コインベースCEOの「予測市場操作」が物議を呼ぶ

2025/11/01・

よきょい

コインベースCEOの「予測市場操作」が物議を呼ぶ

コインベースのCEOであるブライアン・アームストロング氏が、決算発表の場で予測市場の結果を意図的に操作したとして、業界内で議論を呼んでいます。この行為は「無害ないたずら」と擁護される一方、規制下にある金融企業のトップによる「市場操作」だとする厳しい批判も出ています。

この出来事は10月30日に行われたコインベースの第3四半期決算発表コールで起こりました。アームストロング氏はコールの最後に予測市場を追跡していたと明かした上で、次のように述べました。

「コールの終わりまでに確実にこれらの単語を入れるため、ここでビットコイン、イーサリアム、ブロックチェーン、ステーキング、そしてWeb3という言葉を付け加えたいと思います」

この発言により、CFTC(米商品先物取引委員会)の規制下にあるKalshiやPolymarketで取引されていた予測市場の契約が即座に決済。これらの市場は決算発表コール中に特定の単語が言及されるかどうかが賭けの対象でした。アームストロング氏の発言は合計で約9万ドル相当の賭けの結果を確定させました。

この行動への反応は大きく二分しています。予測市場の構築者や暗号資産ネイティブのトレーダーの多くは、これをユーモラスな「いたずら」として好意的に受け止めました。一方で、機関投資家向けの暗号資産運用会社アーカ(Arca)のCIOであるジェフ・ドーマン氏は、この行為を強く非難しました。

法的な観点では、アームストロング氏の行動は現行の規制には抵触しないとみられています。問題となった契約は証券ではなくCFTCのルールもイベントの当事者が結果に影響を与えることを明確には禁止していません。したがって、この問題は法律違反というよりも規制下にある企業のCEOとしての規範や体面に関するものと言えます。

予測市場の設計者らは、そもそもこうした「言及市場」はイベントの当事者が結果を簡単に操作できる設計になっていると指摘しています。アームストロング氏の行動はその仕組みを公然と示したに過ぎないという見方です。

金額の大小にかかわらず、業界のリーダーが市場を意図的に操作できると公言したことが暗号資産市場の成熟度を懸念する機関投資家にどう映るか、その評判への影響が問われています。


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