
ニュース
2026/05/28ビットコイン急落で仮想通貨が総崩れ、約1,500億円清算の裏で起きた異変|米イラン情勢が引き金に
ビットコイン(BTC)が日本時間5月28日朝、数か月ぶりに7.3万ドルを割り込みました。米軍によるイランへの攻撃で中東情勢が再び緊迫し、リスク資産が一斉に売られたことが引き金です。仮想通貨市場全体では24時間で約9.6億ドル(約1,500億円)規模のレバレッジポジションが清算され、今年屈指の清算イベントの一つとなりました。 発端となったのは中東情勢の急変です。米中央軍(CENTCOM)はホルムズ海峡近くのイラン軍事施設を空爆し、商船に向けて発射されたイランの自爆型ドローン4機を撃墜したと発表。米当局者はこの行動を「防衛的措置」であり、先月(4月8日)から続く停戦を維持するためのものだと説明しています。 これに対しイラン革命防衛隊(IRGC)は、攻撃元となった米軍の航空基地を標的に報復したと表明しました。IRGCは「繰り返されれば、我々の対応はより決定的なものになる」と強く警告。隣国クウェートも「敵対的なミサイルとドローンの脅威」に対して防空システムが迎撃にあたっていると発表しており、緊張は周辺国へと波及しています。 さらに米財務省は、ホルムズ海峡を通航する船舶から手数料を徴収しているイランの「ペルシャ湾海峡当局」に新たな制裁を科しました。トランプ大統領は閣議で「海峡は国際水域であり、すべての国に開かれ続ける」と述べ、強硬姿勢を崩していません。これにより、ここ数日積み上がっていた停戦進展への期待は一転して打ち消された格好です。 JUST IN: 🇺🇸🇮🇷 Bitcoin falls under $73,000 after US and Iran launch attacks against each other. pic.twitter.com/Mnzfuk0LYO — Watcher.Guru (@WatcherGuru) May 28, 2026 主要銘柄の値動き BTCはアジア時間28日に一時72,912ドルまで下落し、72,978ドル付近で取引されました。24時間で約3.4%安、過去7日間では約6.3%安となっています。イーサリアム(ETH)は4.2%安の1,976ドルと2,000ドルの節目を割り込み、過去7日間では7.7%下落しました。 主要アルトコインも軒並み下落し、ソラナ(SOL)は80.57ドル(-3.5%)、XRPは1.28ドル(-3.6%)、ドージコイン(DOGE)は0.0979ドル(-3.2%)をつけました。一方で、Hyperliquid(HYPE)は日中4.5%安ながら週間ではプラス圏を維持し、Tron(TRX)も週間で上昇を保つなど、一部の銘柄は底堅さを見せています。 清算面では、CoinGlassのデータで24時間の総清算額は約9.6億ドルに達し、16万7,000人を超えるトレーダーが影響を受けました。このうちロングが約8.97億ドルと全体の約93%を占め、ショートは約6,100万ドルにとどまっています。通貨別ではBTCが3.86億ドル、ETHが2.46億ドルで最も多く、最大の単一清算はHyperliquid上のBTCポジション(1,534万ドル)でした。 なぜ仮想通貨は下落したのか 今回の下落は、典型的な「リスクオフ」の反応です。供給途絶への懸念から原油先物は3%超上昇し、アジア株は軟調に推移、米S&P500・ナスダックの先物も下落しました。原油高・ドル高が進む局面でも、仮想通貨は「安全資産」としては機能せず、株式と同様のリスク資産として売られた格好です。 特に今回は、ロングに大きく傾いていたポジションが裏目に出ました。清算の93%がロングだったことは、多くのトレーダーが停戦進展を見込んで反発に賭けていたことを示しています。5月中旬のレンジ相場で積み上がったレバレッジが、わずか1セッションで一掃された形です。 今後の見通し 市場はここ数週間、イラン関連の報道が出るたびにBTCが7.5万ドルをサポートラインとして底堅く維持してきましたが、今回の攻撃でサポートラインであり、その下値支持が崩れました。状況は依然として流動的で、IRGCが警告する「より決定的な報復」のような追加のエスカレーション報道が出れば、さらに下押しするリスクがあります。逆に新たな悪材料が出なければ、過度な売りの一服から短期的な反発も想定されます。投資家は引き続き、ヘッドラインと清算状況の両方を注視する必要があるでしょう。

ニュース
2026/05/28XRP含み損47%で底値圏?過去サイクルの目標は7.5〜8ドル
