コインの主要な関連プロジェクトを紹介します。 柴犬コイン($SHIB)の関連プロジェクト エコシステムを支えるL2チェーン:Shibarium(シバリウム) 柴犬NFT:SHIBOSHIS(シボシ) 柴犬コミュニティ主導のDEX:ShibaSwap(シバスワップ) P2Eゲームを目指して開発中:Shiba Eternity(シバエタニティ) 柴犬コインのメタバースプロジェクト:Shib the METAVERSE エコシステムを支えるL2チェーン:Shibarium(シバリウム) 柴犬コインの公式ホームページより引用 Shibarium(シバリウム)はイーサリアムのL2ブロックチェーンです。柴犬コインを中心としたエコシステムを支えるチェーンとして柴犬コインコミュニティによって開発され、段階的なテストを経て2023年8月に正式にスタートしました。 ローンチ当初、ネットワークの混雑でメインネットが停止するといったトラブルもありましたが、ほどなく解消され稼働を続けています。 2024年6月の時点では180万以上のウォレットアドレスを持つまでに成長しています。柴犬コイン関連の様々なプロジェクトもShibariumを基盤として活動を展開しはじめました。 ShibariumはEVMと互換のネットワークで、処理性能の大幅な向上やガス代低下などが期待できます。 ガバナンストークンとして$BONEが発行されており、投票によって方針が決まるDoggy DAOがコントロールしています。 Shibariumで発生した基本手数料の70%はSHIBトークンのバーンに割り当てるため、$SHIBの価値維持の役割も担っています。 柴犬NFT:SHIBOSHIS(シボシ) 柴犬コインの公式ホームページより引用 SHIBOSHIS(シボシ)は柴犬コイン公式のNFTです。発行当初から注目を集め、イーサリアムネットワーク上で10,000点がローンチされるとわずか30分前後で完売しました。 現在(2024年6月)でもOpenSeaなどでSHIBOSHISのNFTを売買することが可能です。低価格なものでも0.15ETH以上で取引されています。 SHIBOSHISのNFTは、今後リリースされる柴犬コイン関連ゲームShiba Eternityで利用できるなど、柴犬コインのエコシステムの中での活用が見込まれています。 柴犬コミュニティ主導のDEX:ShibaSwap(シバスワップ) ShibaSwapの公式ホームページより引用 ShibaSwapは、柴犬コミュニティが2021年に立ち上げた分散型仮想通貨取引所(DEX)です。 $SHIB/$BONEといった柴犬コイン関連の通貨だけでなく、イーサリアムやERC-20規格のトークンのスワップが可能です。また、保有する通貨をShibaSwapに預け入れて流動性を付与して収益を得ることもできます。 当初はイーサリアムチェーンのみで稼働していましたが、2024年5月にShibariumにも対応を開始しました。 2024年6月の時点では1日の取引額が100万米ドル程度にとどまっています(CoinMarketCapのデータによる)が、柴犬コインのエコシステム全体の活性化と共に成長が期待されるDEXです。 P2Eゲームを目指して開発中:Shiba Eternity(シバエタニティ) Shiba Eternityの公式ホームページより引用 柴犬コインコミュニティが開発したゲームがShiba Eternity(シバエタニティ)です。 柴犬のキャラクターを用いたカードでデッキを組んでバトルするカードバトルゲームで、2022年の10月にリリースされました。 App StoreとGoogle Playからダウンロード可能で、App Storeで4.8、Google Playで4.7の高い評価を受けています(2024年6月時点)。 Shiba Eternityは今後Shibariumと統合し、Play2Earnが可能なブロックチェーンゲームとしてのリニューアルが予定されています。柴犬コミュニティの公式ブログでは、クローズドβ版が2024年のQ3にリリース予定と明らかにされました。 開発が順調にすすめば、柴犬コインのエコシステムの盛り上がりに大きく貢献しそうですね。 柴犬コインのメタバースプロジェクト:Shib the METAVERSE Shib the METAVERSEの公式ホームページより引用 Shib the METAVERSEは、ブロックチェーンShibarium上に構築されるメタバースプロジェクトです。 公式サイトも開設されていますが、詳細は明らかにされておらずリリース日も未定です。 開発中の画面が公開されておりプロジェクトは継続中のようなので、今後の新情報に期待しましょう。 Can't wait for the next sneak peek ☺️. #ShibTheMetaverse has huge plans, and @treatsforShib are a big part of it. ♥️ @mvshib IYKYK. pic.twitter.com/8FgWwik0kp — | SHIB.IO (@LucieSHIB) March 17, 2024 柴犬コイン($SHIB)と他の犬系ミームコインの比較 犬系ミームコインの比較 名称 柴犬コイン ドージコイン FLOKI Bonk テッカーシンボル SHIB DOGE FLOKI BONK 発行開始日 2020年7月 2013年12月 2021年6月 2023年1月 時価総額ランク 12位 8位 52位 59位 時価総額 約1.7兆円 約2.8兆円 約2,500億円 約2,100億円 対応チェーン イーサリアム Shibarium 独自チェーン イーサリアム BSC ソラナ 時価総額ランクと時価総額は2024年6月21日時点のCoinMarkerCapのデータによる 柴犬コイン($SHIB)およびそのきっかけとなったドージコイン($DOGE)以外にも、犬をモチーフにした犬系ミームコインは多数あります。比較的メジャーなものでは、イーロン・マスク氏の愛犬の名前にちなんだFLOKI($FLOKI)、ソラナ上のミームコインとして注目されているBonk($BONK)が挙げられます。 ドージコインは比較的古くからあり、最も時価総額の大きいミームコインの代表格です。柴犬コイン(SHIB)とドージコイン(DOGE)はどちらも日本の柴犬をテーマにしており、イーロン・マスク氏の柴犬に関する発言に共に反応するなど類似点が多い通貨です。 しかし、柴犬コインがERC-20トークンとしてイーサリアム上に作られたのに対し、ドージコインがライトコインのコードをベースにした独自チェーンで作られているのは、大きな違いです。 単なるミームを超えて、様々な関連プロジェクトを展開・連携しエコシステムを広げるには、イーサリアムに作られた柴犬コインのほうが有利だと言えます。 イーサリアム上につくられたFLOKIやソラナ上のBonkは、柴犬コインと同様の有利さがありますが、規模や知名度の面で不十分です。例えば、柴犬コインを扱っている国内の仮想通貨取引所は8件、ドージコインが9件あるのに対して、FLOKIやBonkを扱っているところはありません。 Bitgetの公式サイトはこちら 今後の動きは? 柴犬コイン($SHIB)の将来性 ここまで柴犬コイン($SHIB)の特徴や関連プロジェクトについて説明してきました。 次は、$SHIBの今後の値動きや将来性について解説します。 今後の動きは? 柴犬コイン($SHIB)の将来性 柴犬コイン($SHIB)のこれまでの価格動向 柴犬コイン($SHIB)の将来性を左右するポイント 柴犬コイン($SHIB)のこれまでの価格動向 2020年7月31日に発行されて以来、しばらくの間$SHIBは注目を浴びることなく低迷を続けます。 大きな伸びを見せたのは、仮想通貨市場全体が活況を呈した2021年です。 2021年5月には、イーロン・マスク氏がDOGEコインに触れた発言をしたことと、$SHIB発行時に大量の$SHIBを受け取っていたビタリック・ブテリン氏が保有する$SHIBのバーンと寄付を明言したことで注目を浴びました。 イーロン・マスク氏がさらなる発言をした2021年10月には$SHIBはもう一段の伸びを見せ、最高値の約0.008円をつけています。 その後、仮想通貨全体の下降に伴い価格は低迷を続けますが、2024年に入り仮想通貨市場全体が盛り上がってくると再度の伸びを見せ、現在に至っています。 著名人の発言によって大きく揺れるミームコインらしい動きが目立つ印象です。今後も同様の突発的な上昇があり得る通貨であることを認識しておきましょう。 柴犬コイン($SHIB)の将来性を左右するポイント 2024年8月の時点での$SHIBの価格は約0.002円です。2023年までの低迷を脱した価格帯を推移しています。 今後も順調に伸びていくかは確定的なことは言えませんが、将来性を左右する重要なポイントについて考察していきましょう。 仮想通貨市場全体の活性化 柴犬コイン関連プロジェクトの盛り上がり 著名な人物の発言やミームコインブーム 仮想通貨市場全体の活性化 他の多くの仮想通貨と同様に、$SHIBも仮想通貨市場全体の勢いに影響されています。 2024年に入り、ビットコインの半減期や、ビットコイン・イーサリアムのETF承認などで、仮想通貨市場は2023年までの低迷から抜け出しました。 2024年6月の現時点では一時の盛り上がりは沈静してきましたが、過去の仮想通貨市場の動きを見ると、2024年の後半から2025年にかけて伸びを見せる可能性は否定できません。その時は$SHIBの価値がどのように変動するのか見ものです。 ミームコインは影響を受けやすい 特にミームコインであるゆえに、他の通貨よりも大きな影響を受ける可能性もあります。 柴犬コイン関連プロジェクトの盛り上がり 柴犬コインが他のミームコインと異なるのは、コミュニティによって構築されたエコシステムが成長しつつある点です。 独自のL2チェーンとDEX、MetaverseやWeb3ゲームと、単なるミームコインに終わらない価値が形になりつつあります。 これらのプロジェクトが成功し、さらに新しいプロジェクトが広がっていけば、独自の価値をもった通貨として安定したポジションを勝ち取ることができるでしょう。 著名な人物の発言やミームコインブーム 現時点では、著名な人物の発言やミームコインブームの到来といった点が、柴犬コインの価格や需要に大きな影響を与えています。 2021年のイーロン・マスク氏のドージコインに関連した発言があった際には、当のドージコインだけでなく、柴犬つながりで柴犬コインも大きく伸びました。 2024年1月のビットコイン現物ETF承認前後からの仮想通貨相場全体の高騰の際には、ミームコイン全体が活況を呈してブームと呼べる状態となり、その中で2024年2月〜3月のSHIBの価格上昇率は200%を上回りました。 ミームコインの付き合い方 著名な人物の発言やブームの発生を事前にキャッチすることはできませんが、こういった傾向があるということを頭に入れておき、急な動きに一喜一憂することなく適切な対処をとるのがミームコインとの付き合い方です。 Bitgetの公式サイトはこちら 柴犬コイン($SHIB)の購入でおすすめの仮想通貨取引所 柴犬コイン($SHIB)は、海外の仮想通貨取引所の多くで購入できます。また、最近では国内の取引所でも扱うところが増えてきました。 ここでは、$SHIBの購入におすすめの仮想通貨取引所を紹介します。 柴犬コイン($SHIB)の購入でおすすめの仮想通貨取引所 Bitget OKCoin Japan Bitget Bitgetのスペック 名称 Bitget 運営会社 Bitget Global Inc. 提供サービス 現物取引、先物取引、コピートレード、ステーキング 公式サイト https://www.bitget.com/ 取り扱い通貨数 800種以上 柴犬コイン($SHIB)の購入でおすすめな海外の仮想通貨取引所がBitgetです。 2024年6月の時点で800種以上の仮想通貨の売買が可能で、もちろん$SHIBの売買もできます。現物取引だけでなく、最大125倍のレバレッジが可能な無期限先物取引ができるので、自由度の高いトレードが可能です。 取引量が2,000億円を超える規模の大手仮想通貨取引所のため流動性は十分担保されており、自分の思い通りの取引が実行できます。 PCからBitgetのウェブサイト経由で利用できるウォレットとスマホアプリが用意されており、どちらも丁寧に日本語対応されています。豊富な機能が簡単に利用できるので、使い勝手のよい取引所ですね。 Bitgetの登録方法まとめ!口座開設とKYC認証まで徹底解説 Bitgetの公式サイトはこちら OKCoin Japan OKCoin Japanのスペック 名称 OKCoin Japan 運営会社 オーケーコイン・ジャパン株式会社 提供サービス 販売所、取引所、暗号資産つみたて、ステーキング 公式サイト https://www.okcoin.jp/ 取り扱い通貨数 34種 OKCoin Japanは海外の大手取引所OKCoinの日本法人です。取引できる通貨が40種(2024年6月時点)で、国内の取引所の中では豊富なのが特徴です。 柴犬コイン($SHIB)に関しては2023年の2月から取り扱いを始めており、販売所・取引所での売買ができます。 顧客の資産は100%コールドウォレットで管理しており、ハッキングによる資産流出の危険性を排除しています。2段階認証による不正アクセス対策も万全で、安心して使える取引所です。 OKCoinJapan(オーケーコイン・ジャパン)の登録方法から使い方まで解説! OKCoin Japanの公式サイトはこちら 柴犬コイン($SHIB)のまとめ 柴犬コイン($SHIB)のまとめ 柴犬コイン($SHIB)はドージコインにインスパイアされたミームコイン 著名人の発言などで注目を浴び、大きく伸びた 柴犬コインコミュニティによる関連プロジェクトの活動が盛ん 柴犬コインエコシステムを支えるL2チェーンShibariumをローンチ $SHIBを購入するならBitgetやOKCoin Japanがおすすめ この記事では、ミームコインの代表格である柴犬コイン($SHIB)について解説しました。 2020年の発行当初はあまり目立たない存在でしたが、イーロン・マスク氏の発言などで大きく注目され、時価総額12位(2024年6月時点)のメジャー通貨になりました。 柴犬コインをサポートするコミュニティによる各種プロジェクト活動が活発なのが特徴で、独自L2チェーンのShibariumを基盤に新たなエコシステムを構築し、単純なミームコインから脱皮しつつあります。 柴犬コインはBitgetやOKCoin Japanで購入できます。この記事を読んで柴犬コインに興味が湧いたら、購入を検討してみましょう。 免責事項 ・本記事は情報提供のために作成されたものであり、暗号資産や証券その他の金融商品の売買や引受けを勧誘する目的で使用されたり、あるいはそうした取引の勧誘とみなされたり、証券その他の金融商品に関する助言や推奨を構成したりすべきものではありません。 ・本記事に掲載された情報や意見は、当社が信頼できると判断した情報源から入手しておりますが、その正確性、完全性、目的適合性、最新性、真実性等を保証するものではありません。 ・本記事上に掲載又は記載された一切の情報に起因し又は関連して生じた損害又は損失について、当社、筆者、その他の全ての関係者は一切の責任を負いません。暗号資産にはハッキングやその他リスクが伴いますので、ご自身で十分な調査を行った上でのご利用を推奨します。(その他の免責事項はこちら)
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2024/07/16仮想通貨$SAND (The Sandbox)とは? 特徴と将来性について徹底解説!
