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2019/06/30インド最大の仮想通貨取引所Koinexがサービス廃止を発表
インド最大の仮想通貨取引所のKoinexは、インド政府による仮想通貨規制の影響を受け、今月27日に全てのサービスを永久に停止すると発表しました。 同国の中央銀行にあたるインド準備銀行(RBI)は昨年4月、金融サービス事業者に対し仮想通貨関連企業との関係を断ち切るように通達を出しました。 仮想通貨関連企業はこれに反対し、裁判所に申し立てを行なっていましたが、状況が改善されることはありませんでした。 さらに、インド議会は追い打ちをかけるように仮想通貨のトレードを禁止し、違反者に最高で10年の懲役を課す法案も提出され、同国内における仮想通貨企業の立場は厳しいものとなりました Koinexは過去14ヶ月に渡ってあらゆる決済事業者や銀行からサービスの提供を停止されていたため、事業の継続が困難な状況だったと明かしました。 プラットフォームは6月27日午後2時(IST)に閉鎖されており、全ての注文はキャンセルされ、資金はユーザーのウォレットへと返還されます。また、ユーザーに出金を7月15日までに行うよう促しています。 Koinexの銀行口座はすで凍結されており、取引所の資産からユーザーに返金できないため、同社は運営側の個人資産から返金を行うと表明しています。 2017年8月にオープンした同取引所はわずか4ヶ月で2.6億ドル(約280億円)の取引高を記録するまでに成長し、ピーク時には1日4万人以上のユーザーが新規登録していました。 Koinexは、これまでユーザー数100万人以上、取引高は30億ドル(約3,236億円)超を記録したといいます。 インドでは今後も仮想通貨に関して厳しい規制が適用される見通しで、仮想通貨関連企業は対応を迫られています。 記事ソース: Koinex, TheBlock

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2019/06/30Binance、Bitrueハッキングを受け新たな詐欺防止システムの導入へ
BinanceのCEOを務めるCZことChanpeng Zhao氏は、今月27日に報じられた仮想通貨取引所Bitrueのハッキング事件を受け、新たな詐欺防止対策を講じると発表しました。 https://twitter.com/cz_binance/status/1144216967059922944 Bitrueは27日にハッキング被害を受け、ユーザーログインや取引を一時的に停止しました。ハッキング被害を受けたのは90名のユーザーの資産で、被害総額は500万ドル(約5億3,950万円)にものぼりました。 Bitrueで500万ドル相当の暗号資産がハッキング流出 顧客資産は保険で補償される - CRYPTO TIMES Bitrueは事件発生直後に流出した資金が送金された各取引所と連携を取り、関連する口座および資産を凍結しています。 CZ氏はこの件に対して積極的に対策を講じていくと発表しました。 「Binanceは不正に送金されてきた資金の全てをブロックしていく。重要なのは迅速な報告とリアルタイムブロッキング。我々はこれに関して対詐欺システムを開発した。このシステムはすぐに利用可能になる予定で、利用料はかかりません。」 同氏はこのシステムの説明として以下の3点をあげています。 小規模な取引所がBinanceのビッグデータを活用することにより、業界全体の安全性が向上する 被害者は透明性向上のため、ハッキング被害をできるだけ早く報告する必要がある 分散型でありつつも、団結している Binanceは自社自体も今年5月にハッキング被害に遭い、セキュリティ強化に力を注いでいるようです。 Binanceからハッキング被害により7,000BTCが流出、顧客資産はSAFU基金により保証される ー CRYPTO TIMES 記事ソース: Twitter

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2019/06/28TrustTokenが香港ドルに連動したステーブルコイン「TrueHKD」を発表