XRPの価格下落が続く中、リップルは「Ripple Prime」「Ripple Custody」「Ripple Payments」を通じて機関投資家向け事業を拡張しています。一方でトレーダーの含み損は深刻化しており、Santimentによれば過去30日間の平均含み損は約47%、30日MVRVは2020年12月以来の低水準まで沈んだとされています。 もっとも、米国上場のXRP関連ETFには5月だけで約1億1,700万ドルが流入し、累計は11億2,000万ドルを突破しました。デリバティブ市場では売りが優勢な一方、スポット買いがその売りを吸収する構図が見えてきます。 注目されるのが、XRP Ledger(XRPL)の取引数の周期性です。歴史的に取引数の急増が価格上昇の先行指標となってきたとされ、2019年11月の急増は2021年の約12倍上昇に、2024年7月の急増は2025年半ばの高値3.17ドルへの6倍超上昇に先行しました。 いずれも急増後に冷却・再蓄積期を経て底値が形成される傾向があるとされています。 現在XRPは1.30ドル前後で揉み合っており、2026年4月に観測された取引量スパイクは水面下での蓄積を示唆しています。仮に歴史が繰り返せば、控えめな5倍のマクロ予測でも次の目標圏は7.50〜8.00ドルに位置することになります。 ただしこれは過去サイクルとの比較にすぎず、蓄積期入りか下落途中の踊り場かが今後の焦点になりそうです。 記事ソース:資料

ニュース
2026/05/28“ウォール街の金庫”がブロックチェーン上に|米国株・国債トークン化に道
米国の証券決済の中枢を担うDTCC(預託信託清算機構)が、自社が保管する資産をブロックチェーン上でトークン化する計画を発表しました。対象には米国株や米国債が含まれます。 DTCC and the Stellar Development Foundation announced today plans to enable the tokenization of DTC‑custodied assets on the @StellarOrg network. This collaboration advances DTCC’s multi chain strategy and expands how traditional assets move across digital ecosystems.… pic.twitter.com/bdeX0JmDGY — DTCC (@The_DTCC) May 27, 2026 重要なのは、これが規制の外で進む実験ではない点です。DTCCは2025年12月にSECからノーアクションレター(法執行を見送る趣旨の書簡)を取得しており、DTC保管の現実資産をトークン化するサービスを実装・運用する権限を得ています。 DTCCは米国のほぼ全ての証券取引の決済を裏側で支える機関であり、「ウォール街の金庫」といえます。その本体が動くインパクトは新興のトークン化サービスとは比較になりません。 SECの方針転換と地続きの大きな流れ 今回の動きは米国の規制当局が示してきたトークン化への前傾姿勢と一本の線でつながっています。SECは5月、トークン化株式の取引を可能にする「イノベーション免除」の導入に動き出していました。これが実現すれば証券が分散型取引所でも扱える可能性が開けます。 SECが「ルール」を整えDTCCが「決済インフラ」を用意するという役割分担が見えてきたことで、トークン化は一部の先進事例から市場の標準へと近づきつつあります。 日本の個人投資家にとっても米国株や米国債は身近な投資対象です。それらが将来、トークンとして24時間取引・即時決済される世界が現実味を帯びてきたことは、保有資産の流動性や決済の速さが根本から変わり得ることを示しています。

ニュース
2026/05/28ステーブルコインが過去最高51.3兆円到達、銀行vs仮想通貨の対立激化
世界のステーブルコイン市場規模が過去最高の3,220億ドル(約51.3兆円)に達しました。リアルタイム決済や国境を越えた送金、ドルアクセス需要の拡大が背景にあるとされており、デジタルドルは仮想通貨業界で最も実用化が進む商品の一つに数えられています。一方で、伝統的銀行業界はこの拡大を預金基盤への直接の脅威と捉え始めています。 市場構造は依然として一極集中型で、USDTとUSDCが流通量の80%以上を占めています。発行ネットワークもイーサリアムとTronに集中。一方で、ウエスタンユニオンがSolana上で米ドル建てステーブルコイン「USDPT」をAnchorage Digital Bankを通じて発行するなど新規参入も活発化しています。 