The Sandboxはブロックチェーン上のメタバースプロジェクトです。 NFT化された土地(LAND)を購入し、その上に様々なコンテンツを展開できるプラットフォームで、多くの参加者によってThe Sandboxの中に価値が作り込まれていきます。 $SANDはThe Sandboxのガバナンストークンで、エコシステム全体を支えます。 The Sandboxってどんなプロジェクト? $SANDは今後伸びる可能性はあるの? $SANDをトレードするなら、どの仮想通貨取引所がおすすめ? こんな疑問をお持ちの人に向けて、この記事ではThe Sandboxと$SANDの特徴と将来性を解説しました。加えて、$SANDを取引するのにおすすめの取引所も紹介しています。 最後まで読めば、The Sandbox($SAND)の魅力をしっかり把握できますよ。 The Sandbox($SAND)の5つの特徴を解説 最初に、メタバースThe Sandboxとそこで使用される仮想通貨$SANDの概要について解説します。 The Sandbox($SAND)の特徴を5つあげたので、ひとつひとつチェックしていきましょう。 The Sandbox($SAND)の5つの特徴 最もメジャーなブロックチェーンメタバースプロジェクト NFT化されたLAND上にゲームなどのコンテンツを作って公開できる $SANDはThe Sandboxのガバナンストークン ASSETやゲームの無料制作ツールが使える LANDやASSETはNFT化されており売買できる 最もメジャーなブロックチェーンメタバースプロジェクト The Sandboxプロジェクトの基本情報 名称 The Sandbox (ザ・サンドボックス) プロジェクトの種類 メタバースプラットフォーム 提供者 TSB Gaming サービス開始 2020年 公式サイト https://www.sandbox.game/ 公式サイト(日本) https://jp.sandbox.game/ 公式X https://x.com/thesandboxgame 公式X(日本) https://x.com/TheSandboxJP 公式Telegram https://t.me/sandboxgame 公式Discord https://discord.com/invite/thesandboxgame The Sandboxは、ブロックチェーン上に構築されたメタバースプラットフォームです。 The Sandboxが提供する広大なメタバース空間内にクリエイターが集まり、ゲームなどのコンテンツを創作して公開します。プレイヤーは、メタバース空間内を自由に移動しながら、さまざまなコンテンツを体験できます。 その過程で発生するのが、コンテンツ利用に伴う料金や報酬のやり取り、コンテンツを展開するスペース(LAND)や素材となるNFTの取引などの経済活動です。参加者の活動によってThe Sandboxのエコシステムが成長します。 メタバースプラットフォームとしてのThe Sandboxは、2020年に始まりました。 The Sandboxの公式ページの情報によれば、2023年11月の時点で500万人のユーザー、約130,000人のクリエイター、約24,000人のLAND所有者が集まっており、ブロックチェーン上のメタバースプロジェクトとしては最もメジャーな存在に成長しています。 NFT化されたLAND上にゲームなどのコンテンツを作って公開できる The Sandboxの公式ページにあるLANDのMapより引用 The Sandboxのメタバースは、仮想的な土地であるLANDがマップの上に並んだ状態で構成されています。クリエイターはLANDの上にゲームなどのコンテンツを創作し、公開できます。 LANDはNFT化されています。全部で166,464個あり、数が増えることはありません。 LANDの上には、小さな立方体(ボクセル)を組み合わせて作られたボクセルアートで構成されたキャラクターや小物などのASSETを置き、コンテンツを作成することができます。 多くの企業や個人がThe Sandbox上でオリジナルのコンテンツを展開しています。The Sandboxのマップを眺めれば、見慣れたブランドのロゴが多く見つかるはずです。 $SANDはThe Sandboxのガバナンストークン $SANDのスペック 名称 The Sandbox テッカーシンボル SAND 発行者 TSB Gaming 発行日 2019年10月29日 トークン規格 ERC-20 総発行枚数 30億SAND(すべて発行済) 対応チェーン イーサリアム、Polygon 時価総額ランキング 89位(2024年6月26日のCoinMarketCapの集計による) 時価総額 約1,200億円(2024年6月26日のCoinMarketCapの集計による) 公式ページ https://www.sandbox.game/ The Sandboxのエコシステムで使用される仮想通貨が$SANDです。2019年10月に発行上限の30億SANDがすべて発行されました。 $SANDはThe Sandbox内でのNFTの売買やコンテンツの利用料徴収、各種報酬の配布などに利用されるゲーム内通貨です。また、$SANDはThe Sandboxのガバナンストークンでもあり、保有者はThe Sandboxに関する意思決定のための投票権を持ちます。 時価総額ランキングは89位で、Web3ゲームやメタバース関連の中では大きな時価総額のトークンです。海外の仮想通貨取引所の多くが$SANDを取り扱っており、国内でも9つの取引所で$SANDを売買できます。 ASSETやゲームの無料制作ツールが使える The Sandboxの公式ページより引用 LAND上に展開するコンテンツの構成要素をASSETと呼びます。人や動物などの非プレイアブル・キャラクター(NPC)や装備品、各種装飾アイテムやランドマークなどが該当します。 ASSETは小さな立方体(ボクセル)の集合体であるボクセルアートで、クリエイターが自由に作成可能です。フリーで使えるボクセルアート作成ツールVoxEditがThe Sandboxから提供されています。 また、The Sandboxでは賞金を懸けたボクセルアートコンテストなどのイベントを頻繁に実施しており、ボクセルアートのデザイナー育成に注力しています。 The Sandboxの公式ページより引用 さらにLAND上にゲームコンテンツを展開するクリエイター向けに、フリーのゲーム作成ツールGame Makerが提供されています。 Game Makerはコードレスでゲームが組めるので、プログラミングの経験がない人でも高度なコンテンツを作成可能です。 ゲームクリエイター育成のためのGame Jamが頻繁に開催されています。優秀なコンテンツには$SANDが提供されるので、興味がある人は挑戦してみましょう。 LANDやASSETはNFT化されており売買できる OpenSeaの公式ページより引用 LANDはNFT化されており、OpenSeaで購入できます。メタバース上の場所によって価格が異なりますが、0.1ETH程度から購入可能です。 また国内では、CoincheckのマーケットプレイスであるCoincheck NFTでもLANDを購入できます。 LANDの数は有限なので、The Sandboxに注目が集まればLANDの価格が上昇する可能性もあります。 The Sandboxの公式ページより引用 コンテンツ内で使用するASSETもNFT化されており、こちらも売買可能なため、自分が作成したASSETを販売して収益を上げることができます。 The SandboxにはNFTを売買するためのマーケットプレイスが開設されており、ここで$SANDを使用してASSETを取引可能です。 The Sandbox($SAND)の稼ぎ方 The Sandboxは、経済活動が可能なプラットフォームです。クリエイターでもプレイヤーでも様々な方法で収益を得ることができます。 ここでは、The Sandbox($SAND)の稼ぎ方を解説します。 The Sandbox($SAND)の稼ぎ方 The Sandbox上のイベントに参加して稼ぐ NFT化されたASSETの売買で稼ぐ LANDの取引で稼ぐ ガバナンストークン$SANDのトレードで稼ぐ $SANDをステーキングして稼ぐ The Sandbox上のイベントに参加して稼ぐ The Sandboxの公式ページより引用 The Sandbox上では、報酬として$SANDが配布されるイベントが数多く開催されています。これらのイベントに参加すれば、金銭的なコストゼロで$SANDを獲得可能です。 プレイヤー向けのものは、コンテンツを体験することで報酬として$SANDの配布を受けることができるイベントです。コンテンツ中にクエストが設定されており、そのクエストを達成したプレイヤーに報酬が分配されます。 クリエイター向けのイベントの中にも、報酬として$SANDが提供されるものがあります。様々なテーマを決めてボクセルアートやゲームを募集し、優秀なクリエイターには賞金として$SANDが分配されるコンペティションです。 $SANDが獲得できるイベントは常に新しいものが出てきます。The Sandbox公式ページのイベントページで紹介されるので、頻繁に確認してみましょう。 イベントの報酬を受け取るにはKYC認証が必要 The Sandboxにアカウント登録をしただけでは、イベントの報酬として$SANDを受け取れません。KYC認証(本人確認)の完了が報酬獲得の必須条件です。 NFT化されたASSETの売買で稼ぐ The Sandboxの公式ページより引用 The Sandboxのコンテンツ内で使用されるASSETはNFT化されており、The Sandboxが展開しているマーケットプレイスで販売して$SANDを獲得できます。 ASSETは、人や動物などの非プレイアブル・キャラクター(NPC)や装備品、各種装飾アイテムなど、多岐にわたります。 ASSETはコンテンツのオリジナリティを演出するのに重要です。形状がシンプルで安いASSETは1SAND以下で取引されますが、複雑なものは数百~数千SANDの高値です。 ボクセルアートのデザインが得意なクリエイターにとっては、自己のスキルを収益化するよい機会になりますよ。 LANDの取引で稼ぐ OpenSeaの公式ページより引用 The Sandbox中の土地であるLANDはNFT化されており、売買できます。 大手マーケットプレイスであるOpenSeaや、Coincheckが運営するCoincheck NFTでLANDを取引できます。 LANDの価格は一律ではなく、立地する場所によって異なります。2024年7月の時点で、安いもので0.1ETHの程度の価格で取引されています。 LANDの数は有限なため、今後The Sandboxに注目が集まればLANDの価格も上昇する可能性があります。通常の土地取引と同様に、有望なLANDをあらかじめ押さえておき価格の上昇を待つのは、有効な戦略です。 ガバナンストークン$SANDのトレードで稼ぐ $SANDを仮想通貨取引所でトレードして稼ぐこともできます。 海外のメジャーな仮想通貨取引所のほとんどは、$SANDの取引が可能です。 国内の仮想通貨取引所では、以前は$SANDを扱っているところは少なかったのですが、徐々に増えて行き、現在(2024年7月)では9つの国内取引所で$SANDが売買できます。 以前より、$SANDのトレードはずっと身近になりました。 $SANDをステーキングして稼ぐ The Sandboxの公式ページより引用 $SANDをステーキングして、The Sandboxに流動性を提供することで、エコシステムに貢献できます。ステーキング中は$SANDはロックされますが、報酬として$SANDが配布されます。 報酬は毎週固定数量の$SANDを、ステーキングした$SANDの比率によって参加者に分配する方式です。 LANDの保有者は、より有利に$SANDのステーキングが可能です。LANDを多く保有するほどより多くの$SANDをステークでき、得られる報酬の比率も優遇されます。 ステーキングは、The Sandbox公式ページのステーキングのページから行うことができます。一定期間使用する予定のない$SANDがあるなら、ステーキングを検討してみましょう。 $SANDをステーキングできるのはPolygonチェーンのみ $SANDはイーサリアムチェーンとPolygonチェーンの両方に存在しますが、ステーキングできるのはPolygonチェーンの$SANDのみです。イーサリアムチェーンの$SANDをステーキングする場合には、Polygonチェーンへブリッジする必要があります。 今後の動きは?$SANDの将来性 ここまでThe Sandbox($SAND)の特徴と稼ぎ方について説明しました。ユニークで面白そうなプロジェクトですよね。 ここからは、The Sandboxのガバナンストークン$SANDの将来性について解説します。 $SANDの将来性 $SANDのこれまでの価格動向 $SANDの将来性を左右するポイント $SANDのこれまでの価格動向 CoinMarketCapより引用 2019年の発行当初、$SANDは大きな上昇を見せることなく低迷していました。 2021年になると仮想通貨全体が活況を呈し$SANDにも50円前後の値が付くようになりましたが、同年10月になると$SANDは突如高騰します。 これはFacebook社が名称をMetaに変更し、メタバースに対する注目が急に集まったことによると言われています。 2022年に入ると、仮想通貨市場全体のトーンダウンに伴って価格を下げ長い低迷期に入りました。 2024年に入ってビットコインやイーサリアムといったメジャー通貨が盛り上がった際には、$SANDは少し上昇しましたが2021年のような大きな動きには至っていません。 $SANDの将来性を左右するポイント 2024年7月の時点での$SANDの価格は50~100円のレンジを上下する状態が続いています。 今後大きな伸びを見せるのかについて確定的なことは言えませんが、将来性を左右する重要なポイントについて考察していきましょう。 仮想通貨市場全体の活性化 メタバースへの注目度の再上昇 The Sandboxへの著名な企業・個人の参画 仮想通貨市場全体の活性化 他の多くの仮想通貨と同様に、$SANDも仮想通貨市場全体の勢いに影響されています。 2021年の$SANDの伸びは、ビットコインやイーサリアムなどのメジャーな通貨の高値からアルトコインの上昇といった流れが大きく寄与したことは否めません。 2024年に入り、ビットコインの半減期や、ビットコイン・イーサリアムのETF承認などで、仮想通貨市場は2023年までの低迷から抜け出しました。 2024年7月の現時点では一時の盛り上がりは沈静してきましたが、今後のさらなる盛り上がりの発生は$SANDの価格上昇の前提条件になるはずです。 メタバースへの注目度の再上昇 Gartnerのプレスリリースより引用 $SANDの現在の低迷は、メタバースに対する注目度が下がったことが大きな原因です。 著名なコンサル企業であるGartner社が2023年に発表したハイプ・サイクルによれば、「メタバース」はすでに幻滅期に入っており、トレンドとしては興味が失われつつあることが示唆されています。 しかし、メタバースというコンセプトそのものは短期間のうちに消えていくものではありません。2021年のFacebook社の改名のようなきっかけがあれば再注目されますし、類縁の新ワードが新たなトレンドを呼び起こす可能性もあります。 Gartner社のハイプ・サイクルとは? テクノロジーの成熟度を表すチャートで、Gartner社が発表しています。テクノロジーの定着までの流れを「黎明期」「過度な期待のピーク期」「幻滅期」「啓発期」「生産性の安定期」に分け、話題となっているテクノロジーがどこに位置づけられるかを示しています。 The Sandboxへの著名な企業・個人の参画 The Sandboxの公式ページ(日本)より引用 $SANDが大きく伸びるためには、The Sandboxに著名な企業・個人が参画し積極的に活動して注目を集めることが最も重要です。 