ステーブルコインを発行するTrustTokenが、香港ドルに連動したステーブルコイン「TrueHKD」を発表しました。TrueHKDは同社にとって初のアジア圏の通貨に連動したステーブルコインとなります。 TrustTokenは香港に拠点を置くデジタル資産カストディサービス・Legacy Trustと連携し、TrueHKDをローンチしました。 TrustTokenはすでにTrueUSD(米ドル)、TrueGBP(英ポンド)、TrueCAD(カナダドル)、TrueAUD(オーストラリアドル)などをローンチしており、様々な地域のユーザーに現地通貨のステーブルコインを提供しています。 同社はアジアのユーザーからの要望に答えたとし、以下のようにコメントしました。 「私たちはLegacy Trustと連携してアジアの市場へ拡大することにワクワクしている。私たちのゴールはトレーダーに現地通貨とグローバルブロックチェーンマーケットの間で資金を安全に移動できる手段を提供することです。Legacy Trustは世界で最も信頼できるデジタル資産カストディ業者としての評判を築いており、彼らと協力できることを嬉しく思います。」 TrueHKDは今週中にTrustTokenアプリを通して購入可能になる予定です。購入に使われた香港ドルはLegacy Trustによって管理されるとしています。 記事ソース: TrustToken

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2019/06/27BTC(ビットコイン)の価格が2018年1月19日以来の146万円を記録
2019年6月27日2時前にBTC(ビットコイン)の価格が146万円を記録しました。 ビットコインのこの価格は2018年1月19日以来となっており、実に524日ぶりの価格となっています。 [caption id="attachment_38871" align="aligncenter" width="800"] 2018年1月19日ぶりの146万円を記録[/caption] 価格100万円を記録した6月21日より、6日間で146万円の価格を記録し、昨日の初値が120万円台だったことを考えると、前日比で約18%の価格上昇となっています。 BTCの価格上昇の仮説 2019年4月1日より価格上昇を始めたBTCですが、今回の要因をCRYPTO TIMES編集部では下記の2つを仮説として上げます。 ・USDTによるBTCの買い上げ ・中米の貿易戦争によるCNYの価値希薄 USDTによるBTCの買い上げ [caption id="attachment_38874" align="aligncenter" width="800"] USDTのマーケットキャップ[/caption] USDTのマーケットキャップはBTCの価格上昇が始まった4月1日より右肩上がりで発行され続けています。 2017年もUSDTが無限に発行され続け、価格が上がったことが思い出されますが、当時と違うのは今回のUSDTはFIATにある程度、裏付けされているのでは?というところです。 裏付け要因としては2つが考えられます。 Bitfinexで発行されている取引所トークンLEOによる資金調達 中国からのUSDT需要の増加(CNYでUSDTが買われている) 1つ目に関しては、下記の記事を参考ください。 BitfinexがIEOで10億ドルを調達した独自トークン「LEO」の取引を20日に開始 - CRYPTO TIMES 2つ目に関しては、最初の仮設2とも関係していますが、米中問題により、CNYの価値が下がっていることが考えられます。 つまり、価値が下がっているCNYを持っているより、USDTに変えて、価格が上がっていくBTCを買ったほうが良いと考えられていると仮説が浮かびます。 中米の貿易戦争によるCNYの価値希薄 下記の画像内のグラフはオレンジ線がCNY/USDのチャート(左軸)、青線がBTC/USDTの価格(右軸)となっています。 この画像を見るとオレンジ線と青線が反比例しているのが伺えます。 CNYのUSD建ての価格が徐々に落ちていっていることから、自国の通貨を持っているよりも、USDTでBTCを買った方が良いのでは?という考えが伺えます。 Coinlibのデータによると直近24時間のBTCが買われているのは半分以上がTether(USDT)による買い上げとなっています。 このTetherの流入元がどこかというところまではわかりませんが、上記の仮説を考えるとUSDTはOTCにより、中国系の取引所から流れてきているのでは?というのが考えられます。 まとめ 勿論、上記以外にも規制周りが整ってきたことによる期待、ショートカバーによる価格高騰などが考えられますが、現在のBTCの需要は非常に高まっていることが伺えます。 この価格上昇がいつまで続くのかはわかりませんが、今後の価格の動きも焦らずにチェックしていきましょう。2017年12月に記録した20000ドルを達成するのも近い未来かもしれません。