Banks are regulated the way they are because of what banks do: lend, transform maturities, run roughly 10:1 leverage, and create credit. GENIUS issuers cannot do any of those things. By statute, they hold cash and short-dated US Treasuries 1:1 against on-demand claims. No loans.… — Faryar Shirzad 🛡️ (@faryarshirzad) May 25, 2026 米国では「GENIUS法」と呼ばれる連邦法が整備され、発行体には1対1の準備資産、月次の独立監査、連邦監督が義務付けられました。この枠組みにより、ステーブルコイン発行体は預金を取り扱う商業銀行とは法的に明確に区別された「全額準備の決済手段」と位置付けられています。 これに対し伝統的金融機関は「トークン化預金」での対抗策を進めています。マッキンゼーによると、機関向けトークン化預金ネットワークは年間4兆ドル超の取引額を扱う見込みで、JPモルガンの「Kinexys」だけで年間1兆ドル超の社内決済を処理しているとされます。法的・規制的枠組みをそのまま継承できる点が銀行側の強みです。 ただし銀行主導のトークン化預金は単一銀行内に閉じた許可型ネットワークが中心で、相互運用性に課題があります。 今後はステーブルコインが「動く通貨」、銀行トークン化預金が「滞留通貨」、中央銀行マネーが「最終決済通貨」として三層構造で共存していく可能性があり、その境界線をめぐる主導権争いが続きそうです。

Press
2026/05/28Bitget、「ゴールを狙え!トレーダーズカップ先物取引大会」を開催! 賞金総額11万USDT&特製金メッキサッカーボールを掴み取れ
Press Released Article ※本記事はプレスリリース記事となります。サービスのご利用、お問い合わせは直接ご提供元にご連絡ください。 2026年5月27日 セーシェル共和国ビクトリア市 — 世界最大のユニバーサル取引所(UEX)であるBitgetは、2026年5月27日(水)より、賞金総額110,000 USDT相当の豪華プールを山分けする「ゴールを狙え!トレーダーズカップ先物取引大会」を開催することをお知らせいたします。 本大会は、世界中のトレーダーがその腕を競い合うエキサイティングな個人戦の先物取引大会です。収益率(ROI)と取引量の2つの主要なランキングを軸に、初心者からプロトレーダーまで誰もが楽しめる4つの多彩なチャレンジと豪華な報酬を用意しています。さらに、取引量トップに輝いた参加者には、Bitget特製の「金メッキサッカーボール」が贈呈されます。 イベント概要 イベント名: ゴールを狙え!トレーダーズカップ先物取引大会 登録期間: 2026年5月27日 15:00 ~ 2026年6月30日 23:59(日本時間) 大会期間: 2026年6月3日 15:00 ~ 2026年6月30日 23:59(日本時間) 対象アカウント: 従来のアカウント(総合取引アカウントは対象外となります) 参加条件: 特定地域のユーザーかつレベル1以上の本人確認(KYC認証)を完了した特定地域のユーザー 4つの豪華賞金プールと注目コンテンツ 大会の賞金プールは、全体の取引量に応じて最大11万USDT相当まで拡大します。参加者はこれらすべてのアクティビティに同時に参加し、それぞれのプールから報酬を獲得することが可能です。 入金特典:20,000 USDTボーナス山分け 期間: 5月27日 15:00 ~ 6月2日 23:59(日本時間) 期間中に5,000 USDT以上の純入金を完了した先着1,000名様に、20 USDTの先物ボーナスをプレゼントいたします。 2. デイリーチャレンジ:毎日の取引でコツコツ獲得 毎日の先物取引量に応じて、最大20 USDT(現物)をその場でプレゼント(先着順・毎日日本時間01:00リセット)。報酬は即座に配布されるため、トレード大会でご活用いただくことも可能です。 3. ROI(収益率)大会:最大10,500 USDT山分け 「ROIリセットカード」を導入: 本大会では、取引量に応じて最大7枚の「ROIリセットカード」が獲得できます。もし途中で損失を出してROIがマイナスになっても、カードを使うことでROIをゼロにリセットし、何度でも上位ランキング(上位80名)に再挑戦できる画期的なシステムを採用しています。 4. 取引量大会:最大59,500 USDT山分け + 特別報酬 大会中の総先物取引量を競い、上位100名に報酬が配布されます。取引量1位を獲得し、かつ1,000万 USDT以上の取引量を達成したトレーダーには、特別報酬として「Bitget特製 金メッキサッカーボール」を贈呈いたします。 