The Sandboxはこの点でも努力を続けており、さまざまな企画を立ち上げ続けています。 中でもアニメーション作品とのコラボレーションは活発です。「キャプテン翼」との提携は2023年に発表され、「キャプテン翼」LANDが開発中です。すでに関連するNFTの販売も始まりました。 他にも、「ドラゴンボール」「美少女戦士セーラームーン」「ワンピース」などの作品を制作している東映アニメーションとの提携を発表しています。 SHIBUYA109エンタテインメント社との提携も話題になりました。The Sandboxの中にSHIBUYA109専用の土地「SHIBUYA109 LAND」を開設してイベントを展開しています。 このような動きが加速され、魅力的なコンテンツやイベントが継続的に展開されていけば、The Sandboxへの注目が集まり$SANDの価値にも期待できます。 $SANDの購入でおすすめの仮想通貨取引3選 $SANDは、海外の仮想通貨取引所の多くで購入できます。また、最近では国内の取引所でも扱うところが多くなり、売買しやすくなってきました。 ここでは、$SANDのトレードにおすすめの仮想通貨取引所を3つ紹介します。 $SANDの購入でおすすめの仮想通貨取引所 Bitget Coincheck OKCoin Japan Bitget Bitgetのスペック 名称 Bitget 運営会社 Bitget Global Inc. 提供サービス 現物取引、先物取引、コピートレード、ステーキング 公式サイト https://www.bitget.com/ 取り扱い通貨数 800種以上 $SANDの購入でおすすめな海外の仮想通貨取引所がBitgetです。1日の取引量が2,500億円以上の規模を持つ大手取引所で、800種以上の仮想通貨をトレードできます(2024年7月時点)。 現物取引だけでなく、ハイレバレッジの先物取引も可能です。また、プロフェッショナルなトレーダーの取引をコピートレードできるのも、Bitgetの大きな特徴です。 PCからウェブサイト経由で利用できるウォレットとスマホアプリが用意されており、どちらも丁寧に日本語対応されているので、高度な機能を違和感なく使えますよ。 Bitgetの登録方法まとめ!口座開設とKYC認証まで徹底解説 Bitgetの公式サイトはこちら Coincheck Coincheckのスペック 名称 Coincheck 運営会社 コインチェック株式会社 提供サービス 販売所、取引所、暗号資産つみたて、NFTマーケットプレイス 公式サイト https://coincheck.com/ 取り扱い通貨数 31種 Coincheckは国内の仮想通貨取引所の中では比較的古くから開業しており、実績のある取引所です。仮想通貨のトレードだけでなくNFTのマーケットプレイスも運営しており、野心的な試みが多いのが特徴です。 Coincheckは$SANDに関して特に積極的に関与しています。 $SANDを最初に扱い始めた国内の取引所はCoincheckです。また、マーケットプレイスの中でLANDの取引ができるのも、国内ではCoincheckのみです。 また、CoincheckはThe Sandbox内にLANDを保有しており、そこでメタバース都市「OASIS TOKYO」を展開しており、クリエイター向けのコンテストなどのイベントも行っています。 Coincheckにとって$SANDは単なる取り扱い通貨のひとつではなく、Coincheck自体がThe Sandboxのメタバースを成長させる一翼を担っているのが目を引きますね。 【Coincheck(コインチェック)の登録方法・使い方】入出金・仮想通貨売買まで徹底解説 Coincheckの公式サイトはこちら OKCoin Japan OKCoin Japanのスペック 名称 OKCoin Japan 運営会社 オーケーコイン・ジャパン株式会社 提供サービス 販売所、取引所、暗号資産つみたて、ステーキング 公式サイト https://www.okcoin.jp/ 取り扱い通貨数 34種 OKCoin Japanは海外の大手取引所OKCoinの日本法人です。 取り扱い通貨の種類を増やすことに積極的で、取引できる通貨は40種(2024年7月時点)にのぼります。もちろん$SANDも扱っており、販売所取引だけでなく板取引での売買も可能です。 顧客の資産は100%コールドウォレットで管理しており、ハッキングによる資産の不正流出を防いでいるので、安心して使える取引所ですね。 OKCoinJapan(オーケーコイン・ジャパン)の登録方法から使い方まで解説! OKCoin Japanの公式サイトはこちら The Sandbox($SAND)のまとめ The Sandbox($SAND)のまとめ The Sandboxは最もメジャーなブロックチェーンメタバースプロジェクト LAND上にボクセルアートのコンテンツを作って公開できる The Sandbox上のイベント参加や、LANDやASSETの売買で稼げる $SANDはThe Sandboxのエコシステムを支えるガバナンストークン $SANDの取引ならBitget、Coincheck、OKCoin Japanがおすすめ この記事では、メタバースプロジェクトThe Sandboxとガバナンストークン$SANDについて、特徴と将来性を解説しました。 The Sandboxはブロックチェーン上のメタバースとしては最もメジャーな存在で、多くの企業や個人が参画して多様なコンテンツが展開されています。 2024年7月現在はメタバースへの市場の反応が減退しており、The Sandboxへの注目や$SANDの価格は伸び悩んでいます。 しかし、メタバースは一過性のものではなく長い目で見るべき重要なコンセプトです。仮想通貨市場全体の活性化や、著名な企業や個人の参画などでThe Sandboxに注目が再度集まる可能性は十分にあります。 The Sandbox($SAND)の今後の動きにはしっかりアンテナを張っておきましょう。
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2024/07/16仮想通貨ポリゴン($MATIC)の特徴や将来性を完全解説!
イーサリアムは、トランザクションの集中時に処理の遅延やガス手数料の高騰が発生する、いわゆるスケーラビリティ問題を抱えてきました。 ポリゴン (Polygon)は、この問題の解決を狙ったレイヤー2のチェーンです。ローンチ以来比較的順調に利用が進み、数多くのDAppsやDeFiサービスによって採用されています。 Polygonはどんなチェーン? Polygonで利用されている$MATICに将来性はあるの? $MATICを購入するならどの取引所がおすすめ? こんな疑問をお持ちの人に向けて、この記事ではPolygonチェーンとネイティブトークン$MATICの特徴と将来性を解説しました。加えて、$MATICを取引するのにおすすめの取引所も紹介しています。 最後まで読めば、Polygon($MATIC)の魅力をしっかり把握できますよ。 仮想通貨Polygon($MATIC)とは? 5つの特徴を解説! 最初にPolygonチェーンとそこで使用される仮想通貨$MATICの概要について解説します。 Polygon($MATIC)の特徴を5つあげたので、ひとつひとつチェックしていきましょう。 仮想通貨Polygon($MATIC)の5つの特徴を解説! Polygonは高速・低コストのL2チェーン L2チェーンの中ではトップクラスの規模を誇る 数多くのDeFiやDAppsがPolygon上で稼働 MATICはPolygonチェーンのネイティブトークン Polygon2.0に向けた開発を実施中 Polygonは高速・低コストのL2チェーン Polygon($MATIC)のスペック 名称 Polygon(ポリゴン) 提供者 Polygon Labs コンセンサスアルゴリズム PoS ネイティブトークン MATIC トークン発行日 2019年 時価総額ランキング 21位(2024年7月5日のCoinMarketCapのデータによる) 時価総額 約7,000億円(2024年7月5日のCoinMarketCapのデータによる) 公式ページ https://polygon.technology/ 公式X https://x.com/0xPolygon 公式Telegram https://t.me/polygonofficial 公式Discord https://discord.com/invite/0xPolygon ホワイトペーパー Matic network whitepaper イーサリアムは、スケーリング問題と呼ばれる課題を長らく抱えています。トランザクションが集中すると、パフォーマンス低下とガス手数料の高騰が発生するものです。 Polygon(ポリゴン)は、このスケーリング問題を解決するために開発されたチェーンです。最初にローンチした時点ではMatic Networkという名称でしたが、2021年にPolygonに名称を変更しました。 Polygonのホワイトペーパーより引用 Polygonは、イーサリアム(レイヤー1)と協調しながら動くチェーン(レイヤー2)です。 トランザクションの処理をレイヤー1の代わりに行い、詳細な処理内容を集約したハッシュのみレイヤー1に送り返すことで、セキュリティレベルを落とすことなく、ネットワーク全体のパフォーマンスを向上させます。 この技術により、Polygonで処理できる1秒間あたりのトランザクション数は7,000回にのぼります。イーサリアムが15~20回であるのと比較すると、その効果は顕著です (CoinWireの比較による)。 また、トランザクションあたりのガス手数料は$0.015を下回っており、イーサリアムの1万分の1以下におさえられます(Polygon公式ページより)。 L2チェーンの中ではトップクラスの規模を誇る Polygonチェーンは稼働開始以来順調に成長し、2024年7月現在ではL2チェーンではトップクラス、すべてのチェーンの中でも有数の規模に至っています。 DappRadarの2024年7月4日のデータによれば、Polygonのアクティブウォレット数はすべてのチェーンの中で3位を占めており、多くのユーザーによって支持されていることがわかります。 またチェーン内で稼働しているスマートコントラクト数では、イーサリアムについで2位の規模です。L2チェーンに限れば、Arbitrum(同4位)・Blast(同6位)・Base(同8位)といった競合をおさえてトップです。 数多くのDeFiやDAppsがPolygon上で稼働 DeFiLlamaより引用 Polygonチェーン上ではすでに数多くのDeFiサービスが稼働しています。DeFiLlamaで確認すると、AaveやUniswapなどのメジャーなDeFiサービスを含む500件近い数のDeFiがPolygon上で稼働していることがわかります。 その結果、Polygon上のDeFiサービスのTVLは、全チェーンのTVLの0.91%のシェアです(2024年7月5日時点)。 また、アクティブなDAppsの数は数万個を超えると言われており、DAppRaderのデータでも稼働しているDAppsの数ではBNBチェーン、イーサリアムチェーンに次ぐ3位にランクされています。L2チェーンの中ではもちろんトップです。 TVL(Total Value Locked)とは? 日本語訳は「預かり資産」です。DeFiサービスの規模を表す指標のひとつで、そのDeFiに預けられてロックされている金額を指します。ブロックチェーンのTVLは、そのチェーン上で稼働しているDeFiのTVLの総和を意味しています。 $MATICはPolygonチェーンのネイティブトークン Polygonの公式ページより引用 Polygonチェーンでの$MATICの役割 ガス手数料の支払い Proof of Stakeによるコンセンサス形成 Polygonチェーンの意思決定に参加する際の投票権 Polygonチェーンでメインで使用されるトークンが$MATICです。ネットワークの名称はMatic NetworkからPolygonに変更されましたが、トークンの名称は$MATICのまま残っています。 $MATICはPolygonのエコシステムを支えるための基本的な役割を担っています。 PolygonチェーンのコンセンサスアルゴリズムはProof of Stakeです。ブロックを作成してチェーンにつなぐバリデーターは、ステーキングされた$MATICの量によって決められます。 バリデーターへの報酬も$MATICです。Polygonチェーンのガス手数料として徴収された$MATICがバリデータに分配されます。 $MATICはPolygonチェーンのガバナンストークンでもあります。Polygonチェーンに関する意思決定は、$MATICの保有者による投票で行われます。 Polygon2.0に向けた開発を実施中 Polygonの公式ページより引用 Polygon2.0の主な開発項目 アーキテクチャのゼロ知識証明ベース(zkEVM)への改変 ガバナンスをプロトコル・スマートコントラクト・資金の3つに整理 ネイティブトークンのアップグレード:$MATIC→$POL Polygonの提供者であるPolygon Labsは、Polygon全体のアップグレードを計画しています。 この開発プロジェクトはPolygon 2.0の名称でPolygonのコミュニティと協力しながら進められており、現在のレイヤー2の限界を超えた無制限の拡張性と統合された流動性の実現を目標としています。 開発項目の中には、ゼロ知識証明技術を適用したコンセンサスアルゴリズムへの統合とプロトコルアーキテクチャの改変、ガバナンスの仕組みの改善などが含まれています。 ネイティブトークン$MATICのアップグレードもPolygon 2.0の構想に含まれており、ネイティブトークンは$POLに変わる予定です。 zkEVM(Zero-Knowledge Ethereum Virtual Machine)とは? イーサリアム互換のスマートコントラクト実行機構の一種で、ゼロ知識証明(知識の内容を公開せず知識を保有していることのみを証明する技術)を応用したものを指します。レイヤー2側での処理の内容を、ゼロ知識証明の技術を使って検証可能な状態を維持しつつ大幅に圧縮して、全体のパフォーマンスを向上させます。 Polygonを採用している主要なプロジェクト Polygonチェーン上では数万を超えるDAppsやDeFiサービスが活動しており、すでに大きなエコシステムが構成されています。 ここでは、Polygon上で稼働している主要なプロジェクトをピックアップします。 Polygonを採用している主要なプロジェクト メジャーDeFiプロジェクト:Aave、UniSwap 大手NFTマーケットプレイス:OpenSea、MagicEden メタバースプロジェクト:Decentraland、The Sandbox メジャーDeFiプロジェクト:Aave、UniSwap Aaveの公式ページより引用 Polygonを採用しているDeFiプロジェクトは数多くあります。特に複数のチェーンに対応したメジャーなDeFiプロジェクトが、Polygonをサポートしています。 Polygonチェーンに対応しているDeFiの中で最大のTVLを持つのは、Aaveです。レンディングを主要なサービスとしており、Polygonチェーン全体のTVL額の50%近くがAaveです(2024年7月時点)。 UniSwapやQuickSwapなどの、有名なDEXもPolygonチェーンに対応しており、メジャーなイールドアグリゲイターのBeefyやYearn FinanceもPolygonで活動しています。 その結果、DeFiによるPolygonチェーンでのTVL(Total Value Locked)額は8.64億米ドルにおよびました。この額は、仮想通貨市場全体のTVLの0.9%以上を占めています(2024年7月時点)。 大手NFTマーケットプレイス:OpenSea、MagicEden OpenSeaの公式ページより引用 Polygon上でのNFTの発行や取引は活発です。