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2019/06/26USDCとPAXのステーブルコイン市場における存在感が向上|Binance 2019年Q2レポート
世界最大手の仮想通貨取引所・Binanceが2019年Q2(第2四半期)のマーケットレポートを今月21日に公開しました。 今回のレポートでは、大型投資家の投資パターンやステーブルコイン市場、ビットコインドミナンスなどに焦点が当てられています。 今回のレポートで注目したいのはステーブルコインに関する内容です。 大型投資家の間では依然としてテザー($USDT)のシェアが80%越えとなっていますが、今期に入りPaxos Standard($PAX)とUSD Coin($USDC)も広く使われるようになってきていることが指摘されています。 USDCは中国以外の投資家から好まれる傾向にあり、PAXは中国の投資家から利用されているといいます。 今回のレポートでは、大型投資家の多くが従来の金融業界での経験を持ち合わせていることも明らかになりました。 アンケートに回答した投資家のうち28%が10年以上経験していると回答し、1年以上の経験を持ち合わせる投資家は93%に登りました。 2019年末時点のビットコインドミナンスに関しては、大型投資家の半数が現時点(59%)と同じ水準の40から60%と予想しました。一方で数%の投資家が20%未満、80%以上と回答しました。 レポートではこの他にも、数多くの投資家が未だに資産を取引所に保管している事実なども取り上げられています。 記事ソース: Binance

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2019/06/26専業トレーダーえむけんの仮想通貨市場分析!【6月26日】
みなさん、こんにちは!えむけん(@BinaryMkent)です。 前回更新後、BTCがさらに高値を更新しましたね!前回記事でも「アルト下、BTC上」とお話ししていましたが、まさかすんなり11500ドルまで上げてくるとは思いませんでした笑 依然BTCは高値圏ではありますが、今回も逃げ時や資金循環を踏まえた分析や立ち回りについてお話ししていこうと思います。是非最後までお付き合いください! それでは、早速BTCの分析から進めていきましょう。 BTCチャートの分析 BTCチャート(長期) まずは、BTC長期チャートから見ていきましょう。 前回更新時からさらに高値を更新し、11500ドル周辺まで上昇してきました。前回記事でもお話しさせていただきましたが、やはり高値圏でのチャネル推移は強い証拠でしたね。 ここで、今回の上昇のきっかけとなった逆三尊から今に至るまでの波動をカウントしてみましょう。すると、「今回の上昇が丁度5波目に当たる」ということが分かります。 ダウ理論の『主要トレンドは3段階に分けられる』を元に考察すると、すでにトレンドの3段階目(5波目)ということもあり、ここらで一時利食い撤退に進む可能性が考えられます。ポイントとしても、11500ドルという抵抗帯周辺ですから、ここらでどういった推移を見せるのか?は要注目でしょう。 では、ここからは中期チャートを元に、現状の分析、並びに今後の展開予想について考察していきましょう。 BTCチャート(中期) こちらがBTCの中期チャートになります。 かなり長いスパンのチャネルを形成していますね。個人的には、スイングを前提に11500ドル周辺でSを入れてみていますが、このチャネルが崩れると比較的大きな調整にも期待できるため、チャネル抜けを確認してから本腰を入れてSを打つ・・・、というような立ち回りを考えています。 この長期チャネルと今月から続いている中期チャネル(上限)などを元に、ポジション取りしていくのが妥当だと思います。 BTCチャートの総評 さて、それではBTCチャートについてまとめていきましょう。今回、考えられうるシナリオは以下の3通り。 中期チャネルで押し目形成 ⇒長期チャネル継続 中期チャネル上限を下抜け ⇒長期チャネル継続 中期チャネル上限を下抜け ⇒長期チャネル継続否定 「そろそろ節目の価格帯なため、大きめの調整が始まってもおかしくない」と考える方も多いと思いますが、そういった天井狙いのハイレバSを狩りに来る可能性も大いに有り得ます。 よって、スイング前提であったとしても、万が一の時を想定したポジション分割(INポイントの分割)などを行い、極力リスクを減らすような立ち回りを心がけるべきでしょう。 では次に、ドミナンス分析を進めていきましょう。 ドミナンス分析 ドミナンスチャートに関しては、「Trading View」を参考することにしております。