3/20-3/26 資金調達を実施したプロジェクト 6選

2023/03/30・

あどまん

3/20-3/26 資金調達を実施したプロジェクト 6選

今週は先週分のプロジェクトを含む、合計6個のプロジェクトを紹介します。

数自体は少ないですが、BitKeepなど個人的にもおすすめできるプロダクトが入ってるので、ご参考にしていただけると幸いです。

Gryfyn

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POINTDigital Asset Custodial Wallet to access Web3 experiencesが主導するSeed Roundにて750万ドル調達。他にもLiberty City Ventures, Mind Fund, GameFi Ventures等が参加。

Animoca BrandsとHex Trustが共同で手掛けるカストディアルウォレットソリューション

GryfynはWEB3大手VCであるAnimoca Brandsとコンプライアンスに準拠したデジタル資産管理プラットフォームHex Trustのジョイントベンチャー(合弁企業)です。CEOはAnimoca BrandsのCOOであるArnoldo Concepcion氏が務めています。

誰でもWEB3を通してゲームや教育などあらゆる体験にアクセスでいるようにするためのデジタルパスポートであると紹介されており、まだプロダクトが一般公開されておらず詳細は不明ですが、マルチチェーンでかつ銀行レベルのセキュリティを兼ね備えているとのことです。

すでにMotoGP(ロードレース世界選手権)とのパートナーシップを結んでおり、今後数ヶ月さらにパートナーシップが増えていくとのことで、今まであまりNFTやWEB3に積極的に関わってこなかった企業の参入とそれによる変革に期待したいです。

公式サイト:https://www.gryfyn.io/

Twitter:https://twitter.com/gryfynwallet

OP3N

POINTAnimoca Brandsが主導するSeries A Roundにて2,800万ドル調達。他にもDragonfly Capital, Galaxy Digital, Republic Crypto等が参加。

チャットベースのアプリ「SuperApp」

OP3NはMedia Holdingsの子会社として2021年に立ち上げられました。

クリエイターとファンの関係、そこから得られる体験に変化をもたらすために、最初のプロダクトとしてChatベースのアプリ「SuperApp」をリリースしています。

WEB2で慣れ親しんだユーザー体験とUIを残しつつWEB3のテクノロジーを利用しているとのことで、CEO のJaeson Ma氏いわく「WhatAppとAmazonのweb版」とのことです。サインアップはメールアドレスで可能、ウォレット作成はプラットフォーム側で行ってくれます。

ファンは気軽にクリエイターの作品(NFT)やコミュニティにアクセスして新たな体験を得ることが可能です。

実際に触ってみた感想としてはTiktokに似ているという印象を受けました。

公式サイト:https://op3n.world/communities/now-united

Twitter:https://twitter.com/OP3Nworld_

CCP Games

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POINTa16zが主導するSeed Roundにて4,000万ドル調達。他にもMakers Fund, BITKRAFT Ventures, Kingsway Capital等が参加。

超人気MMORPG、EVE ONLINEを開発したゲームスタジオでブロックチェーンを活用したAAAタイトルに着手

CCP Gamesは「実生活よりも意味のある仮想世界を作成すること」を使命に掲げるゲームスタジオで1997年に立ち上げられました。

その言葉通り、今あるゲームの中でも最も広く深いメタバースを持つと評価されているEVE ONLINEを20年以上開発して今もなお広大になりつづけています。

EVE ONLINE
2003年にリリースされた5000以上の星系からなる広大な宇宙空間を宇宙船で冒険するMMORPG。1000以上の規模で同盟を組むことも可能で、2020年の大晦日には約5600名のプレイヤーが参加する戦争が発生し、被害総額が34万7000ドル(破損されたものを換金した場合の現実世界での価値)になったことでも話題に。相手を倒したこと証明する方法としてNFTが採用されている。

その広大な世界EVEバースを使ってブロックチェーンべースのMMORPG作るために今回の資金調達が行われました。

ゲーム自体はEVE ONLINEやその他のプロジェクトとは別物として進めるとのことです。

サードパーティーの開発を解放し、プレイヤーが新しい方法でゲーム参加できるようにするなど永続性(運営組織がいなくても勝手に続いていくというニュアンスだと思われます)に焦点を当てるそうです。

仮想世界の構築と運営においてこれだけの実績を持つ組織は多くないため、どんなタイトルになるか注目せざるを得ません。

公式サイト:https://www.ccpgames.com/

Twitter:https://twitter.com/CCPGames

Carbonable

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POINTEthereal Ventures, La Poste Venturesが主導するSeed Roundにて120万ドル調達。他にもStarkWare等が参加。