そのため、大手のNFTマーケットプレイスの多くがPolygonチェーンに対応しています。 Polygonチェーン上で最も利用されているNFTマーケットプレイスはOpenSeaです。OpenSeaは多くのチェーンに対応していますが、取引額の半分以上がPolygonチェーンでの取引です。 他にもMagic EdenやRaribleといった大手のマーケットプレイスがPolygonチェーンで活動しており、NFTの領域でもPolygonチェーンが重要視されていることがよくわかります。 メタバースプロジェクト:Decentraland、The Sandbox Decentralandの公式ページ、The Sandboxの公式ページより引用 メタバースの領域でも、Polygonチェーンは活発に利用されています。 Coincheckが「OASIS KYOTO」を運営しているメタバースプラットフォームDecentralandはイーサリアムネットワークのみに対応していましたが、2021年の4月よりPolygonチェーンにも対応しました。主な理由はガス代の高騰です。 また、The Sandboxも2022年にメインネットをPolygonチェーンに移行しています。従来はイーサリアム上のNFTであったThe Sandbox中の仮想的な土地であるLANDも、Polygon上のNFTへ移行しました。 このようにエンターテインメントの領域でもPolygonの採用は進んでいます。 Polygon($MATIC)の今後の動きは?将来性を考察 ここまでPolygon($MATIC)の特徴や、Polygon上で稼働する主要なプロジェクトについて解説しました。すでに実績のある重要なネットワークであることがよくわかりましたね。 ここからは、Polygon($MATIC)の将来性について検討していきましょう。 Polygon($MATIC)の将来性 $MATICのこれまでの価格動向 Polygon($MATIC)の将来性を左右するポイント $MATICのこれまでの価格動向 CoinMarketCapより引用 $MATICのこれまでの値動きをチャートを見ながら追っていきましょう。 2019年の$MATIC発行以来しばらくの間は大きな注目を浴びることなく、低価格のまま安定した状態が続きました。 しかし、2021年に入ると状況は大きく変わります。 仮想通貨市場全体が活性化し、多くのアルトコインの価格が上昇するのに合わせて$MATIC価格は上がって行きます。 多くのDeFiサービスでPolygonが採用されたことや、イーサリアムのレイヤー2ネットワークへの注目などが重なって、1円に満たなかった価格が最高値の300円以上にまで跳ね上がりました。 2022年以降の仮想通貨市場の沈静化に伴い、$MATICの価格も落ちていきますが、Polygonは落ちきることなく50~200円の間を上下します。 これは、仮想通貨への注目が落ち着いた中でもPolygonへの注目が一定程度継続しており、現在でも有力なレイヤー2ネットワークのオプションのひとつとして認識されていることを示しています。 Polygon($MATIC)の将来性を左右するポイント $MATICが今後大きな伸びを見せるのかについて確定的なことは言えません。しかしPolygonは重要なL2チェーンであり、条件がそろえば躍進する可能性は十分にあります。 ここからは、Polygon($MATIC)の将来性を左右する重要なポイントについて考察していきましょう。 イーサリアムを中心としたエコシステムの活性化 これまでの$MATICの値動きを見ると、仮想通貨市場全体の値動きに大きく影響されていることがわかります。 2021年の$MATICの高騰は仮想通貨市場全体の盛り上がりと同じタイミングですし、2023年10月から2024年の1Qにかけての上昇も、ビットコインの現物ETF承認による影響を反映したものです。 特にPolygonチェーンはイーサリアムのレイヤー2ソリューションという位置づけが強いのが特徴です。イーサリアムを中心とした広範なエコシステムの重要なピースだと認識されています。 したがって$MATICが上昇するためには、イーサリアムを中心とした広範なエコシステムが活性化し、大きく注目を浴びることが前提条件になります。 Polygon 2.0への順調なアップグレード Polygonの公式ページより引用 イーサリアムのレイヤー2チェーンであるPolygonには、Arbitrum、Base、Blastなどの多くの競合チェーンがあります。 Polygon($MATIC)の価値が大きく伸びるためには、競合チェーンに対する技術的な差別化が必要です。Polygon 2.0へのアップグレードは、この意味で重要なアクティビティになっています。 Polygon 2.0への移行は技術的に大きな改変です。 多数のステークホルダーを抱える大規模なエコシステムを持つPolygonで大きな混乱が起きると、多くのプロジェクトやユーザーの支持を失うことになるため、丁寧かつスピーディな2.0への移行が期待されます。 注目度の高いプロジェクトによるPolygonの採用 多くのDeFiやDAppsがすでにPolygon上で稼働しており、その数はすでに数万を超えています。$MATICの価値が順調に上昇するためには、今後も多くのプロジェクトがPolygonに対応することが必要です。 特に、知名度の高い企業とのタイアップや、メジャーなコンテンツの取り込みなど、注目度の高いプロジェクトとの連携は、Polygonへの支持を集めるよい方法です。過去にもディズニーとの提携が発表され、話題を呼んでいます。 最近のPolygonにはこういったニュースが少なく、競合のL2チェーンの動きに埋もれ気味な印象がありますが、今後大きなプロジェクトとのタイアップが公表されれば、$MATICの価値によい影響を与える可能性があります。 ディズニーのデジタルコレクティブル | Polygonが開発中 Polygon($MATIC)の取引でおすすめの仮想通貨取引所3選 $MATICは、海外の仮想通貨取引所の多くでトレードできます。また、国内にも売買できる取引所が12件あり、取引しやすいトークンです。 ここでは、$MATICのトレードにおすすめの仮想通貨取引所を3つ紹介します。 $MATICの購入でおすすめの仮想通貨取引所 Bitget OKCoin Japan Coincheck Bitget Bitgetのスペック 名称 Bitget 運営会社 Bitget Global Inc. 提供サービス 現物取引、先物取引、コピートレード、ステーキング 公式サイト https://www.bitget.com/ 取り扱い通貨数 800種以上 海外の仮想通貨取引所の中では、Bitgetが$MATICのトレードにおすすめです。 1日の取引量が2,500億円以上の規模を持つ大手取引所で、国内の取引所と比較して大きな流動性が維持されています。 また、扱っている仮想通貨の種類は800種以上(2024年7月時点)で、マイナーなアルトコインにも強い取引所です。 現物取引だけでなくハイレバレッジの先物取引も可能で、$MATICの場合は50倍までのレバレッジが利用できます。 PCからウェブサイト経由で利用できるウォレットとスマホアプリがあり、どちらも丁寧に日本語対応されています。海外の取引所ならではの高度な機能を違和感なく使えますよ。 Bitgetの登録方法まとめ!口座開設とKYC認証まで徹底解説 Bitgetの公式サイトはこちら OKCoin Japan OKCoin Japanのスペック 名称 OKCoin Japan 運営会社 オーケーコイン・ジャパン株式会社 提供サービス 販売所、取引所、暗号資産つみたて、ステーキング 公式サイト https://www.okcoin.jp/ 取り扱い通貨数 40種 OKCoin Japanは海外の大手取引所OKCoinの日本法人で、取り扱い通貨の種類を増やすことに積極的です。 2024年7月時点で取引できる通貨は40種あります。$MATICのトレードも可能で、販売所取引だけでなく板取引での売買も利用できます。 顧客の資産は100%コールドウォレットで管理しており、ハッキングによる資産の不正流出を防いでいるので、セキュリティ面でも安心です。 取引数量に応じて取引手数料が安くなるボリュームディスカウント方式をとっているので、使い込むほどお得に使える取引所ですよ。 OKCoinJapan(オーケーコイン・ジャパン)の登録方法から使い方まで解説! OKCoin Japanの公式サイトはこちら Coincheck Coincheckのスペック 名称 Coincheck 運営会社 コインチェック株式会社 提供サービス 販売所、取引所、暗号資産つみたて、NFTマーケットプレイス 公式サイト https://coincheck.com/ 取り扱い通貨数 31種 Coincheckは国内の仮想通貨取引所の中では比較的古くから開業しており、実績のある取引所です。仮想通貨のトレードだけでなくIEO(Initial Exchange Offering)やNFTマーケットプレイスなども手掛けています。 $MATICの取り扱いは2023年8月から開始しています。Coincheckでは$MATICをPolygonチェーンで入出金できるため、Polygonチェーン上で利用する$MATICを入手するには便利な取引所です。 また、NFTマーケットプレイスではPolygonのNFTを売買しており、CoincheckがPolygon($MATIC)に力を入れていることがよくわかります。 【Coincheck(コインチェック)の登録方法・使い方】入出金・仮想通貨売買まで徹底解説 Coincheckの公式サイトはこちら Polygon($MATIC)のまとめ Polygon($MATIC)のまとめ Polygonは高速・低コストの実績あるL2チェーン 数多くのDAppsやDeFiサービスがPolygon上で稼働中 $MATICはPolygonのPoSやガバナンスに不可欠なネイティブトークン 仮想通貨全体の活性化や高注目プロジェクトとの提携で伸びる可能性あり $MATICのトレードならBitget・OKCoin Japan・Coincheckがおすすめ この記事では、イーサリアムのL2チェーンの中でもメジャーなPolygonとそのネイティブトークンの$MATICについて、特徴と将来性を解説しました。 Polygonは、ローンチ以来比較的順調に利用が進みL2チェーンに注目が集まったことも幸いして、数多くのDAppsやDeFiサービスによって採用されています。 2023年以降は競合するチェーンも多く出てくる中、若干の停滞感がありますが、Polygon 2.0という新しいコンセプトを掲げて開発を続け、次の飛躍へ向けて準備している状態です。 今後、仮想通貨市場全体の活性化や、著名なプロジェクトとの提携などのニュースが入れば、一気に伸びる可能性もあるので、その動きをしっかり注視しておきましょう。 免責事項 ・本記事は情報提供のために作成されたものであり、暗号資産や証券その他の金融商品の売買や引受けを勧誘する目的で使用されたり、あるいはそうした取引の勧誘とみなされたり、証券その他の金融商品に関する助言や推奨を構成したりすべきものではありません。 ・本記事に掲載された情報や意見は、当社が信頼できると判断した情報源から入手しておりますが、その正確性、完全性、目的適合性、最新性、真実性等を保証するものではありません。 ・本記事上に掲載又は記載された一切の情報に起因し又は関連して生じた損害又は損失について、当社、筆者、その他の全ての関係者は一切の責任を負いません。暗号資産にはハッキングやその他リスクが伴いますので、ご自身で十分な調査を行った上でのご利用を推奨します。(その他の免責事項はこちら)
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2024/04/09$TNSR、対象ユーザーにエアドロップ|Tensor Foundationからリリース発表
Tensor FoundationがTensor Protocolのガバナンストークン$TNSRのリリースを発表しました。 $TNSR is live. All treasure boxes (S1, S2 and S3) are now opened. You have 180 days to claim your $TNSR. pic.twitter.com/SqZjAZtw9I — Tensor Foundation (@TensorFdn) April 8, 2024 対象ユーザーにはエアドロップが行われ、受取資格を持つユーザーは180日以内に$TNSRをClaimする必要があります。エアドロップの対象者はTensorのユーザーおよびTensorianのホルダーと言われており、おそらく、以前のエアドロップでボックスを受け取ったユーザーが含まれていると思われます。 Tensorは、NFTマーケットプレイスでありSolana NFTの取引ができるプラットフォームです。こちらで、以前からリワード施策を行なっており、対象ユーザーにボックスをエアドロップしていました。 Tensor FoundationのXポストによると、シーズン1からシーズン3で配布されたボックスは$TNSRエアドロップを通じて開封されるとのことです。また現在、シーズン4が開始されたとXの公式アカウントで発表されています。 $TNSRの総供給量のうち55%がコミュニティに割り当てられ、そのうち12.5%が最初のエアドロップを通じて配布される予定です。 今回の$TNSRの発行及びエアドロップで、Magic Edenとの取引ボリュームシェア率が変化していく可能性が考えられます。$TNSRのエアドロップが話題になり、シーズン4の配布ボックスに期待して、Tensorで取引を行うユーザーが増加することが考えられます。 これまでのTensorの動向などは、Magic Edenと比較してレポート配信おこなっていますので、こちらもあわせてご覧ください。 Magic EdenとTensorの動向と戦略比較レポート 記事ソース:Tensor Foundation X
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2023/12/26NFT市場に特化したパレットトークン($PLT)/Palette Tokenとは? その特徴や将来性を解説
