Avalancheとは?概要や使い方、注意点を解説!
   公開日 : 2022/05/18

Avalancheとは?概要や使い方、注意点を解説!

airutosena

中学生の頃から仮想通貨に触れていて、今でも仮想通貨が大好きなライターです。

ct analysis

Avalancheは、高い処理性能と分散性を持つL1チェーンの1つです。

Ethereumとは異なるプラットフォームが続々と登場する中、Avalancheは注目を集めつつあります。

本記事では、そんなAvalancheの概要から、AvalancheのMetaMaskの使い方、各プロダクトの利用方法などについて解説していきます。

Avalancheとは?概要を解説

まず、はじめにAvalancheの基本的な概要についてチェックしていきましょう。

DeFiなどに利用されるプラットフォーム

Avalancheは、DeFiなどに利用されることを想定した高処理能力・分散性を持つプラットフォームです。

L1ですが、Ethereumと高い互換性を持っており、EVMを実装しています。

Avalancheの類似のプラットフォームとしてBSC・Solanaなどが挙げられ、Ethereumの競合に当たるプロジェクトの1つです。

すでに、多数のプロダクト・プロジェクトでAvalancheの採用が進んでおり、Avalanche公式サイトで確認できるだけで175(記事執筆時点)を超えています。

採用されているプロジェクトには、DEX・レンディング・NFTマーケットプレイスなど多数のプロダクトが挙げられ、今後も増加していく可能性が高いでしょう。

ネイティブトークンはAVAX

AvalancheのネイティブトークンはAVAXで、AVAXはEthereumにおけるETHと同じようなポジションにある仮想通貨です。

AVAXはAvalancheのプラットフォームでトランザクションの際の手数料(ガス代)や、ノードとして参加する際のステーキングに用いられます。

また、詳しくは後述しますが、Avalancheでは複数のチェーンが展開されており、どのチェーンもAVAXを基軸的な通貨に設定しています。

記事執筆時点で、AVAXは時価総額ランキング11位(222億ドル)に位置しており、77ドルの価格をつけています。

Avalancheの規模・立ち位置

AvalancheのようにEthereumと同じような機能を持つチェーンは、現在複数市場に登場しています。

チェーンの規模をチェックする上で、参考になる1つの指標であるAvalancheのTVL(記事執筆時点)は、以下のとおりです。

引用元: Defi Llama https://defillama.com/chain/Avalanche

一時期と比較すると、TVLの伸びは鈍化していますが、他の主要チェーンと比較して、著しく成長性を欠いている訳ではありません。

一時期と比較したTVL伸びの鈍化はAvalancheに限った現象ではないと言え、他のチェーンと比較しても順調にTVLを維持していると言えるでしょう。

上記の主要チェーンの比較は、CT AnalysisのDeFiマンスリーレポートから引用したものです。

CT Analysisでは、DeFiに関する気になる情報をまとめたレポートを定期的に公開しています。

  • 主要チェーンのTVL
  • DEXの出来高
  • 主要プロダクトの動向

「主要なDeFi・チェーンの動向をまとめてチェックしたい」といった方は、ぜひCT Analysisをご覧ください。

CT Analysisへ

Avalancheの3つの特徴

①高い処理能力と分散性を持つ

②複数のチェーンが存在している

③ネットワークの作成が可能

Avalancheの概要が分かったところで、Avalancheの特徴についてチェックしていきます。

Avalancheの強みをまとめて把握していきましょう。

①高い処理能力と分散性を持つ

まず、はじめに挙げられるAvalancheの特徴は、高い処理能力と分散性を持つというポイントです。

TPS(1秒あたりのトランザクション処理能力)は4500となっており、Bitcoin(7)・Ethereum(14)・Polkadot(1,500TPS)などと比較してみると、その性能の高さが分かるでしょう。

また、Avalancheコンセンサスとして知られる独自のコンセンサスアルゴリズムを採用することで、分散性も確保しています。

コンセンサスアルゴリズムには、「クラシカルコンセンサス」「ナカモトコンセンサス」という2種類が広く知られていますが、これらには一長一短の側面がありました。

Consensus ComparisonAvalancheコンセンサスでは、ナカモトコンセンサスが得意なセキュリティ・分散性、クラシカルコンセンサスが得意な処理性能・効率の良さといった両方の強みを持っています。