(外部リンク:https://jp.tradingview.com/markets/cryptocurrencies/global-charts/) 6/12を節目にBTCドミナンスが大きく上昇、それに対し主要アルトコインのドミナンスが全体的に下落していますね。恐らく5月上旬同様、資金がアルト市場からBTCに流れているのだと思われます。 では、少し拡大して見てみましょう。 主要アルトのドミナンスは、全体的に下落傾向にありますが、その中でも目立つのは「LTC」ですね。基本的に、どの通貨も緩やかに下落していますが、LTCだけBTCドミナンスとしっかり逆相関して推移しているんです。 少し話が逸れますが、ここ最近のBTC上昇、この火付け役となったのはLTCです。 まず、LTCの上昇をきっかけにアルト市場が活性化しましたね。そして、アルト市場に集まった資金が一気にBTCへと流れ、直近高値更新・・・、それを繰り返してここまで上昇してきたわけです。 実際に両者のドミナンス推移を見てみると、赤点線を機に資金がLTCへと集中し、LTCから資金が抜けると同時にBTCのドミナンスが反転上昇、再度BTCのドミナンスが低下すると、それに伴いLTCドミナンスが上昇・・・、というように、「現在の仮想通貨市場はこの2通貨が鍵を握っている」といった状況なわけです。 この後もLTCの見所については掘り下げていきますが、これらドミナンスの観点からも要注目しておくべき通貨と言えるでしょう。 主要アルトコインの動向 先ほどお話ししたように、LTCはもちろん要注目なんですが、直近の動きをピックアップしてみると、NEOとTRXの動きが気になりますね。 ということで今回は、LTC、NEO、TRXの3通貨を対象に分析を進めていこうと思います。 LTC 直近の動きを見ると、かなりアップダウンも激しく手出しづらい状況ですね。 しかし前回記事でもお話しした通り、8月上旬(白点線)に好ファンダ(半減期)を控えているため、拾えそうなポイントがあれば積極的に拾っていきたいところです。 またその際には、純粋なラインで押し引きするだけでなく、先ほどお話ししたようにビットコインの動向を踏まえて、「ビットコインが売られうるポイントとLTCが買われうるポイント」を考えた上で売買を進めていくと良いでしょう。 参考サイト:『Litecoin Block Reward Halving Countdown』 NEO 特別取り上げるほどのチャートではありませんが、少し直近の出来高が気になりますね。以前もお話視しましたが、こういった急な出来高上昇はファンダが漏れている可能性などが考えられるため、チャート次第では無理のない程度に攻めてみてもよいと思います。 またチャート単独で見ると、上画像のように底形成パターン(アダムとイブ)の成立直前であり、成立した場合にはレジスタンス(緑)周辺までは上昇する可能性が高いと見ています。 TRX 正直、チャート的にはかなり買いづらくはありますが、今まで何度も意識されてきた価格帯周辺にて推移しているため、少し長めのスパンで拾ってみてもいいかなと思っています。 とはいえ、これだけサポートの価格帯が広いと損切り幅も大きくなってしまいます。ですから、黄色ゾーン内短期足でのパターン形成などを監視しながら、売買判断を行っていくべきでしょう。 総評(まとめ) さて、それでは最後にまとめに入りましょう。 BTCは緑チャネルを基準に押し引き →中期チャネルも参考に BTCとLTCが逆相関 →LTC半減期を前提に 今回は比較的アルト分析に重点を置いてみましたが、NEOのように事前に何かしら仕込みの形跡が見られた場合には、好ファンダが漏れている可能性も考えられるため要注目です。 しかし地合いによっては、好ファンダであっても買われないときがあります。「BTCが下落傾向の時」、つまりリスクオフムードの時ですね。 現状、BTCが節目の11500ドル周辺にて推移しているため、ここから本格的に調整移行する可能性も考えられますが、昨日VETの好ファンダに対してもしっかり価格がついてきていたため、地合い的には材料さえあればしっかり反応するのでは?と見ています。(当然ファンダがなければ伸びませんが・・・) 今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました! 現在、私えむけんが制作した動画教材『7日間でマスター!テクニカル分析とそれを元にしたトレード戦略』、好評販売中です! 今回のような、BTC分析やアルトコイン投資などの立ち回り方についても解説しておりますので、是非ご覧ください!(詳しくはコチラ)