Starknet上のチェーンを活用し、グリーンウォッシュを防止するプロジェクト

Carbonableは「企業が気候変動への貢献活動を行なう際に最適な方法を実行可能にするソリューション」をもたらすためにパリで立ち上げられたプラットフォームです。

「私達は利益で気候変動と戦う」と宣言しており、*グリーンウォッシュを防ぎつつ優れた貢献活動が資金調達に困らないために、ブロックチェーンを活用しています。

*グリーンウォッシュ = コーポレートイメージの向上のために行われた、環境貢献としては効果の薄い、もしくはマイナスである活動のこと

企業や個人は、立ち上げたCO2削減プロジェクトをトークン化して資金を調達したり、逆に投資して資産として管理することが可能となります。現段階で5つのプロジェクトがローンチパッドにて立ち上げられています。

またブロックチェーンの持つ高い透明性と追跡可能性を活かしたリアルタイムレポート(実際にどのくらいCO2を減らせているのか)を実装予定で、これにより中身のない活動に資金が流れることやカーボンクレジット自体の価値が毀損されること防ぎます。

環境問題は重要な課題であるにも関わらず、簡単にイメージアップするためのツールとして利用されている側面もあるため、こうしたプロジェクトによって健全化されることに期待です。

公式サイト:https://carbonable.io/

Twitter:https://twitter.com/Carbonable_io

Discord:https://discord.com/invite/Huspzn4teW

Telegram:https://t.me/+wBP-WGlcMi9lMTRk

Medium:https://carbonable.medium.com/

BitKeep

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POINTBitgetが主導するFunding Roundにて3000万ドル調達。

今回の資金調達によってBitgetの事業に統合されたマルチチェーンウォレット

Bitkeepは2018年にスタートしたマルチチェーンウォレットで800万人以上のユーザーを抱えており、ウォレットの他にもスワップやローンチパッド、NFTマーケットプレイスサービスの提供をしています。

事業が統合されたことで、Bitkeep側はBitgetの技術を使ってサービスの安定性とセキュリティの向上が見込めるとのことです。Bitget側は800万人のユーザーを潜在的な顧客として獲得できたことになり、双方のサービスにとってWin-Winの関係と言えます。

BinanceとSafepalの関係にかなり近く、CEXがウォレットサービスを統合していくケースは今後も見受けられるでしょう。

Bitgetは一昔前はコピートレードの取引所というイメージでしたが最近はサービスの充実と取引量の拡大に成功し、主要取引所の1つと言えるまでになりました。今回の統合でさらなる飛躍に注目です。

公式サイト:https://bitkeep.com/

Twitter:https://twitter.com/BitKeepOS

Discord:https://discord.com/invite/au3GJCe5Wc

Telegram:https://t.me/+EzN4nAFK_UllMTQ1

Medium:https://bitkeepblog.medium.com/

ParticleNetwork

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POINTABCDEが主導するSeed Roundにて700万ドル調達。他にもAnimoca Brands, Longhash Ventures等が参加

電話番号やSMSアカウントでDAppsにログインでできるツールを提供

Particle Connectは開発者向けのSDKを提供し、WEB3へのオンボーディングを促進させることを目的としたプロジェクトです。

最初のコア製品であるParticle Authは、MPCベースのの認証サービスで、高いセキュリティ性を維持したまま既存のウォレットアドレスや電話番号、SMSアカウントでのログインをDAppsに統合できます。

拡張機能のインストールやシードフレーズの管理から解放されより手軽な方法でログイン可能になることで、WEB2ユーザーとWEB3ユーザー双方のコンバージョンを最大64%向上させられるとのことです。

他にもウォレットやNFTマーケットプレイスをDApps統合するサービスやノードサービスを展開しており、これらをフルに利用することで開発者は時間を節約しつつDAppsの最適化および拡充が可能です。どれも数秒や数分かつマルチチェーンで実装できることを売りにしています。

現在はEVMチェーン、Solana、Tronで利用できる他、今月中にはNear、来月中Aptosでもローンチ予定です。

開発側の選択肢が豊富になり、結果的により良いサービスが生まれるきっかけとなることを願います。

公式サイト:https://particle.network/

Twitter:https://twitter.com/ParticleNtwrk

Discord:https://discord.com/invite/2y44qr6CR2

Medium:https://medium.com/@ParticleNetwork

Docs:https://docs.particle.network/


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