大会の詳細および参加登録はこちらのページをご覧ください。 Bitgetのご紹介 Bitgetは世界最大のユニバーサル取引所(UEX)であり、1億2,500万人以上のユーザーに200万以上の暗号資産トークン、100種類以上の株式トークン、ETF、コモディティ、FX、金などの貴金属のTradFi市場へのアクセスを提供しています。このエコシステムは、取引実行を補助するAIエージェントを活用して、ユーザーがよりスマートに取引できるよう支援しています。Bitgetは、ラ・リーガやMotoGP™との戦略的パートナーシップを通じて暗号資産の普及を推進しています。Bitgetはグローバルインパクト戦略に基づき、2027年までに110万人へのブロックチェーン教育支援を目的としてUNICEF(ユニセフ)と提携しました。Bitgetは現在、世界150の地域で業界最低の手数料と最高の流動性を提供し、株式トークンを取引できるTradFi市場をリードしています。 詳細はこちらをご覧ください:ウェブサイト |X(Twitter) | Telegram | LinkedIn | Discord メディアお問い合わせ先:[email protected] リスク警告:デジタル資産価格は変動しやすく、大きなボラティリティに見舞われる可能性があります。投資家は、損失を許容できる資金のみを割り当てることをお勧めします。投資の価値は影響を受けることがあり、財務目標が達成されなかったり、投資元本を回収できなかったりする可能性があります。必ず専門家のアドバイスを受け、ご自身の投資経験や財務状況を考慮した上で慎重に判断してください。過去のパフォーマンスは、今後の成果を保証するものではありません。Bitgetは、発生する可能性のある損失について一切の責任を負いません。ここに記載されているいかなる内容も、財務上の助言として解釈されるべきものではありません。詳しくは利用規約をご覧ください。

ニュース
2026/05/28イーサリアムがトークン化資産の過半を独占|157億ドルで首位
米ベンチャーキャピタルa16z cryptoは、トークン化資産のネットワークごとのシェアを公開。イーサリアムがトークン化資産価値全体の半分以上を占め、首位に立っていることが判明しました。 Ethereum still dominates tokenized assets, consistent with its headstart in DeFi and institutional adoption. Ethereum: $15.7 billion BNB Chain: $4B Solana: $2.2B Stellar: $1.7B Liquid Network: $1.5B XRP Ledger, ZKsync Era, Arbitrum: ~$1B each Rather than converging around a… pic.twitter.com/Qcxfxzruep — a16z crypto (@a16zcrypto) May 26, 2026 ネットワーク別の内訳では、イーサリアムが157億ドルで突出しており、次いでBNBチェーンが40億ドル、ソラナが22億ドル、ステラが17億ドルと続きます。さらにXRP Ledger、ZKsync Eraがそれぞれ約10億ドル前後となっています。RWA(現実資産)とは、米国債や株式などの現実世界の資産をブロックチェーン上でトークン化したものを指します。 注目すべきは、トークン化資産が単一のチェーンに集約されていない点です。a16z cryptoは資産が一つのブロックチェーンに収束するのではなく、複数のエコシステムに分散して広がっていると指摘。その背景には、コスト、流動性、コンプライアンス(法令順守)要件、そして市場開拓における関係性といった、さまざまな基準があるとしています。 トークン化市場の拡大とともに、ネットワークごとのすみ分けが今後の各チェーンの位置づけを左右していきそうです。

ニュース
2026/05/28グーグルもマスターカードも参入、AI決済の「承認の委任」競争