特集・コラム
2019/06/21Decrypt Tokyoへの参加と、そこで見たBlockchain業界の未来
2019/6/8-9 に2日間に及ぶ日本最大級のBlockchainハッカソンであるDecrypt Tokyoが開催された。 今、思い返すと、あの2日間は夢だったのではないかと思わせるほどの熱気を纏っており、エンジニア達が口角泡を飛ばす議論を行なっていた光景がありありと脳裏に蘇る。 今回、私、コンソメ舐め太郎はDecrypt Tokyoに本ハッカソンへ参加をさせていただいた。 参加者の視点から見ても、非常によい経験・刺激と今までにない感動を感じたため、イベントは大成功といえる盛り上がりだったように思われる。 これから第2回、第3回と継続して開催されてほしいと切に願う。 [caption id="attachment_38606" align="aligncenter" width="800"] Decrypt Tokyo2019 イベントホームページ[/caption] ◇イベントサイトはこちら:https://www.decrypt.tokyo/ 当イベントのスポンサーとしてBlockchain界の先頭に立つ名だたる企業が肩をならべ、その本気さが窺い知れる。会場は、Speee様提供の広く落ち着いたオフィスにて行われた。 簡単にだが、参加者目線として、初日、二日目のイベントに関してのレポートを書いていきたいと思う。 イベント1日目 開会 私は参加者として、Decrypt Tokyoのイベント会場へと足を運んだ。 8:30頃、中に入るとすでに50名程度のBlockchain enthusiast達が、ある者は用意されていた朝食を手にしながら立ち話をし、ある者はラップトップと向かい合いBlockchainのあれこれに取り組んでいた。事前に主催者側で、参加者の技術レベルに応じてチームが組まれていたようであり、私は指定されたテーブルへ向かった。 そして同じチームになったエンジニア達と自己紹介や雑談をしながらイベントの開始を待っていた。(英語でのコミュニケーションOKと、事前のアンケートに記載していたため、メンバーの半分は海外の方だった。) 会が始まり、イベントのスケジュールや取り組むテーマ、上の階でスポンサー企業のプレゼンが行われていることなどの説明を受け、ハッカソンが開始。櫃を切ったようにHacker達が議論を始めた。 チーム数は20。それぞれテーブルが用意され、それを取り囲むように参加者が座っている。そしてその様子を各スポンサー企業のメンターの方々が見て回ったり、時にメディアの方々が撮影に来たり、プロジェクトの進捗具合を尋ねて来たり、といった具合だ。 開幕 1日目のハッカソンは夜21:00まで行われた。終始、参加者達による喧々諤々の議論が繰り広げられており、非常に活気に満ちた時間に感じられた。 また、各チームにはBlockchain技術に精通しているメンターと呼ばれる人間が1人加えられており、色々な技術的な質問を受け付けたり、ときには実装を行ってくれたりした。 そこで、私はいちIT技術者として、とても強烈な刺激を受けた。今回のテーマは、「ブロックチェーン・スマートコントラクトを使用した新規サービスを考え、プロトタイプを作成」「ユーザビリティが高いdApps」というお題を与えられた。抽象的なテーマだけに参加者達はかなり頭を悩ませた。 ブレインストーミング 我々のチームは、元々4名のハッカーがチームを組む予定であったが、当日は2名の欠席があった。代わりに、Curvegridから1名ヘルプとしてメンバーに加わった。 そしてそれを元に「イベントの欠席者からペナルティとしてETHを没収するプラットフォーム」を考えたが、かなりネガティブなアイデアであるため没となった。笑 我々チームのメンターとして参加していたKyber NetworkのシニアエンジニアであるAntonが、「エアードロップなどで受け取ったユーティリティの低いトークンを売りに出し、その売却額だけETHをレンディングするプラットフォーム」というアイディアを提案した。 非常によいアイデアに思われたが、Hackathon中に実装するのは中々難易度が高く感じられたため、別の案を考えることになった。私の頭の中では、「ユーティリティの低いトークンを買ってくれる人というのは果たして存在するのか」「どうにかして需要を生み出せないだろうか」という考えが頭の中をぐるぐると回っていた。 こうしたブレインストーミングがチームの中で飽和し、一旦の小休止を挟むこととなった。 その時に、「ガチャポンという形式ならユーティリティの低いトークンだとしても、そのブラックボックスでアトラクティブな仕組みを利用するユーザーはいるのではないだろうか」と思いつき、チームに提案した。 