パレットトークンは、2021年7月に国内初のIEOにより発行された仮想通貨です。 NFTの発行・流通をターゲットにした国産のプロジェクトで、海外よりも日本国内で注目を浴びています。 パレットトークンはどんな特徴があるの? パレットトークンの将来性を知りたい こんな疑問をお持ちの人向けに、この記事ではパレットトークンの特徴や将来性について解説しています。 最後まで読んで、パレットトークンをしっかり理解しておきましょう。 パレットトークン($PLT)の概要 パレットトークンの基本スペック 名称 パレットトークン/Palette Token テッカーシンボル PLT 発行者 株式会社HashPalette 発行日 2021年7月 最大発行枚数 10億PLT 流通量 5.2億PLT 時価総額ランキング 4190位(2023年12月14日のCoinMarketCapの集計による) 時価総額 約43億円(2023年12月14日のCoinMarketCapの集計による) 公式サイト https://hashpalette.com/ ホワイトペーパー https://document.hashpalette.com/HashpalettePaper.pdf 公式X https://twitter.com/hashpalette 公式Discord https://discord.com/invite/Kj8zHQTKTK NFTマーケットプレイス PLT Place パレットトークン($PLT)は、NFTの取り扱いをターゲットにしたブロックチェーンPaletteで使用されるトークンです。 Paletteは国内企業のHashPalette社が開発・運営しています。イーサリアムをはじめとした従来のネットワークの問題点を解消することを目的に立ち上がった、国産のブロックチェーンプロジェクトです。 パレットトークンは、国内仮想通貨取引所CoincheckのIEOを経て、2021年7月末に国内市場への初上場を果たしました。 パレットトークン($PLT)の5つの特徴 最初に、パレットトークンがどんな仮想通貨かをおさらいします。 パレットトークンの特徴的な部分を5点紹介するので、ひとつひとつ確認していきましょう。 パレットトークン($PLT)の5つの特徴 NFTに特化したブロックチェーンPaletteのユーティリティトークン Paletteはパレットコンソーシアムによるガバナンス方式を採用 クロスチェーン対応でチェーンを超えたNFTの流通が可能になる NFTの発行や取引の手数料が安い マーケットプレイスPLT PlaceでPLTやクレカでNFTの取引ができる NFTに特化したブロックチェーンPaletteのユーティリティトークン パレットトークンは、NFTに特化したブロックチェーンPaletteのユーティリティトークンです。Paletteチェーンの中での手数料支払いやNFT売買の決済手段として使われます。 また、Paletteチェーンの開発者や運営者、Paletteチェーンのマーケティングに協力するパートナーなどのステークホルダーへの報酬としても使われます。 最大発行枚数は10億枚で既に発行済みですが、その多くはロックされた状態にあります。時間が経過するとともに、ロックは徐々に解放されて流通量は上昇していく予定です。 Paletteはパレットコンソーシアムによるガバナンス方式を採用 パレットトークンが使用されるブロックチェーンPaletteは、パレットコンソーシアムという有限のメンバーによって運営されるコンソーシアム型プライベートチェーンです。 ビットコインやイーサリアムなどのようなパブリックチェーンではありません。 限定された数の信頼できる企業が参加してNFTに特化したチェーンを運営することで、需要過多などから不安定となるガス手数料の安定化や低価格化が可能になります。 またクロスチェーンインフラの整備などの重要な方針を、早期に決断して進めることができます。 PLTの保有者はPaletteのガバナンスに参加できる! Paletteはプライベートチェーンですが、投票の機能を備えています。PLTを保有していれば、投票機能を使ってPaletteのガバナンスに参加することが可能です。 クロスチェーン対応でチェーンを超えたNFTの流通が可能になる 従来のブロックチェーンの課題に、チェーン間の分断がありました。 異なるブロックチェーンの間に相互運用性がないため、あるブロックチェーンで発行されたNFTを他のチェーンで取り扱うことが難しかったのです。 パレットトークンが使用されるブロックチェーンPaletteは、クロスチェーン技術を採用してこの課題を解決しようとしています。 特にイーサリアムとPaletteの間の相互運用はすでに高いレベルで実現されており、Paletteで発⾏したNFTをイーサリアムのアプリケーションで利⽤することも可能になっています。 NFTの発行や取引の手数料が安い パレットトークンが使用されるブロックチェーンPaletteは、イーサリアムなどの既存チェーンと比較して、ガス手数料の価格が安定的で、しかも低く抑えられるメリットがあります。 NFTに特化したネットワークであるため、DeFiなどによる頻度の高いトランザクションが集中することがありません。 その結果、ガス手数料の乱高下が起こることなく、安定的に低価格のガス手数料が維持されています。 マーケットプレイスPLT PlaceでPLTやクレカでNFTの取引ができる パレットトークンの発行元であるHashPaletteは、NFTマーケットプレイスPLT PlaceをPaletteチェーン上に開設しています。 PLT PlaceではNFTの取引をパレットトークンで決済できるだけでなく、クレジットカードの利用も可能です。 出品や決済時などにかかるガス手数料が無料でNFTの売買を行うことができるので、コストを抑えながらNFTの取引ができますよ。 パレットトークン($PLT)のエコシステム パレットトークンは、Paletteチェーンのエコシステムを支えるトークンです。このエコシステムを理解して初めて、パレットトークンの重要性が確認できます。 ここでは、Paletteチェーンとパレットトークンのエコシステムについて解説します。 パレットトークン($PLT)のエコシステム Paletteチェーンとパレットトークンのエコシステム パレットトークンの保有者分布 Paletteチェーンとパレットトークンのエコシステム Paletteチェーンのエコシステムのプレーヤー パレットコンソーシアム Paletteチェーンを運用する限定された複数のプレーヤー。HashPalette社が選定した企業によって構成される。 コンテンツホルダー Paletteチェーン上でNFTを発行するプレーヤー。 ユーザー Paletteチェーン上でNFTを売買して利用するプレーヤー。 Paletteチェーンのエコシステムは、NFTの発行者であるコンテンツホルダー、利用者であるユーザー、取引を承認しPaletteチェーンを運営するパレットコンソーシアムの3者で構成されます。 コンテンツホルダーがNFTを発行する時には、コンテンツホルダーはPLTをガス⼿数料として⽀払います。ユーザーは発行されたNFTをコンテンツホルダーから買取り、PLTをコンテンツホルダーに支払います。 これらの取引は、パレットコンソーシアムによって検証され、Paletteチェーンに書き込まれます。コンテンツホルダーが支払った手数料は、いったんパレット報酬プールに蓄積され、そこからパレットコンソーシアムに分配されます。 コンテンツホルダーやユーザーなどのPLT保有者は、保有しているPLTをパレットコンソーシアムのメンバーに委託することでPaletteの意思決定に参画することができます。 委託を受けたパレットコンソーシアムのメンバーは、パレット報酬プールから配布された報酬の一部を、委託してくれたPLT保有者に還元することができます。 この仕組みにより、中央集権的になりがちなコンソーシアムの運営に分散型システムとしての特徴を取り入れようとしています。 パレットトークンの保有者分布 パレットトークンの初期的な分布 保有区分 比率 説明 投資家保有 23% IEO時に販売されたトークン エコシステム報酬 34% パレット報酬プールに一旦蓄積され、パレットコンソーシアムのメンバーに報酬として支払われるもの チーム⾃⼰保有 27% Paletteの開発チームのインセンティブに使用するトークン パートナー報酬 16% コンテンツホルダー及びユーザーのパレットへの参加を促進するインセンティブに使用するトークン パレットトークンは2021年7月に新規に発行され、その一部が国内仮想通貨取引所Coincheckで行ったIEOで売却されました。 その時点で発行上限枚数の10億PLTのすべてが発行されましたが、エコシステム報酬、チーム⾃⼰保有の部分はロックアップされており、発行済トークンのすべてが市場に流通しているわけではありません。 ロックアップされているパレットトークンは発行から6年間かけて徐々に解放されていく計画で、PLTの流通量は時間の経過とともに増えていくことになります。 今後の動きは?パレットトークン($PLT)の将来性を左右するポイントを解説 ここまでは、パレットトークンとPaletteチェーンの特徴について解説してきました。Paletteチェーンの仕組みやPLTの位置づけがイメージできてきましたよね。 次は、パレットトークンの将来性について考察しましょう。 パレットトークン($PLT)の将来性を左右するポイントを解説 パレットトークンのこれまでの動き パレットトークンの将来性を左右するポイント パレットトークンのこれまでの動き パレットトークンのチャートを見ると、2022年1月に1PLT = 約40円だったものが徐々に下がっていき、現在では1PLT = 7.5円前後で安定しています。 これは、パレットトークンそのものの評価というよりは仮想通貨の市場を取り巻く環境の影響が大きかったと考えるべきでしょう。 バレットトークンと位置づけが比較的近いソラナやカルダノの値動きの傾向が、パレットトークンと同様である点が、傍証になっています。 特にこの期間のNFT市場の冷え込みは、NFTをターゲットにしたパレットトークンには厳しい状況でした。 パレットトークンの将来性を左右するポイント パレットトークンの今後を左右するポイント NFT市場の盛り上がり Paletteチェーン上で稼働するNFTゲームのリリース パレットコンソーシアムの充実 バレットトークンが取引できる国内仮想通貨取引所の増加 パレットトークンが多くの注目を集めているのは間違いありませんが、現時点では、その注目が価格には十分に反映されていないようです。 しかし、今後の市場の動向によっては大きく伸びる可能性も十分にある通貨です。 バレットトークンの将来性に影響するポイントを確認しておきましょう。 NFT市場の盛り上がり まず、バレットトークンがターゲットにしているNFT市場の盛り上がりは、バレットトークンの将来に影響する重要な要素です。 CT Analysisによれば、長らく低迷していたNFT市場が2023年10月に入って回復の兆しがみられるようです。 この動きが大きなトレンドになれば、バレットトークンにとって強い追い風になります。 CT Analysis『2023年10月度NFTマーケット動向レポート』を公開 Paletteチェーン上で稼働するNFTゲームのリリース Paletteチェーン上で稼働する主なNFTゲーム 名前 リリース日 内容 ELF Masters 2022年9月 ファンタジーアドベンチャー型のNFTゲーム。パレットトークンをゲーム内通貨として使用できる。 CryptoNinja Party! 2022年12月 日本を代表するNFTコレクションである「CryptoNinja」から派生したNFTゲーム The LAND ~エルフの森~ 2024年リリース予定 メタバース型ファーミングブロックチェーンゲーム Paletteチェーン上で動作する集客力のあるNFTゲームがリリースされることも、バレットトークンの価値が上がる要因になります。 HashPalette社および同社を傘下に持つHashPort社では、Paletteチェーン上で稼働するNFTゲームの企画・開発を行っています。 2022年にはPaletteチェーン上で稼働するNFTゲームである「ELF Masters」と「CryptoNinja Party!」を相次いでリリースしました。 また、メタバース上で作物の生産、農場を拡大していく街作りができる「The LAND ~エルフの森~」などのタイトルも開発中です。 NFTゲームのPlay to Earnは今注目が集まっている領域なので、Paletteチェーン上で稼働するNFTゲームが注目されれば、バレットトークンの価値も急騰するでしょう。 パレットコンソーシアムの一層の充実 Paletteチェーンの運営を行うパレットコンソーシアムのメンバーは、HashPalette社によって選出されます。 Paletteチェーンにかかわる戦略的な提携をHashPalette社との間で結び、その後にコンソーシアムのメンバーとして選ばれることが多いようです。 影響力のある企業がパレットコンソーシアムのメンバーに加われば、Paletteチェーンへの信頼性が増すだけでなく、Paletteチェーンを使った数々のプロジェクトが立ち上がり、加速されることにつながります。 これからコンソーシアムのメンバーをどう拡充していくのかは、パレットトークンの将来性に大きく影響します。 バレットトークンが取引できる国内仮想通貨取引所の増加 パレットトークンの価値が上昇するには、売買しやすい環境が整うことも重要です。 特に日本国内の仮想通貨取引所で取引できれば、日本語がネイティブな多くの人にとって、パレットトークンに投資するハードルは大きく下がります。 以前は、パレットトークンが取引できる国内の取引所は、パレットトークンのIEOを実施したCoincheckだけでした。 それから時間が経過してパレットトークンの知名度が上がるにつれて取引できる仮想通貨取引所が増えていき、現在では国内の5つの仮想通貨取引所でパレットトークンを取引できます。 取引のしやすさという点では、以前より大きく改善されています。 パレットトークン($PLT)が取引できる仮想通貨取引所 パレットトークンが取引できる仮想通貨取引所 国内/海外 仮想通貨取引所の名称 パレットトークンに関する提供サービス 国内 bitFlyer 販売所取引 BitTrade 板取引 Coincheck 板取引 オーケーコイン・ジャパン 板取引、ステーキング CoinTrade 販売所取引、ステーキング 海外 Bybit 板取引 パレットトークンを取引できる仮想通貨取引所は国内には5つあります。これに対して、海外の取引所でPLTを取り扱えるのはBybitのみです。 Paletteが国内で立ち上がったプロジェクトなので、主に国内で注目度が高いことが理由です。 中でもオーケーコイン・ジャパンとCoinTradeは、パレットトークンの取引だけでなくステーキングのサービスも行っているのが目を引きます。 PLTのステーキングの利回りは、条件が整えば20%に近いハイパフォーマンスなので、PLTを長期間保有する意志のある人には良い選択です。 まとめ この記事では、NFTの発行・流通をターゲットにした仮想通貨であるパレットトークンの特徴や将来性について解説しました。 パレットトークンは国内で注目を集めていますが、仮想通貨の価値はまだまだ低いのが現状です。 その分伸びしろは大きいので、条件が整えば大きく化ける可能性も秘めています。 この記事の内容をしっかり頭に入れて、パレットトークンを取り巻くトレンドの変化を見逃さないようにしましょう。 免責事項 ・本記事は情報提供のために作成されたものであり、暗号資産や証券その他の金融商品の売買や引受けを勧誘する目的で使用されたり、あるいはそうした取引の勧誘とみなされたり、証券その他の金融商品に関する助言や推奨を構成したりすべきものではありません。 ・本記事に掲載された情報や意見は、当社が信頼できると判断した情報源から入手しておりますが、その正確性、完全性、目的適合性、最新性、真実性等を保証するものではありません。 ・本記事上に掲載又は記載された一切の情報に起因し又は関連して生じた損害又は損失について、当社、筆者、その他の全ての関係者は一切の責任を負いません。暗号資産にはハッキングやその他リスクが伴いますので、ご自身で十分な調査を行った上でのご利用を推奨します。(その他の免責事項はこちら)
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2022/07/14【ユーロ連動型】ステーブルコイン$EUROCとは?発行企業Circleも解説