②複数のチェーンが存在している

Avalancheでは、用途・目的ごとに複数のチェーンが存在しており、現在Xチェーン・Pチェーン・Cチェーンが展開されています。

このようなチェーンの使い分けの必要性は開発者のみならず、利用者も利用する際には適宜ネットワーク設定の変更など調整を行う必要があります。

チェーン名用途
Xチェーントレードや資産の作成など
Pチェーンサブネットの作成やバリデータの管理など
Cチェーンスマートコントラクトなど

利用者が触れることが多くなるのは、主にXチェーン・Cチェーンにあたります。(Pチェーンは主にステーキングなどで利用)

他のチェーン・プラットフォームにはあまり見られない特徴のため、少々混乱するかもしれません。

③ネットワークの作成が可能

Avalancheでは”サブネット”と呼ばれるものを作成することで、独自のネットワーク・ブロックチェーンなどを作成可能です。

作成したネットワーク・ブロックチェーンは、その特性を調節することが可能で、参加に一定の条件を設定したり、クローズ・オープンなどを変更可能です。

実際にAvalancheのこちらの機能は、メキシコのキンタナロー州会議(Congress of Quintana Roo)の文書管理などに利用されています。

AvalancheとMetaMaskの設定

Avalancheのプラットフォーム・サービスを利用する際には、MetaMaskなどウォレットの設定が必要になります。

また、そもそもウォレットを持っていないという方は、MetaMaskを作成しておきましょう。(MetaMaskの作成方法はコチラ。)

実際に設定する手順を解説していきます。

  1. MetaMaskを開く
  2. 画面上部へ
  3. 「ネットワークの追加」へ
  4. ネットワークの情報を入力
  5. 「保存」へ

ネットワークの情報は、以下のとおりです。

  • ネットワーク名Avalanche Network
  • 新規 RPC URL https://api.avax.network/ext/bc/C/rpc
  • チェーンID 43114
  • 記号 AVAX
  • ブロックエクスプローラーのURL https://snowtrace.io/

さきほど、Avalancheには複数のチェーンが存在するとご紹介しましたが、こちらのネットワーク設定は「Cチェーン」にあたるものです。

Xチェーンを利用する際には、別途ウォレットが必要になるため注意してください。

Avalancheの使い方

次にAvalancheの使い方を解説していきます。

AVAXの購入、MetaMaskの送金方法などを押さえていきましょう。

BinanceでAVAXを購入

Avalancheのネットワークを利用する際には、基本的にAVAXが必要になります。

そのため、まずはじめにAVAXを購入しておきましょう。

これから、Binanceを利用した手順についてご紹介していきます。(Binanceの登録がお済みではない方はコチラ)

  1. Binanceへ
  2. トレードからコンバートへ
  3. 振替元・振替先を設定
  4. 金額を入力
  5. 取引へ

また、取引方法については、コンバート以外であっても問題ありません。

BinanceからMetaMaskへ

次に、BinanceからMetaMaskへ送金していきます。

  1. ウォレットからBinanceの出金画面へ
  2. 検索してAVAXの出金画面へ
  3. アドレスを入力
  4. ネットワーク(AVAXC)・金額などを入力
  5. 出金へ

この際に、予め送金元・送金先の両方のネットワークがAVAXのCチェーンのものになっていることを、予めチェックしておきましょう。(アドレスを入力すると、自動的にXチェーンは除外されますが念の為注意してください)

Binanceでは、この他にXチェーン(Binance内ではAVAX)・BSCが選択できます。

Xチェーンの場合は少々複雑

AVAXの送受信には、Xチェーンも利用可能になっています。

ただし、Xチェーンを取り扱う際には、Avalancheの専用ウォレットが必要です。

Avalancheウォレットの作り方

  1. Avalancheのウォレットのサイト
  2. 「新規ウォレットの作成」へ
  3. キーフレーズなどをメモ
  4. コチラの画面に行くと完了

作成した際のキーフレーズは非常に重要なものなので、何らかの安全性の高い方法で保存しておきましょう。

ここまでできたら、Cチェーンと同様の方法でBinanceであれば「AVAX(Xチェーン)」のネットワークを選択した上で、Avalancheの専用ウォレットへ送金しましょう。

ただし、Xチェーンの場合、使用用途が限られるため、Cチェーンへの振替を行う必要が出てくる可能性が高いです。

XチェーンからCチェーンへのAVAXの振替は以下のとおりです。

XチェーンからCチェーンへ

  1. さきほど作成したAvalancheのウォレットへ
  2. 「Cross Chain」へ
  3. 振替先チェーンを「C Chain」へ
  4. 金額を入力
  5. 「確認」へ