そして、Antonが「That’s good idea. It’s easy to implement.(いいアイデアだね。実装も簡単だよ。)」と発し、1時間後にはそれを作り上げてしまったのだ。 これまでウォーターフォールモデルで開発及び保守しかしてこなかった人間であったため、このことには非常に感銘を受けた。民族論や、企業論に話を展開したくはないが、「これが海外スタートアップのやり方か・・・!」と素直に感じてしまった。 今までの自分には考えられないスピード感だった。しかしその反面、こういったプロダクトドリブンなやり方は、非常に本質的な物事の進め方であると感じた。「この世界に飛び込んでみたい」と感じさせてくれただけでも、このDecrypt Tokyoに参加した意味があったと、主催者の方々、スポンサーの方々に感謝をしたい。 その後、私ともう1名のハッカーはAntonの実装したコントラクトを読み、理解し、そしてそれをドキュメントへ落とし込む作業を行った。 帰宅後 その日、Hackathonは熱を保ったまま閉幕を迎えた。私は元々デザインを趣味で行っていたため、帰宅後にプロトタイプのロゴ、パワーポイント用のマテリアル等を作成し、発表に備えた。 2日目 大詰め Hackathon2日目。昨日の会場に満ちた熱量をそのまま持ち込んだように、場は賑わっていた。各チームの発表は午後。 それに向かって、我々のチームは、発表の構成や話す内容についてあれこれとすり合わせながら、スライドをまとめた。プロトタイプのフロントエンドに関しては、割とギリギリのタイミングで完成した。 実際のガチャポンの画像を用いて、レバーの所をクリックすると自動でMetamaskの承認画面が起動し、ボタンを押すだけでETHが他のトークンに代わる仕組みだ。 サイトへのアクセスを含め、たった2クリックでトークンを交換できる。世界一参入障壁の低い取引所であり、取引自体はKyber Networkで実行されるため、ノンカストディアルである。 昼食 正午に差し掛かろうとする頃、発表直前の少しばかり張りつめた空気感が会場には漂っていた。 昼食の際に、Curvegridのインターン生であり、カナダのWaterloo大学の1年生の人と仲良くなった。(英語上手だね!とほめてもらえたのは素直にうれしかった。)そして、この子がとんでもない人物だとはこの時には気づかなかったのだ。 プレゼン プレゼン順は各チーム代表者のくじによって決まった。我々のチームは17番目の発表となった。 もう少し早いほうがよかったが、こればかりは運のため仕方なかった。 審査員には、世界のBlockchain業界の先頭に立つ面々が並んでいた。「こんな人たちの前で発表なんて無理やろ・・・」と背筋が伸びまくった。 各チームの発表が次々と行われ、それぞれとても面白いアイデアが持ち寄られた。個人的には、Bitcoin SVを利用した、パスワード管理のシステムが非常に優れたアイデアだと思った。そして3時間程度の後、我々の発表の番が回ってきた。 いざ始まってみると、そこまで緊張はしなかったが、それでもとんでもない状況にいるとは認識できていた。 本来でれば一番最初に、プロトタイプのデモ動画を再生するはずであったが、諸々のミスによりそれは叶わなかったし、そこで発表時間5分の内の半分を使用してしまったのは、多少なりとも焦った。 その後は、時間を取り戻すため駆け足での発表となってしまった。このあたりもHackathonの経験の差など出るポイントだと感じた。 そして、結局、時間の制約上、最後のスライドで発表するはずであった「将来の展望」についてはお蔵入りとなってしまい、悔しい思いをした。個人的には最も発表しておきたいポイントであった。 そして、人生初めてのHackathonの発表は、かなり足がもつれながらもなんとかゴールとなった。 プログラミングコンテスト Hackathonの順位集計の間、プログラミングコンテストが実施された。1時間に5問の問題が提示され、それを解くスピードと正確さを競う。問題に関しては、通常のプログラミングコンテストのそれと似たような形式と内容であった。 たまに暇つぶし程度にプログラミングコンテストには参加していたため、少しだけ気張っていたのだが、いざ蓋を開けてみると自分は1問しか解けなかった泣 結果発表 Hackathonの結果発表の時間となり、会場のセットアップが行われた。まず最初に、プログラミングコンテストの結果発表である。 なんと1位は、昼食休憩で知り合った1年生の子だったのだ。わずか20分ですべての問題を解き終わったらしい。ニュータイプの人間である。