米ドルと連動したステーブルコイン「USDC」を発行しているサークル・インターネット・フィナンシャル(Circle Internet Financial)は先日、ユーロに裏付けられたステーブルコイン「EUROC」の発行の開始を発表しました。 1/ Euro Coin ($EUROC) is now live via the Circle Account! Our newest #stablecoin is designed with the same full-reserve model as $USDC so that it’s always redeemable 1:1 for euros. Learn all about it: https://t.co/3PclycHxPk pic.twitter.com/5MpPjgbFPD — Circle (@circlepay) June 30, 2022 世界の通貨でユーロは米ドルに次いで2番目に取引されている通貨ですが、ユーロをペッグとした代表的なステーブルコインは未だありません。 本記事では、ステーブルコイン$EUROCや、$EUROCを発行するCircleの概要について紹介します。 是非本記事を読んで発行元のCircle、ユーロと連動したステーブルコインEUROCについて学んでみてください。 「Circle Internet Financial」について Circle Internet Financialは、米ドルにペッグされたステーブルコインUSDCと、後述するユーロにペッグされたEUROCを発行している企業です。 Circleは、2013年にアメリカ合衆国のボストンにてジェレミー・アレール氏とショーン・ネビル氏によって共同設立され、会社として以下の使命をもっています。 "To raise global economic prosperity through the frictionless exchange of financial value" -Our Mission- ”摩擦のない金融価値の交換を通じて、世界経済の繁栄を高めること”です。 また、Circleは従来の金融システムと世界をリードするパブリックブロックチェーンの橋渡しを行う企業としても活躍しています。 Circleを牽引するチームメンバー 暗号資産・ブロックチェーン業界で世界経済、暗号資産投資家、企業をより成長させる事を目的としているCircleですが、どのような経歴の方がリーダーシップをとって牽引しているのか公式サイトにて経歴を確認出来ます。 -Leadership at Circle- あらゆる業界で経験を培い実績を残してきたプロフェッショナルが集うチームメンバーではありますが、個人的に興味深い人物は、最高戦略責任者兼グローバルポリシーの責任者であるDanteです。 Danteは、米Meta(旧Facebook)が発行を計画していたDiem(旧Libra)のプロジェクト管理を担うDiem Associationの副社長を務めていたのでステーブルコインの発行・運用に関して知見が深い人物であることが推察できます。 ステーブルコインUSDCとは USDCは、1:1で米ドルとペッグされており米ドルや暗号資産と交換が可能なCircle社が手がけるステーブルコインです。 2018年に発行を開始したUSDCですが、2021年から右肩上がりで市場価値を高め、執筆時点で時価総額が$55.7Bを誇り時価総額ランキングは4位。1日の取引量は$4.15Bを記録しています。 もう少し細分化してみると2021年7月~2022年6月の期間によるUSDCの時価総額は、なだらからな曲線ではありますが、ステーブルコインの選択肢としてUSDCの需要が高まっています。 このようなことからUSDCは、ブロックチェーン間をシームレスに流動する市場インフラストラクチャの位置付けとなっています。 マーケットキャップ・ドミナンスのデータベース https://defillama.com/peggedassets/stablecoins USDC マーケットキャップ 54.67B ドミナンス 35.7% USDT マーケットキャップ 66.92B ドミナンス 43.7% 執筆時点のデータによると、USDTに対してマーケットキャップの差は12.25B、ドミナンスの差は8%であることからUSDTの時価総額、ドミナンスには及ばないものの着実とシェアを獲得しており1位であるUSDTに迫る勢いです。 ペッグされているブロックチェーン https://defillama.com/stablecoin/usd-coin USDCはどのブロックチェーンで循環しているのか時価総額の割合とシェアを見ていきましょう。 Ethereum 40.34b(73.34%) Solana 4.1b (7.45%) Tron 2.88b (5.23%) Avalanche 1.95b (3.56%) BSC 1.88b (3.42%) Polygon 1.54b (2.80%) Arbitrum 715.04m (1.30%) Fantom4 08.47m (0.74%) Algorand 244.89m (0.45%) Optimism 196.23m (0.36%) Others 722.74m (1.31%) 最も循環しているのがイーサリアムブロックチェーンで全体の7割を占めています。 ステーブルコイン「EUROC」とは 本題に入っていきましょう。 Euro Coin (EUROC)は、暗号資産市場557億$の市場価値をもつ時価総額ランキング4位であるUSDCと同じ発行元であるCircleが発行しています。 EUROCの裏付け資産であるユーロは、米国で認可されている金融機関が保管するユーロ建ての準備金によってペッグされており、Custodian(管理・保管)は、サンディエゴを拠点とする金融機関シルバーゲート銀行(Silvergate Bank)が担っています。 イーサリアムのチェーンで展開されているEUROCは、1EUROC:1EUROの比率で固定されており、ユーロとの交換が可能です。 Euro Coin (EUROC)をサポートしている企業は? 以下の取引所や企業がEuro Coin (EUROC)のサポートを表明しています。 取引所(CEX): Binance.US、Bitstamp、Bybit、FTX、Huobi Global DeFi:Compound、Curve、DFX、Uniswap Protocol カストディアン: Anchorage Digital、CYBAVO、Fireblocks ウォレット: Ledger、MetaMask Institutional グローバルな取引所が名を連ねてサポートしていますが、Binanceは米国のUSがサポートをします。 活発に取引が行われるCEXであるBinance本家へのリスティングは、今後の注目ポイントになると思います。 Euro Coin (EUROC)の考察 先に市場にローンチしているUSDCはDeFiのイールドファーミングやレンディングで利用されていることからEUROCもDeFiに使われる可能性が大いにあります。これは投資家や暗号資産トレーダーにとって利点があるポイントと言えます。 EUROCは現在イーサリアムブロックチェーンで展開されていますが、イーサリアムブロックチェーンで全体の7割の流動性の確保に成功しているUSDCの事例があるため、EUROCが浸透していくマーケティング計画があるのは間違いないでしょう。 ただし、ヨーロッパ圏の暗号資産市場で主要ステーブルコインとなる可能性が高いEUROCを、米国の企業がユーロ連動型のステーブルコインを発行、展開していく事について規制当局がどのような対応をするのかは一つの懸念点として挙げられます。 実際ECB(欧州中央銀行)の理事会は、2021年7月14日にCBDC(中央銀行デジタル通貨)を準備するデジタルユーロプロジェクトを正式に開始することを決めており、金融システムが混乱しないように慎重に準備を進めるため2026年以降に発行運用に入る模様です。 デジタルユーロ、ECBが導入準備を発表 まず2年で調査 ECB(欧州中央銀行)はMeta(旧Facebook)が企画・発行を進めていたステーブルコインDiemに強い警戒心を持っており、実用化に向けて発行・運用予定のCBDCに対しても数年かけて導入準備、検証をかけています。 基本的にインターネットに接続出来れば誰でも取引可能なEUROCですが、ユーロ連動型のステーブルコインとして今後何かしらのアクションが取られるのではないかと考えています。 まとめ こちらの記事では、ユーロと連動したステーブルコインEUROC、発行元のCircleについてご紹介しました。 Circleは、プロフェッショナルが集うチームメンバーである事、先に発行しているステーブルコインUSDCの時価総額が上位に位置付いており2021年から需要が高まっている事が分かったと思います。 長年に渡ってSECから担保の疑惑をかけられているテザー社のUSDT、市場崩壊を招いたステーブルコインUSTによって再度ステーブルコインについて問題視されていますが、新たなユーロ連動型ステーブルコインEUROCの発行運用を開始したCircleは、ステーブルコインについてかなり強気な姿勢である事がうかがえます。 今後ECB(欧州中央銀行)、規制当局とドラマを繰り広げそうな予感がするステーブルコインEUROCではありますが、ヨーロッパ圏の暗号資産市場を更に活性化させる一躍を担うプロジェクトである事間違いなしなので是非注目していきましょう。 最後まで読んでいただきありがとうございました。
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2020/03/28【仮想通貨】BitZeny/ $ZNY の特徴・将来性を解説!取引所・チャートまとめ
2017年CPUでマイニングできるとして有名になったBitZeny、聞いたことのある方は多いのではないでしょうか。 こちらの記事ではそんなBitZenyの特徴や将来性などについてまとめています。 「ただの草コインでしょ?」と思っている方は、この機会に是非BitZenyについて詳しく知っておきましょう。 BitZeny(ビットゼニー/ZNY)の概要と時価総額 BitZenyの概要 通貨名称 BitZeny ティッカー ZNY 総発行枚数 250,000,000枚 システム PoW 公式サイト https://bitzeny.tech/ BitZeny(ビットゼニー/ZNY)の4つの特徴を確認しよう ここからは、BitZenyの特徴を4つ紹介します。 CPUでマイニングができる BitZenyの最大の特徴は、CPUマイニングができるという点です。 BTC(ビットコイン)などの通貨は、グラフィックボード(GPU)や、ASICなどの専用のマイニング機材が必要ですが、BitZenyはYescryptという認証アルゴリズムを採用しているため、普通のパソコンに搭載されているCPUでマイニングすることができます。 YescryptはアンチASICアルゴリズムのGlobalBoost-Yを改良したもので、GPUやASICでのマイニングが全く出来ないというわけではありませんが、不向きに作られています。 また、BitZenyのマイニングは個人で行うこともできますが、収益性があまり良くないため、一般的にマイニングプールで行われます。 VPSマイニングとは?特徴やメリット・デメリット(注意点)を解説! - CRYPTO TIMES 国産の仮想通貨である BitZenyは国産の仮想通貨であるということも大きな特徴の1つです。 初の国産仮想通貨としてモナコインが有名ですが、それに次いで人気のある国産仮想通貨がこのBitZenyです。 投げ銭ができる BitZenyの特徴として、投げ銭ができるというのも挙げられます。 りん姫というツイッターアカウントが作られており、それを用いてBitZenyの投げ銭をすることができます。 ぜにぃ姫の妹(非公式)にしてBitZeny投銭botですっ ぜにぃ姫のバックアップとしてどうぞ(?) ソース(突っ込んでくれると嬉しいです)https://t.co/aYtqjzKgL8 — りん姫@BitZeny投げ銭bot (@zenytips) 2017年12月16日 かつて、ぜにぃ姫というキャラクターがおり投げ銭に使われていましたが、サービス終了に伴ってぜにぃ姫の妹、りん姫が生まれました。 ぜにぃ姫サービス終了のお知らせ https://t.co/qyfXT6iwcY — ぜにぃ姫@BitZeny投銭Bot (@zenyhime) 2018年2月7日 これらは、BitZenyのコミュニティの有志の方によってイラストが描かれ運営されており、BitZenyファンが増える理由のひとつになっています。 コミュニティが活発 BitZenyはコミュニティが非常に活発であるのも特徴です。 BitZenyフォーラムというユーザー同士が意見を交換することのできる出来る掲示板があり、活発なコミュニケーションが行われています。 また、2018年2月にはBitZenyのロゴ・BGM・動画のコンテストが開催されました。 ロゴのコンテストには400点近い作品が寄せられ、二次投票まで行われました。 かつて左のロゴだったBitZenyですが、ロゴコンテストで最優秀作品になったものが今のロゴになっています。 応募された作品の数からも、コミュニティの活発さを伺うことができます。 今後の価格は?BitZeny(ビットゼニー/ZNY)の将来性 同じ国産仮想通貨であるモナコインとよく比較されるBitZenyですが、どちらもコミュニティ、キャラクター性といったビットコインなどの他の通貨にはない魅力があります。 2014年から3年間、開発者と連絡がとれず有志の方によって支えられていましたが、2017年12月に開発者が再び現れ公式に開発が再開となりました。 たぶんBitZenyの開発者です。少しずつですが活動を再開したいと思います。これまでBitZenyを支えていてくれたコミュニティの方々に感謝します。3年間放置して続いていたとは...ブロックチェーンって本当にすごいですね! — bitzeny (@bitzeny) 2017年12月20日 開発進捗については先ほど紹介したBitZenyフォーラムや、暗号通貨BitZenyまとめWiki、公式Twitterーなどで確認することができます。 開発がどのように進むかが今後の鍵となりそうです。 BitZeny(ビットゼニー/ZNY)のチャート・価格推移 ZNYの円建てチャートです。 2017年12月に50円近くまで上昇したものの、現在は1円以下で推移しています。 BitZenyは現在TradingViewには対応していないため、リアルタイムのチャートは取引所で確認しましょう。 BitZeny(ビットゼニー/ZNY)の取り扱い取引所・購入方法 BitZenyの取引所一覧 国内取引所 海外取引所 DEX なし Cryptopia STEX Trade satoshiなど CryptoBridgeなど BitZeny取引できる取引所のまとめです。 BitZenyは半数以上の人がCryptoBridgeで取引しており、次いでCryptopiaやTrade satoshiで多く取引されています。 かつて、草コインの取引で有名なC-CEXやNovaexchangeという取引所でも取引されていましたが、現在上場廃止や閉鎖によりできなくなっています。 日本産の通貨であるにもかかわらず、日本の取引所で取引できないのが少し残念なところです。 BitZeny(ビットゼニー/ZNY)のウォレット BitZenyのウォレットは以下の2つがあります。 公式ウォレット 公式ウォレットは、BitZeny公式サイトにてダウンロードすることができます。 Windows版、Mac版、Linux版などが用意されているため、OSに合わせて選ぶことが可能です。 公式のウォレットのためセキュリティ面などは一番安心できますが、デスクトップウォレットのため利便性が少し悪いのが残念なポイントです。 BitZeny Wallet BitZeny Walletはウェブウォレットとなっており、こちらよりユーザー名、パスワード、メールアドレスを設定することで使うことができます。 ウェブウォレットのため使い勝手は良いですが、公式ウォレットよりもセキュリティ面において疑念が残ります。 取引所上にも保管可能ですが、ハッキングなどによりGOXする危険性があります。BitZenyに限らず、仮想通貨はウォレットに移して保管するようにしましょう。 まとめ 今回はBitZeny(ビットゼニー/ZNY)の特徴や将来性、取引所の情報についてまとめました。 BitZenyは売買が海外の取引所でしかできず、流通量があまり多くないなど、同じ国産仮想通貨であるモナコインと比較して少し残念な点が多いです。 ですが、これからさらに開発が進み、コミュニティが活発になっていけば再度注目され価格が大きく上がるかもしれません。 皆さんもぜひ、BitZenyのマイニングや投げ銭、してみてはいかがでしょうか。
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2019/01/27BitTorrentのTRONベース通貨「BitTorrentトークン / $BTT 」とは?仕組みをわかりやすく解説!