AIエージェント向け決済プロトコル「x402」の月間取引件数が、2026年5月に289万件まで回復。平均取引額は0.52ドルと小さく、APIやデータ、計算リソースの利用に対する小額自動決済が中心になっているとされています。 現状の最大の課題は「承認の委任」だと指摘されています。ウォレット側で1回ごとに人間が確認を行う設計のままでは5〜15秒の確認作業が積み重なり、月間で4,000〜12,000時間の摩擦コストが発生する計算になります。0.01ドルのAPI課金に対しては、確認の人件費が取引額を上回る逆転現象が起きている形です。 これに対しグーグルは「AP2」をFIDOアライアンスへ寄贈し、価格上限・期間・行動範囲を定めた「マンデート」をAIエージェントに発行する仕組みを進めています。マスターカードは「Verifiable Intent」で改ざん耐性のある意図記録を、StripeとTempoは「MPP」セッション機能で多数の少額決済を1回の承認で処理する仕組みを構築中とされています。 5月26日にローンチされたBase MCPは、AIエージェントが残高確認・送金・スワップ・x402決済まで提案できる一方、書き込み操作には毎回ウォレット承認を必要とする設計です。エージェントが「提案」はできても「自律的に支払う」ことができないという、現在の構造的な壁を浮き彫りにしました。 AIエージェントは多くの分野から注目を集めている領域ですが競争も激化しており、実用的な信頼基盤の整備がスケールの鍵になりそうです。 記事ソース:資料

ニュース
2026/05/28イーサリアム、勝負の12カ月|プライバシー機能で30%安挽回なるか
イーサリアム開発陣が、ネットワークへのプライバシー機能の組み込みを急いでいます。背景には、ETH価格が年初来で約30%下落し32万円付近で推移する一方、Zcashなどプライバシー特化の仮想通貨が大幅な上昇を見せている市場環境があるとされています。 Super bullish on the privacy push for Ethereum but it needs to happen in a reasonable (<12 month time frame) or it effectively doesnt matter. Ethereum now more than ever is in a race on the product side, and its competition is EXTREMELY well-funded, motivated, and has all of the… https://t.co/TVQmuadS8O — Tom Dunleavy (@dunleavy89) May 26, 2026 共同創設者のヴィタリック・ブテリン氏が「サイファーパンク的なプライバシーを加速する」よう開発者に呼びかけたことも、議論を一気に活発化させました。 Varys Capitalのトム・ダンリービー氏は「12カ月以内に実装できなければ意味がない」と述べ、開発スピードが鍵だと指摘しています。ブロックチェーン収益はSolana、Tron、Hyperliquidなどの競合へとシフトしつつあり、ETHの優位性は揺らいでいると見られています。 ブテリン氏のロードマップは、アカウント抽象化とFOCIL(検閲耐性の強化)、鍵付きナンス(取引の関連付けを難しくする仕組み)、アクセス層プライバシーの3領域が中心です。さらにイーサリアム財団支援のオープンソースツールキット「Kohaku」は、既存ウォレットへプライバシー機能を組み込み、Railgunなどのシールド型プロトコルとの連携も視野に入れているとされています。 イーサリアムは依然として3,500億ドル以上の資産がトークン化された巨大基盤を持ちますが、機関投資家のトークン化用途では「すべてが可視」の設計が障壁となっています。 今後1年で実用的なプライバシー製品を提供できるかが、ETHの基盤通貨としての立ち位置を左右しそうです。

イベント
2026/05/28OffChain Tokyo x Kaia 参加レポート|アジア発Layer1「Kaia」が語る実利用とエコシステムの広がり
2026年5月20日(水)、WeWork the ARGYLE aoyamaにて、Web3 Tokyo主催のミートアップイベント「OffChain Tokyo x Kaia」が開催されました。 OffChain Tokyoは、Web3 Tokyoが日本におけるコミュニティ形成の一環として開催している交流イベントです。 今回の東京ミートアップでは、アジア市場を中心に展開するLayer1ブロックチェーン「Kaia」を迎え、Kaiaの紹介、Q&A、交流を中心とした内容で実施されました。 Kaiaとは KaiaはLINEおよびカカオのブロックチェーン事業を基盤として誕生した、アジア発のEVM互換Layer1ブロックチェーンです。 LINEやカカオトークといった大規模なユーザー接点を背景にWeb3をより多くの一般ユーザーへ届けることを目指している点が特徴です。高速なトランザクション処理やユーザーのGas代負担を軽減できるGas Delegation機能などを備えており、実利用を意識したブロックチェーンとして展開されています。 近年はMini Dappエコシステムに加え、ステーブルコイン、決済、送金、RWAなどの領域にも取り組みを広げています。 