実際に問題を見てみるとわかるが、20分で解ける問題では到底ない。 そして、Hackathonの結果発表。 3位⇒2位⇒1位⇒特別賞3つ の順で発表された。我々のチームは3位以内には選ばれなかったものの、オリジナリティ賞を受賞した。この時の喜びは、一生忘れられないと思う。前日に知り合ったハッカー達と一つの目的に向かってスクラムを組み、がむしゃらに取り組んだ結果が認められるというのはこの上ない喜びがあった。 Decrypt Tokyoに参加してみて 実際にプロダクトを一緒に作っていくという共同作業で、たった2日間ではあったものの強い絆を感じることができたこと。世界の最前線で戦うエンジニアの働きをすぐそばで見れたこと。 初めてのHackathon、かつ英語というハードルを乗り越えてなんとかゴールできたこと。個性豊かな友人ができたこと。色々な経験ができたし、自分の人生に影響を与えてくれた、とてもよいイベントだったと、心から思った。 All Photo by Taishi Masubuchi from Quantstamp

特集・コラム
2019/06/20北京ブロックチェーン紀行 GMGC Beijingへの参加、IOSTオフィス往訪
今回、私は2019年6月16日から18日にかけて、北京で行われたブロックチェーンのイベントに参加し、IOSTのブロックチェーン開発拠点を訪問してきた。 初日 中国への旅路 中部国際空港 セントレアから北京までは約3時間のフライト。往復ともちょうどいい時間にフライトがある。北京に着いたのは正午少し前で、意外にも入国は比較的すんなり終わった。 ATMでキャッシングをして、ホテルへ向かおうとした。事前に教えて貰っていたDiDiという中国版のUberのようなアプリを使って、いざ呼ぼうと思ったが、どこへ呼べばいいかわからない。 Googleで検索を重ねて、駐車場で呼べばいいらしいことがわかった。通常はブロックされているGoogleだが、世界定額はありがたい。すぐにやってきたDiDiに乗り込んで、やれやれと思ったが、なにか中国語で話しかけてくる。 もちろん中国語はさっぱりである。行き先を確認しているようで、行き先をBaiduで示して一段落。ちなみに3回DiDiを使ったが、2回がHonda車、1回がNissan車だった。北京は、街が広い東京のような感じで、かなりの大都会だ。 2日目 GMGC Beijingへの参加 2日目は、6/17-18の2日間開催されたGMGC Beijingというゲームのイベントに参加した。 実は、今回のイベント参加費を銀行にて送金したのだが、手数料だけで参加費を上回り、送金日数まで3日以上かかり、仮想通貨での支払いができればずいぶん楽になると思った。 イベントは15社ほどが参加しているミニEXPOと1つの会場でカンファレンスが行われていた。詳細は、こちらのサイト (http://en.gmgcongress.com/)を確認していただきたい。 [caption id="attachment_38699" align="aligncenter" width="522"] CHAIN PLUSのボード[/caption] その中で、CHAIN PLUS (http://www.chainplus-me.com/)というブロックチェーンゲームに特化したサミットが開催されていた。今回の主な目的は、これだ。 [caption id="attachment_38709" align="aligncenter" width="800"] CHAIN PLUSのスピーカー[/caption] 講演者は、Blockchain AlianceのプレジデントやGumiの國光宏尚氏、HPBやGXChainといったトークンエコノミーを実際の応用したサービスの紹介など幅広いもので、ゲームサイドというより、ブロックチェーンサイドからゲームに関わる技術の紹介の色彩が強かった。 国光氏は、「FiNANCiE」というSNSと「MyCryptoHeroes」の紹介をされていた。唯一の日本からの講演ということもあり、参加者は熱心に聞き入っていた。 講演を聞いて思ったのは、すでにブロックチェーンが、中国では実用段階に入って来ているということだ。それと、ハードからソフト、サービスなどいろいろなところでビジネスを展開しているのが印象的だった。 3日目IOSTオフィスへの訪問 3日目は、今年メインチェーンをローンチしたIOSTの開発拠点を訪問した。CTOのテリー氏の熱烈な歓迎をいただき恐縮した。 開発拠点は、北京の経済の中心地にある保険会社のビルの15階にある。とても大きな立派なビルで、セキュリティもきちんとしている。 