P2Pファイル共有プロトコル「BitTorrent(ビットトレント)」の開発チームは2019年1月に、TRON(トロン)をベースにした暗号通貨「BitTorrentトークン($BTT)」を発行することを発表しました。 昨年8月にTRONのCEOであるジャスティン・サン氏によって買収されたBitTorrentは、BTTを導入することで既存のBitTorrentプロトコルの効率を高めることを目指しています。 TRON (トロン) がBitTorrent (ビットトレント) と共に新プロジェクトの始動を発表 - CRYPTO TIMES BitTorrentプロトコルはすでに推定1億人以上のユーザーを抱えている「P2Pの元祖」です。 これに加えBTTは、TRON($TRX)を採用していることや、Binance(バイナンス)のトークンプラットフォーム「Binance Launchpad」からICOを行うことなどからも注目されています。 こちらのページでは、BTTのスペックやユーティリティなどを詳しく解説していきます。 BitTorrentトークンの概要 BitTorrentトークンの概要 通貨名/ティッカー BitTorrentトークン / $BTT 開発団体 BitTorrent開発チーム / TRON 主な提携先 TRON (ベースとなるブロックチェーン) 特徴 インセンティブ付与によるBitTorrentネットワークの補助・拡張 公式リンク Webサイト Twitter Telegram Facebook ホワイトペーパー ICOリンク1 (バイナンス・要ログイン) ICOリンク2 (バイナンス・要ログイン) BitTorrentとは? BitTorrentトークン($BTT)について理解するには、まずBitTorrentと呼ばれるプロトコル自体が何かを知っておかなければいけません。 2001年に登場したBitTorrentは、データを効率よくダウンロード・共有するための分散型P2P(ピアツーピア)プロトコルです。 普段利用しているインターネットで何かをダウンロードする際、私たち(クライアント)は該当ファイルを保有するサーバーからデータをダウンロードしています(クライアント・サーバー方式)。 BitTorrentでも、該当ファイルを保有しているコンピューター(シードと呼ばれる)からデータをダウンロードするという点ではクライアント・サーバー方式に似ています。 しかし、BitTorrentではシードからのダウンロードと同時に、同じファイルをダウンロードしている者(リーチャー)と、それぞれが持っていないデータの断片をやり取りする仕組みが備わっています。 つまり、ユーザーは複数人からデータをダウンロードしつつ、アップロードも同時に行う、ということになります。 [caption id="" align="aligncenter" width="245"] BitTorrentの仕組み: ダウンロードする側はアップロード側(シード)からデータをダウンロードするとともに、他のダウンロード者とデータの断片をやり取りする。 (画像: Wikipediaより)[/caption] したがってBitTorrentでは、シード・リーチャーの多いファイルであれば従来のサーバー・クライアント方式よりも速くダウンロードを済ませることができるのです。 BitTorrentの問題点 BitTorrentでは、ダウンロードが完了したユーザーは自動的に該当ファイルのシーディング(アップロード)を継続することになっています。 シードには「高いアップロード帯域を提供すれば、ファイルを速くダウンロードすることができる」という小さなインセンティブが存在します。 しかし、ユーザーの多くは使用した分の帯域を還元することないまま、ファイルのダウンロード完了と共にネットワークから離脱(ソフトウェアを終了)しているのが実態となっています。 この結果、現在のBitTorrentプロトコルは効率的にシードを獲得・維持できておらず、ダウンロードの効率性やファイルの寿命が最大限に活かされていない状況になっています。 BitTorrentトークンの大きな目標のひとつは、シーディングにインセンティブを付与することでこの問題を改善することです。 TRONによるBitTorrentの買収 世界130ヶ国・合計1億人ものユーザーを抱えるBitTorrentの開発団体(BitTorrent, Inc.)は昨年8月にTRONのCEOであるジャスティン・サン氏に買収され、今年1月に入りBTTの導入が発表されました。 BitTorrent, Inc.がTRONによる買収に合意した大きな理由のひとつは、BitTorrentプロトコルを軸にした収益モデルがなかなかうまく行かなかったからであると考えられます。 BitTorrentプロトコルはオープンソースであるため、この技術自体からライセンス料を徴収したりといったことはできません。 同社が提供しているBitTorrentソフトウェア「μTorrent」では上位互換版「μTorrent Pro」が販売されていますが、これによる収益が団体の運営に充分であったかどうかは確かではありません。 同社では他にも「BitTorrent Live」や「BitTorrent Bleep」などといったプロダクトも提供していましたが、どれもすでに開発中断となっています。 P2Pや分散型システムといった点でブロックチェーン技術と類似点を共有するBitTorrentにとって、今ハイプの高まっている暗号通貨界隈の大手TRONと合併し、ICOを通して資金力をつけるというのは大きなチャンスであったと考えられます。 BitTorrentトークンのスペック BitTorrentトークンのスペック・ICO情報等 通貨名/ティッカー BitTorrentトークン / $BTT タイプ ユーティリティトークン プラットフォーム TRON (TRC-10トークン規格) 総供給量 990,000,000,000 BTT 初期供給量 89,100,000,000 BTT (総供給量の9%) ICO日程 2019年1月28日~2月3日 ハードキャップ 7,200,000ドル相当 パブリックセール量 59,400,000,000 BTT (総供給量の6%) プライベートセール量 108,900,000,000 BTT (総供給量の11%) BitTorrentトークンのICOは今年1月28日~2月3日にかけて行われ、Binance LaunchpadからBinance Coin($BNB)またはTRXで購入できるようです。 パブリックセールでの売り出し量はトークンの総供給量の6%、プライベートおよびシードへの売り出し量は11%となっています。 そのほかには、BitTorrentおよびTRONでのエアドロップに約10%ずつ、さらにはBTTチームおよびTRON財団になんと20%ずつものトークンが割り当てられています。 発行団体の持ち分がエアドロップ配布分抜きで総発行枚数の40%というのは異例の多さであると言えるでしょう。 BitTorrentトークンの役割とは? ここまででは、BitTorrentトークン($BTT)がエコシステムを構築する基盤となるBitTorrentプロトコルについて詳しく解説してきました。 それでは、このBitTorrentトークンとは具体的にどのような役割を果たすものなのでしょうか? 公式ホワイトペーパーには、BTTの開発に至った3つの理由が紹介されています。 BitTorrentには未だ実現化されていないユースケースがたくさんある。分散型ネットワークが進化を遂げている今、市場も新たなユースケースを導入する準備が整ってきている。 現在のBitTorrentプロトコルには構造的な非効率性(上述の問題点)があり、結果としてプロトコルのポテンシャルが制限されてしまっている。 近年のインターネットでは膨大な量の情報が一握りの大企業に独占されているため、消費者は法定通貨を使用したオンラインでの支払いに抵抗を感じている。 トークンのユーティリティ プロトコルの効率化を図るBitTorrentがはじめに導入する予定のトークンユーティリティは「BitTorrent Speed」と呼ばれる機能となっています。 BitTorrent Speedとは、BTTを支払うことでシードから優先的にデータをダウンロードすることができる、という機能です。 この機能が導入されることで、リクエストの多いファイルほどシードの数も増え、結果としてネットワーク全体のパフォーマンスが向上していくことが期待されています これに加え、公式は将来的にストレージ・プロキシーサービスなども導入することでトークンの使い道をさらに増やしていくとしています。 ストレージサービスは、BTTを支払うことで分散型ネットワーク上にファイルを保管・ダウンロードできるという機能です。 分散型ストレージサービスはFilecoinなどをはじめとする数多くのプロジェクトがすでに開発を進めているため、BitTorrentは生存競争を強いられるのではないかと考えられます。 もうひとつのプロキシーサービスは、IPアドレスなどの関係上アクセスできないファイルを、BTTと引き換えにネットワーク上にリクエストしてダウンロードする、という機能です。 BitTorrentは上記の3つの機能(はじめはBitTorrent Speedのみ)を導入していくことでBTTを基軸としたエコシステムを構築し、プロトコルの効率化・活性化を試みるとしています。 BitTorrentトークンはなぜ注目されているのか? 「P2Pネットワークの元祖」ともされるBitTorrentは、冒頭でも解説した通りすでに1億人以上のユーザーを抱えるネットワークプロトコルです。 そんなBitTorrentのトークン発行には当然注目が集まっており、界隈では賛否両論の声がたくさん上がっています。 BTT賛成派の多くは、BitTorrentのような超大型ネットワークが同トークンの基盤となるTRON($TRX)ネットワークを活性化していくことに期待を寄せているようです。 ネットワークの活性化に伴いTRXトークンの価格が上昇すれば、ブロックチェーンのセキュリティや投資家的な観点からみても嬉しいことには変わりません。 しかし、TRONのジャスティン・サンCEOによるBitTorrentの買収・トークン発行は「マーケティング的にはベストだが技術的な側面が全く考慮されていない」という声も多くあがっています。 BitTorrentの戦略部門代表としてブロックチェーンをはじめとする分散型台帳技術を模索してきたSimon Morris氏は、TRONのスケーラビリティについて懸念しています。 Morris氏は、大規模なユーザー数を抱えるBitTorrentがTRON上でサービスを展開するのはスケーラビリティ上「不可能」とまで豪語しています。 BitTorrentの創設者であるBram Cohen氏は開発団体を離脱しており、ジャスティン・サン氏率いる新たなBitTorrentがどう出るかに注目が集まります。 Binance LaunchpadでのIEO この議論に加えてさらにBTTの注目度を上げる要素となったのが、同トークンが暗号通貨取引所最大手のバイナンスのプラットフォームからローンチされるという点です。過去にTRONはBinane LaunchPadでICOを実施し、トークンは即完売となりました。 今回のBitTorrentもBinance Launchpadと呼ばれるIEO(イニシャル・エクスチェンジ・オファリング)プラットフォームで実施され、実際の販売もBinance Coin($BNB)およびTRON($TRX)それぞれで行われました。 2019年1月に実施されたIEOでは、BTTは18分で即完売、BitTorrentは7億7千万円を調達しました。この大成功はIEOの火付け役となり、以降バイナンスや他取引所でのトークンセールが人気沸騰しました。 Binance(バイナンス)のIEO日程・価格情報まとめ - CRYPTO TIMES よってBTTは、バイナンスというネームバリューの高い取引所との関連性があることや、BNBやTRXといったハイグレード通貨でのトークンセールを行なっていることからも注目されているわけです。 まとめ BitTorrentトークンは、既存のBitTorrentプロトコルのパフォーマンスを向上するインセンティブとして機能するTRONベースの暗号通貨です。 同プロトコルは、ファイルの優先ダウンロードを可能にする「BitTorrent Speed」を皮切りにトークンのユーティリティの確立を試みていくものとみられます。 TRONとBitTorrentという有名なプロジェクト同士がコラボするということで期待が集まる中、TRONのスケーラビリティやトークンの実用性を取り巻く批判の声もあがっているということでした。 現在の段階では分散型ストレージやプロキシーサービスといった将来的な追加機能も発表されており、今後ICOを経てBTTエコシステムが実際に機能していくのかに注目が集まります。
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2019/01/08仮想通貨STEEMの特徴・将来性を解説!取引所/買い方・チャートまとめ
Steem/STEEMはコンテンツのマネタイズやコミュニティの拡大のソリューションを提供する、ブロックチェーンベースの報酬プラットフォームです。 実際にSteemitなどのプロダクトが稼働していて、利用ユーザーも多いプロジェクトです。 こちらのページでは、そんなSteem/STEEMの特徴や概要から、競合と比較した優位性についてまとめています。 これを読めば、Steemがどんなプロジェクトなのか、なにを目指しているのかがわかります。 [toc] 仮想通貨STEEMの概要を簡単に把握しよう https://www.youtube.com/watch?v=xZmpCAqD7hs&t=8s STEEMの概要 通貨名/ティッカー STEEM(スチーム) 総発行枚数 上限なし 創業者(CEO) Ned Scott 特徴 ブロックチェーンベースの報酬プラットフォーム 公式リンク Webサイト Twitter Blog(Steemit) Reddit Facebook Youtube Github STEEMの特徴を詳細解説 Steemはブロックチェーンベースの報酬プラットフォーム、Steemitはそれを利用したソーシャルメディアプラットフォームです。 SteemitはFacebookなど今あるSNSと似たようなものですが、データはブロックチェーンに記録されるので、システムに障害が起こった際でも消えてしまうことはありません。 またSteemネットワーク上のトークンを総称してSMT、その中でもSteemitで使用されているものを「STEEM」と言います。表記は似ていますが、意味は違うので混同しないようにしましょう。 これからSTEEMやSteemitについて詳しく解説しますが、少し難しいと感じる人は、「【STEEMの将来性・可能性】使われ方・ユースケースを解説」まで読み飛ばしても、十分にSTEEMについて理解できますよ。 表記について Steem…ネットワーク全体 Steemit…Steemネットワーク内の1アプリ STEEM…Steemit上の通貨 コミュニティ形成&収益化ができるソーシャルメディアプラットフォーム「Steemit」 https://www.youtube.com/watch?v=aKTH0o8AEtQ Steem上で動作しているSteemitというブロックチェーンベースのソーシャルメディアがあります。 Steemitではブログ投稿のような形でコンテンツを提供することができ、そのコンテンツの評価によって投稿者は収益を得ることができます。 また投稿者だけでなく、読者も収益を図ることが可能で、コミュニティ形成と収益化ができるソーシャルメディアとして利用することができます。 発行枚数に上限がない(トークンが毎日発行される) STEEMトークンは発行枚数の上限がなく、発行され続けます。 そのまま保有しているだけでは、価値がどんどん下がってしまうということですね。 これだけ聞くとSTEEMトークンにはあまり価値がないように思えるかもしれません。 基本的にSTEEMは保有するものというよりはSteemネットワークに価値付けをするものであり、保有し続けるものではないので、保有だけするメリットは小さいかもしれません。 トークンのインフレ率 発行されるトークン枚数のインフレ率は、2016年12月時点で年間9.5%になるように設定されています。これから250,000ブロック生成ごとにインフレ率が0.01%(年間約0.5%)低下し、0.95%になるまでインフレ率は下がり続けます。(ここまで約20年) STEEM・SP・SBDの3種類のトークンがある Steemのネットワークでは「STEEM」「Steem Power(SP)」「Steem Dollar(SMD)」の3種類のトークンが使用されます。 STEEMとSBDは仮想通貨取引所で交換することができますが、SPはSteemitネットワーク内でしか入手することができません。 当たり前ですが3つのトークンの役割はそれぞれ異なっています。それぞれの役割についても確認しておきましょう。 3つのトークンの概要 STEEM…外界とSteemネットワーク内の価値のやり取り SP…Steemネットワーク内の通貨 SBD…Steemネットワーク内での法定通貨(仮) STEEM STEEMは他の仮想通貨と同様に、取引所で交換することができます。 ただしSTEEMは日々発行され続けるので、取引所で買ってそのまま持っているだけではインフレにより価値が低下し続けます。 Point 厳密にはSPの形で発行され、SP→STEEMと変換されるときに新規のSTEEMが発行されます。 STEEMは「ネットワーク内で利用する」というよりも、Steemネットワーク全体に価値を付加するような役割があります。 さっちゃん 基本的にSTEEMは保有するものではなく、SP・SBD⇔BTCなどの価値の交換だけに"利用するもの"と考えましょう。銀行間におけるXRPの考え方に近いです。 Steem Power(SP) Steemit Power(SP)はSteemit内で使用されるトークンです。 Steemitの利用で報酬の獲得ができることは紹介しましたが、その報酬はSP50%とSBD50%で与えられます。 