Hailey Yang氏が登壇、日本と韓国をつなぐ視点からKaiaを紹介 ゲストスピーカーとして登壇したのは、KaiaのBusiness Development ManagerであるHailey Yang氏です。 Hailey氏はKaia参画以前に日本のWeb3政策やデジタル資産規制を取材するジャーナリストとして活動しており、2023年には日本のWeb3動向を韓国市場に紹介していました。また、2025年には韓国国会において日本のデジタル資産市場の概況について政策関係者・業界関係者向けに発表を行った経験もあります。 日本と韓国の両市場に対する理解を持つHailey氏の登壇はKaiaが単なる技術プロジェクトではなく、アジア全体のデジタル資産エコシステムにおける橋渡し役を担おうとしていることを感じさせるものでした。 特にKaiaはLINEベースのMini Dappエコシステムとアジア圏における大規模ユーザー接点を活用している点が特徴です。Web3において「いかに一般ユーザーへ届けるか」は常に大きな課題ですが、既存のメッセージングアプリを起点としたユーザー接点は今後の実利用拡大において重要な要素になると考えられます。 Q&Aと交流を中心にした、コミュニティ型ミートアップ イベントの流れはKaiaの紹介、質問タイム、交流という構成でした。 大規模カンファレンスのように情報量を詰め込むのではなく、参加者がプロジェクトについて直接質問し、その後のネットワーキングで関係者や参加者同士が会話できる設計になっていた点が印象的です。 Web3領域ではプロジェクトの公式発表やSNS上の情報だけでは伝わりきらない温度感があります。特にLayer1やエコシステム系のプロジェクトでは、技術的な特徴だけでなく、どの地域でどのようなユーザー接点を持ち、どのようなパートナーと実利用を広げていくのかが重要になります。 今回のようなオフラインミートアップはプロジェクトの最新情報を知るだけでなく、参加者がその場で疑問をぶつけ、関係者と直接つながれる貴重な機会になっていました。 スポンサー各社も参加、アジアのWeb3ネットワークを感じる場に 今回のイベントは、Pundi X、Bitcoin.com、OKJ ( オーケーコインジャパン株式会社 ) の支援により開催されました。 Pundi Xは実店舗でブロックチェーン上の取引を可能にするPOSソリューション「XPOS」を開発してきたプロジェクトであり、2024年からはAI時代のデータ流通をブロックチェーンで支えるPundiAIプロジェクトを推進しています。Bitcoin.comはメディア、教育コンテンツ、DeFiサービスなどを提供する総合プラットフォームとして紹介されています。また、OKJはOK Groupの日本法人として、暗号資産取引サービスを運営しています。 Kaia、Pundi X、Bitcoin.com、OKJといった参加・支援企業の顔ぶれからも、今回のイベントが単なる国内ミートアップにとどまらず、アジアを中心としたWeb3ネットワークの広がりを感じさせる場であったことがわかります。 Crypto Timesとして見た、Kaiaエコシステムの今後 Crypto TimesではこれまでもKaiaに関する実践記や解説記事を通じて国内ユーザーに向けた情報発信を行ってきました。 KaiaはLINEを起点としたMini Dappエコシステムやアジア圏における大規模ユーザー接点を持つ点で、日本市場においても注目度の高いプロジェクトです。特に、ステーブルコイン、RWA、決済、送金といった実利用に近い領域へと広がっている点は今後のWeb3普及を考えるうえでも重要なテーマになると考えられます。 また、今回のようなミートアップは国内ユーザーや事業者がプロジェクトの考え方に直接触れられる機会として大きな意味を持ちます。SNSやドキュメントだけでは伝わりにくいプロジェクトの温度感や日本市場への向き合い方を知るうえでも、オフラインイベントの価値を改めて感じる時間となりました。 まとめ:Kaiaの日本市場における接点を感じるミートアップ 「OffChain Tokyo x Kaia」はKaiaの取り組みを日本のWeb3コミュニティに紹介し、参加者同士が直接交流できるミートアップとして開催されました。 Kaiaが持つLINE・カカオトーク由来のユーザー接点、EVM互換Layer1としての技術的特徴、ステーブルコインやRWAを含むオンチェーン金融インフラへの展開は、今後のアジアWeb3市場において重要なテーマになっていく可能性があります。 今回のイベントはKaiaの現在地を知るだけでなく、日本市場における今後の広がりを感じさせる機会となりました。