これで、AXAXをXチェーンからCチェーンに振替できます。

Cチェーンへの振替が完了すると、MetaMaskなどへの送金が可能になります。

Avalancheでステーキングを行う方法

Avalancheで、ステーキングを行うにはバリデータ(Validate)、デリゲータ(Delegate)という2つの選択肢があります

バリデータで2,000AVAX、デリゲータでは25AVAXが必要となり、少額から気軽にステーキングを行うといったことはできません。

また、Avalancheでステーキングを行うには、Pチェーンへの振替が必要になります。

前述したXチェーンからCチェーンへ振替するのと同様の手順で、Pチェーンへの振替を済ませておきましょう。

  1. Avalancheのウォレットへ
  2. 「獲得する(Earn)」へ

ここまで来ればあとは下記の流れでステーキングを行うことが可能です。

  1. デリゲータへ
  2. バリデーターを選ぶ
  3. 数量や期間などを入力
  4. 「Confirm」へ

Avalancheネットワークへブリッジ

すでにEthereumにある仮想通貨を、Avalancheのネットワークへブリッジすることも可能です。

つまり、Ethereumにある仮想通貨を、Avalanche上で利用できる状態にすることができます。(逆も可能です)

EthereumからAvalancheへのブリッジ手順は以下のとおりです。

  1. Avalancheのブリッジ
  2. ウォレットを接続する
  3. 通貨・振替元・振替先を設定
  4. 金額を入力
  5. 「Transfer」へ

(逆のブリッジは真ん中の矢印をクリックすると、自動的にネットワークが変更される)

Ethereum to Avalancheへのブリッジを行う場合は、ETHがガス代として必要になり、逆の場合はAVAXが必要になります。(ネットワークの切り替えも同様)

また、ブリッジを行う場合であっても、利用に伴ってガス代でAVAXが必要になったりケースが多いです。

そのため、Avalancheのネットワークの利用を考えているなら、AVAXを予め購入しておくのがおすすめです。

SushiSwapを利用できる状態にしてみる

次に、AvalancheのネットワークのSushiswapを利用できる状態にしてみます。

  1. Sushiswap
  2. ウォレットを接続
  3. ネットワークを選択する箇所へ
  4. 「Avalanche」を選択
  5. Avalancheが表示されたことを確認

ここではSushiswapを例にだしましたが、他のプロダクトであってもほとんど同じ手順で利用可能です。

Avalancheの注意点

①複数チェーンが存在するなど全体的に複雑

②全ての機能が利用できるとは限らない

③潜在的なリスクが存在している

これから、Avalancheの注意点についてご紹介していきます。

Avalancheのリスクや利用する上で注意したいポイントを押さえていきましょう。

①複数チェーンが存在するなど全体的に複雑

Avalancheは、EthereumやBSCなどと比較すると若干複雑です。

特に、Cチェーン・Xチェーン・Pチェーンといった複数のチェーンの使い分けに違和感を感じた方もいるかもしれません。

同じAVAXの送金であったとしても、Cチェーン・Xチェーンなどの送金に伴うネットワーク設定などを誤ると最悪の場合、AVAXが失われる可能性も否定できません。

また、各取引所などで対応しているチェーンの送金も異なっています。

AVAXを扱う際には、ネットワーク設定など各チェックを必ず済ませましょう。

②全ての機能が利用できるとは限らない

他のネットワークでも共通していることですが、各プロダクトで全ての機能が利用できるとは限りません。

例えば、Sushiswapでは、EthereumとAvalancheで提供されている機能に以下のような違いがあります。

Ethereum

  • Trade
  • Pool
  • Explore
  • Farm
  • Lending
  • Launchpad

Avalanche

  • Trade
  • Pool
  • Lending

上記はあくまで一例で、各プロダクトによってネットワークによって開放されている機能は異なります。

Sushiswapの例ではTrade(取引)など基本的な核となる機能・サービスは可能となっており、他のプロダクトでも同様の傾向があります。

③潜在的なリスクが存在している

Avalancheには、潜在的なリスクも存在しています。

これは、Avalancheのみに限った話ではありませんが、仮想通貨関連のプラットフォーム・プロダクトには、さまざまなリスクがあります。

例えば、同じようにL1の1つとして注目されているSolanaでは、2022年1月に障害によってネットーワーク遅延などが見られました。


このような技術的な問題は、潜在的にAvalancheでも発生する可能性は十分にあると言えます。

まとめ

この記事では、Avalancheについて解説しました。

Avalancheは、さまざまなL1チェーンが登場する中、注目を集めているプラットフォームの1つです。

SolanaやBSC同様に、これからも動向を注目しておきたいと言えるでしょう。

本記事を参考に是非Avalancheを使ってみてください。

最後までありがとうございました。

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