オフィスは、フロアの半分を占めていて、かなり広いガラス張りの今どきのデザイン・レイアウトだ。入って正面のカウンターバーにIOSTの光るロゴがとてもマッチしていてセンスを感じる。 [caption id="attachment_38702" align="aligncenter" width="800"] IOSTのオフィス[/caption] 部屋からはオフィス街を一望できる好立地で、開放感に溢れている。ゆったりとした空間に30名ほどのメンバーが仕事をしていたが、羨ましい環境だ。 [caption id="attachment_38704" align="aligncenter" width="800"] オフィス街を一望できるIOSTのオフィス[/caption] やはり勢いのあるオフィスというのは、活気があって、未来を感じさせる。エンジニアの人たちを中心にメンバーを紹介していただいたが、みな若く陽気な人達だ。 私の会社もIOST上でゲームアプリをローンチしているが、彼らの大いなるサポートがあって、問題を解決してきた。本格的にスマートコントラクトを利用したシステムを構築するには、開発し易いプラットフォームだと思う。 いろいろなビジネス展開も進んでいるという話もテリー氏からお聞きし、ますます先が楽しみなブロックチェーンプラットフォームである。 ブロックチェーンに関しては、中国は進んでいる面も多く、これからも注目していきたい。 本記事は、エバーシステム社のCTOであるDr.和田氏による寄稿記事です。 エバーシステム社ではEthereumとIOSTのブロックチェーン上にてCrypto NynjaというDAppsゲームを開発しています。 Crypto Ninja

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2019/06/20仮想通貨交換業者Bitgateの親会社の取締役ら4人が損失補填容疑で逮捕
東京地検特捜部が20日、仮想通貨交換両者Bitgateを傘下に持つ東郷証券の取締役林泰宏容疑者(58)ら4人を、顧客8人の損失を計約6900万円補塡したとして、金融商品取引法違反(損失補塡)の疑いで逮捕したことが朝日新聞の報道で明らかになりました。 林泰宏容疑者は、1979年にドラフト1位指名で投手として入団した、元読売ジャイアンツのプロ野球選手です。 発表によると、林容疑者らは2016年7月から今年1月までの間、外国為替証拠金取引(FX)で損失を出した顧客8人に対し、計約6900万円の損失を補塡した疑いがあるといいます。 また、関係者によると、林容疑者は逮捕前の任意聴取に対し、容疑を否認していたといいます。 林容疑者は東郷証券の親会社の代表取締役で、特捜部は東郷証券を実質的に経営していたとみている模様です。 記事ソース:朝日新聞

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2019/06/19日本セキュリティトークン協会(JSTA)とSTOプラットフォームのSecuritizeがパートナーシップを締結
セキュリティトークンを利用したエコシステム構築を推進する日本セキュリティトークン協会(JSTA)は18日、米国発セキュリティトークンプラットフォームのSecuritize社と、セキュリティトークンに関する課題解決を目的とした日本国内の活動について、基本合意書を締結しました。 セキュリティトークンは、株式や債権、不動産などの所有権や配当を受ける権利をトークンとして表したもので、ブロックチェーンの特性を活かした安全性やボーダーレスネス、所有権の細分化などの実現が可能となります。 JSTAとSecuritizeは、国内の金融機関や規制当局と密接に協力してセキュリティトークンの課題を明らかにし、Securitizeとそのパートナー企業が蓄積した知識を活用した課題解決方法の提案を行うといいます。 Securitize社のCEO兼共同創業者であるカルロス・ドミンゴ氏は、以下のように述べています。 「日本セキュリティトークン協会とのパートナーシップは、日本市場に貢献します。伝統的な金融の中心地のである日本が今後もセキュリティトークンの開発と採用をリードするという信念が表れています。」 今後、JSTAが持つ国内金融業界の知識と、セキュリティトークンの発行コストを抑えマネーロンダリングを防止するSecuritizeのデジタルセキュリティ(DS)プロトコルを組み合わせた規制の標準化検討が期待されます。 STO(セキュリティ・トークン・オファリング)とは?ICOとの違いも交えて解説 記事ソース:PR TIMES