Steemitではコンテンツの評価するために「投票」をしますが、その投票にはSPが必要になります。 多くのSPを所持していると、そのぶん投票に使えるSPの数も増えて、投票でのより大きなリターンが期待できるわけですね。(ネットワーク内で大きな力を持てるようになる) また、SPは保有しているだけで新規発行されたSPが利息として付与されます。 さっちゃん SPはSteemネットワーク内での通貨と考えるとわかりやすいです。 このSPは他人にも送金することはできず、取引所でも扱われていません。 SPとSTEEMの交換はできるので、ビットコインや法定通貨に交換したい場合はSTEEMを経由して交換する必要があります。 また、この交換量には制限がかけられているので、すべてSPをSTEEMに交換するにはかなり時間がかかってしまいます。 逆にSTEEMからSPへの変換はすぐに行うことが可能です。 SP→STEEMへの交換の仕組み SPからSTEEMへの交換は、まずはじめに交換したいSPの枚数を決定します。これが13週間に分けてSTEEMに変換されていきます。つまり、最初に指定したSPをSTEEMに変換するには約4ヶ月かかるということになります。 さっちゃん 配当や換金の仕組みなど、SPで保有したくなるような仕組みを作ることで、Steemネットワークを活発にしていく仕組みなわけですね。 Steem Dollar(SBD) Steemitの報酬の一部(50%)として与えられるSteem Dollar(SBD)は、STEEMに交換することができます。 1SMD=1ドルの価値になるように固定されているので、Steemネットワーク内でも確かに価値を維持するものです。 またSPと違って、STEEMへの交換には特に制限はありません。 さっちゃん 個人的にはSteemitの報酬の一部を法定通貨という「確かに価値が認められているもの」とレートを固定することで、Steemネットワークを利用する確実なメリット(安心感)を提供しているのではないかなと考えています。また「1ドル固定することで親しみやすくする狙いがある」という考え方もあります。 すでにSteem上で350個以上のアプリが作られている すでにSteem上には、350個以上のアプリが作られています。 シェア率はSteemitが半数以上を占めていますが、それ以外にも「esteem」「dlive」などの多くのアプリ・プロジェクトの開発が行われています。 Steemネットワーク上で稼働しているプロジェクト一覧(公式) Point 公式サイトの一番上の部分に現在Steem上で稼働しているdApps、プロジェクトの数がリアルタイムで表示されています。 【STEEMの将来性・可能性】使われ方・ユースケースを解説 STEEMがどのように世界に影響を与えていくのか解説していきます。 ここでは技術的なことよりも、STEEMがどのような問題を解決していくのかに焦点を当てて説明します。 すべてのSteem利用者(著者・読者)が報酬を得られる 従来のソーシャルメディアでは、コンテンツの提供者や読者が報酬を受け取ることはできませんでした。 しかしSteem上のアプリでは、投稿したコンテンツが読者から評価されることで報酬を受け取り、また読者も評価に参加してサービスに貢献することで、報酬を受け取ることができます。 また読者が評価をするための投票は、所持しているSPによって票の重みが変わります。 投票したコンテンツが人気になるほど、報酬も大きくなります。 コミュニティが自発的に形成されていく 著者、読者ともに報酬を受け取ることができるので、より多くのユーザーが集まることになります。 また評価を得るためには、質の高いコンテンツを投稿する必要があるので、結果的に優良なコンテンツが集まることが考えられます。 投稿者・読者ともに報酬も受け取ることができるので、参加するユーザーもより増えていき、コミュニティが自発的に形成されていきます。 さっちゃん SPの「ネットワーク内で利用したくなるような仕組み」も自発的なネットワークに貢献していくと考えています。 広告がないSNSプラットフォームを作ることができる Steemは自動的にトークンを発行し続けているので、報酬コストによって運営の資金が圧迫されるということはありません。 そもそもSteemは特定の管理者がいる中央集権型ではなく、P2Pのような分散型の方法で管理されています。 そのため運用コストも非常に小さく、広告による収入に頼る必要がありません。 STEEMの優位性は?競合・類似プロジェクトとの比較 こちらでは、STEEMと比較されることが多い「ALIS」「Golos」「Medium」との違いについて解説していきます。 ALISとの違い ALISもブロックチェーンを利用したソーシャルメディアプラットフォームという点では、STEEMと共通しています。 しかし、STEEMは利用者に対する報酬の支払いを大きな強みとしていますが、ALISは価値がある記事や人々に対してアプローチできることを強みとしている点で異なります。 ALISのプラットフォームでも、ユーザーに対する報酬制度は導入されていますが、あくまで構造をシンプルに抑えるために、トークンの種類は1つに限定されています。 Golosとの違い GolosはSTEEMからフォークしたもので、性能に関して特に違いはありません。 違いをあげるとすれば、STEEMは英語を使うユーザーに向けて作られていますが、Golosはロシア語を使うユーザーに特化して作られている点があげられます。 Mediumとの違い Mediumも独自のコンテンツを投稿できるメディアという点では、STEEMと共通しています。 しかしMediumはあくまでインターネット上のアプリケーションで、ブロックチェーンとは結びついていません。 また、読者が収益をあげることもできません。 Steem/STEEMへの意見・ツイートまとめ 昨日はSteemitのイベントに呼んでもらったので参加してきました。cryptoプロジェクトの初期グロースにはコミュニティ形成が不可欠で、昨日のイベントからはJPメンバーの努力が滲み出ていたのでSteemitコミュニティは本当に素晴らしいと思いました!SteemはICOしてないのにこのクオリティなのが凄い。 pic.twitter.com/YEnkUUaNUV— TomohiroTagami⛓田上智裕 (@tomohiro_tagami) 2018年5月9日 ALISの人気記事は懸念された通り「いいねが集まる記事≠高品質」というのが浮き彫りになってた。Googleはゴミ記事上げる一方、「網羅性」「滞在時間」など色んな要素から【有益性】を決めてるのだが、ALISはいいね数だけかな?「有益性」は少し集権的に決めないと駄目なんだよね。Steemitと同じ課題か— hory (@hory_BTC) 2018年5月26日 #Steemit のコミュニティの強さは今のところイマイチ感じないし、使い方もよく分かんないなぁ、、ってのが正直なとこだけど、ただね、モロッコを旅してる人が多いんだよね何故か!情報が多い!🇲🇦この一点において私はsteemitライフをかなりエンジョイしてます♡— Mari Saita (@mari_saita) 2018年8月6日 steemitこそノーマネーから始められる。昔のクリプトの夢に近いよね。今のクリプトはか金持ち優位の世界に変わった。三年前のギークが楽しむ世界とは違って。どこにも頼れない、信用できない、そんな気持ちに光をさしてくれたのはデセントラライズドでした。とさ。— ふーさん (@chubchubkun) 2018年1月7日 ALISやSteemitのような企業広告に依存しないような仕組み作りはとても面白い。しかしどちらも仕組み的に十分な資金を持っているユーザーが必要でその資金が途絶えたら回らない。結局そのユーザーは企業となり違う形で広告が入る事になりそう— 澤亜澄 Sawa Azumi (@SawaAzumi) 2018年3月26日 STEEMのチャートを確認しよう PC・タブレット向けチャートSTEEMBTC chart by TradingView スマホ向けチャートSTEEMBTC chart by TradingView STEEM/BTCのリアルタイムチャートを表示しています。 STEEMは発行枚数が増え続けていることもあり、STEEMをただ持っていると…ということがわかりますね。 STEEMのトークン概要解説にもあるように、基本的にはBTCなどとSteemネットワークで価値のやり取りをするものだと考えるのが良さそうです。 STEEMのテクニカル分析はTradingviewChartが便利! STEEMのテクニカル分析やチャート確認にはTradingviewChartが便利です。 BinanceだけでなくBittrex、Bitmexなどのチャートもこのサイトだけで確認できるので、複数の通貨・取引所のチャートを確認している人にはかなりの時間の節約になりますよ。 無料で利用できるので、まだ登録していない人は登録だけでもしておくのがおすすめです。 TradingviewChartはこちら STEEMが購入できる取引所一覧! STEEMの取引所一覧 国内取引所 海外取引所 DEX なし Binance Huobi Bittrex Poloniexなど OpenLedger DEXなど STEEMを取り扱っている取引所一覧です。 STEEMはBinanceやHuobiなどの海外取引所で取引することができます。 Steem/STEEMプロジェクトまとめ Steem/STEEMの特徴や将来性についてまとめました。 新しい形のソーシャルメディアプラットフォームがどのように成長していくのかに注目したいですね。 Steemについてもっと知りたいと思った人はホワイトペーパーを読んだり、公式Twitterなどをチェックしたりしてみてください。 Steem/STEEMの公式リンクまとめはこちら
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2018/12/27IOSTのノード申請・投票ルールや申請方法や報酬システムまで徹底解説!
IOSTは、シャーディング技術や独自のコンセンサスメカニズムを導入することでスケーラビリティと非集権性の両立をめざすブロックチェーン・プラットフォームです。 来年2月25日にメインネットを公開することを発表したIOSTですが、今回はさらにノードへの申請方法や投票についての詳しい仕組みが公開されました。 こちらのページでは、IOSTの「Serviノード」への申請方法・報酬システムと、トークンを保有していれば誰でも行える「ノード投票」の仕組みやメリットをわかりやすく解説していきます。 【仮想通貨】IOST(アイオーエスティー)の特徴・将来性を徹底解説! Serviノード申請方法・収益性・コストについて Serviノードとは、IOST独自のコンセンサスメカニズム「Proof of Believability (PoB)」に基づいてブロックの生成や検証を行う個人や団体のことを指します。 当ノードは数に制限がなく、12月21日から始まる登録申請を経て、以下の2つの基準を満たせばノードとなることができます。 ネットワーク全体の0.05%(1050万IOST相当)以上の票の獲得。ノード候補者は自身に投票することができる。 8コアCPU、16GB RAM、5テラバイト以上のストレージ、100Mbps以上の帯域 登録申請はコチラから行うことができます。 なお、上記の基準は初年度(2019年度)の数値であり、ノード申請に必要な票数やストレージは今後変更される可能性があるもようです。 Serviノードになるメリットとは? Serviノードはブロックの生成・検証による報酬の他に、新規ユーザーの招待報酬も獲得することができます。 ノード運営による報酬: Serviノードの運営による報酬には、ネットワーク全体に流通するIOSTトークンの4%が割り当てられています。各ノードが得る報酬の量は選出時の投票数に比例して増加するとされています。また、ノードがコミュニティ(自身以外の有権者)の投票によって選出された場合は、当報酬の50%をコミュニティとシェアすることにもなっています。 新規ユーザーの招待による報酬: また、Serviノードはユーザーをネットワークに招待することで報酬を得ることができます。新規ユーザーのアカウント開設や、iRAM手数料、iGAS利用などに応じて対象手数料の10~30%を獲得できるとされています(詳しくは下記参照)。 [caption id="" align="aligncenter" width="315"] IOST Mediumより[/caption] Serviノード運営のROI(投資利益率)は、自身への票のみと仮定した場合で40%、他の有権者からの得票や招待報酬を含めるとその4700%にまで登ると概算されています。 ノード申請は12月21日から、ERC-20トークンでの投票は来年1月初旬から2月25日、メインネットトークンでの投票は同日以降から始まる予定となっています(投票の仕組みは次項で解説しています)。 Serviノードの収益性 IOSTの公式発表では、収益の例として次のようなシナリオが挙げられています。 全Serviノード候補に投じられた票の総数をIOSTの総供給量(210億IOST)の10%(21億IOST)と仮定。 1.05億票(総票数21億IOSTの5%)を獲得して選出されたServiノード(ノードAと呼ぶ)の報酬は以下の通り。 210億(総供給量) × 4%(Serviノードへの総報酬量) × 5%(総票数に対するノードAの獲得票数の割合) = 4200万IOST [caption id="" align="aligncenter" width="462"] IOST Mediumより[/caption] また、新規ユーザー招待報酬の詳細は以下の通りとなっています。 iGAS: IOSTでは、IOSTトークンをステーキングすることでiGASを得ることができる。あるユーザーがiGASを使用した場合、そのユーザーのServiノードは使用量の10%を報酬として受け取ることができる。 iRAM: IOSTユーザーがiRAMを購入する際には2%の手数料が発生する。購入ユーザーのServiノードはその手数料の30%を報酬として受け取ることができる。 アカウント開設: Serviノードが新規ユーザーを招待した場合、そのユーザーのアカウント開設手数料の30%を招待報酬として受け取ることができる。 Serviノードのコスト Serviノードの運営にあたり発生するコスト(概算値)は以下の通りになっています。 サーバー運営費: 年間2,978.4ドル ストレージ費: 年間2,764.8ドル 帯域コスト: 年間563.2ドル 上記に加え全般的な運営費(税金、メンテナンス費、人件費)を考慮すると年間約10,000ドル ノード投票の仕組み・メリット ノード投票とは、Serviノードの立候補者に投票を行うシステムのことを指し、IOSTを保有していれば誰でも投票することができるとされています。 来年2月25日のメインネットローンチに関して、以下の事項を踏まえておく必要があります。 メインネット始動(2019年2月25日)以前は、現在のERC-20トークンで投票を行うことができる。 メインネット始動以降は投票したERC-20トークンをメインネットトークンと交換することができ、その際に投票先の変更や、すでに行なった投票の無効化を行うことができる。 投票を行わなかったERC-20トークン保有者は取引所などを通してメインネットトークンへの交換を行うことができる。 ノード投票を行うメリットとは? [caption id="" align="aligncenter" width="506"] IOST Mediumより[/caption] Serviノードに選出された立候補者は、獲得する報酬の50%をそのノードに投票した投票者に分配することとなっています。 言い換えると、自身が投票した立候補者が実際にServiノードに選出された場合、そのノードが獲得する報酬の一部を得ることができる、ということになります。 さらに、来年1月から開始されるERC-20トークンでの投票を行うと、票数分のトークンをステーキングすることができ、年利25%の利益を獲得することもできるとされています。 ノード・投票システム早見表・EOSとの比較 IOSTのServiノードおよび投票システムをまとめると、以下のようになります。 プロジェクト EOS IOST ブロック生成者 21人で固定 数に制限なし。条件を満たしていれば誰でもノードになれる ノードになる条件 トップ21以内の投票数を獲得 ネットワーク全体の0.05%の票数を獲得 運営コスト 年間約230,000ドル 年間約10,000ドル リソースの効率性 CPUの使用率低 高TPS 投票者との関係 贈賄は禁止されているが、対策は取られていない。取引所がユーザーの代わりに投票できてしまう。 公式は候補者の自己プロモーションを承認し、良い成果を出した貢献者にはリソースを提供する。 収入曲線 獲得票数はブロック生成報酬に影響を与えない。 獲得票数が多いほど報酬も多くなる。 追加収入 無し 新規ユーザー招待報酬有り。 公式サポート 投票に深刻な問題がある場合、BlockOneが10%の票を動かすことができる。 公式プラットフォームは良い成果を出した貢献者に報酬やプロモーションリソースを割くことが可能。 希望者にはIOSTテックチームがノード開設を無料サポート。 まとめ 公平なブロック生成者(BP)の選出は、分散性の高いネットワークを構築する上で欠かせないプロセスです。 IOSTのServiノードは、票数が多いほど獲得できる報酬も増えるため、立候補者側にはできるだけ多くのユーザーを巻き込むインセンティブがあります。 更に、ブロック生成者の報酬が支持者にシェアされるシステムやステーキング制度を設けることにより、一般ユーザーにも投票に積極的に参加するメリットが付与されています。 [caption id="" align="aligncenter" width="451"] IOST Mediumより[/caption] ノードの登録申請は18年12月21日から、投票は19年1月中旬からスタートすることとなっています。 関連リンク: IOST公式ホームページ IOST: ノード申請・投票システムに関する公式声明